猫
2021年07月12日
最近のシルバニアファミリーが、何だかスゴイことになっているというのは、薄々気づいていたのですが…
ちょっと(小説の資料として)調べてみて、びっくりしました。
まさか、ネコだけでこんなに種類があるとは…
種類が、ただの「黒猫」や「白猫」ではなく、どことなくメルヘンな名前になっているあたり、夢があります。
(でもシマネコさんは、シマネコさんなんですよね…。)
個人的には、耳がちょこんと折れたメイプルネコさんがツボです。
(なので、小説に登場させているマスコットキャラも、密かにメイプルネコさんがモデルになっています。)
…ですが、驚くのはまだ早いのです。
ごく最近発売されたシルバニアファミリーの新キャラクターは…
なんと、ポニーなのです!
(最近、ユニコーンが流行っているからでしょうか…?)
しかも、長いタテガミをスタイリングできる仕様…。
最近のシルバニアファミリーは攻め過ぎです。
しかも7月にはアヒルさんも発売されるようです。
(ちなみにシルバニアファミリーを“資料”として使っているのは、pixivさんに掲載している乙女ゲーム風小説「選帝のアリス」です。あくまで小説に出すマスコットキャラの“参考”にするはずが、ミイラとりがミイラに…な感じで、うっかりその魅力に取り憑かれつつあるのはナイショです(←特に、ミニチュアな家具や雑貨が、精巧過ぎて…)。ちなみに、「花咲く夜に君の名を呼ぶ」の時にも、うっかり埴輪にハマりかけたり…。)
ちなみにシルバニアファミリー、BSでCGアニメ(?)のミニ番組を放送していたのですが…
他のドラマやアニメは5倍で録画しているのに(←画質にこだわらないので、容量の軽さ重視)、この番組とPUIPUIモルカーだけは3倍で録画していたのはヒミツです。
mtsugomori at 21:59
2020年02月08日
この絵本、新聞広告に載っていた時から、妙に気になっていました。
その後、たまたま本屋で見つけ、手に取ってパラパラとページをめくり…
我慢できずに買ってしまいました。
まず目に飛び込んでくるのが、妙に存在感のある猫の絵です。
この絵、「ネコヅメのよる」の作者と同じ町田尚子さんが描いているのですが…
「ネコヅメのよる」が猫の(良い意味での)不気味さ(←ミステリアスさとも言う)・野性味を表しているのに対し、この絵本の主人公の猫には、ノラの猫の“かなしさ”が漂っている気がします。
よく見ると鼻のあたりに他の猫に引っ掻かれたような傷があるところや、どこか怯えているようにも見える上目づかいの大きな瞳…
思わず抱き上げて「よしよし」と頭を撫でてあげたくなるような存在感があります。
何よりこの絵本、ストーリーが胸に刺さるのです。
文章はひらがなばかりで、描写もほとんどなく、一文一文はごくごく短く書かれています。
けれど、それでも主人公の猫の心情がひしひしと伝わってきます。
最初のうちは、町で暮らす他の猫たちの様子が丁寧に描かれ“ほのぼの”した雰囲気なのですが…
ページが進むうちにだんだんと、町の猫たちと主人公の猫との“違い”、そしてその“かなしさ”が描かれてきます。
短いひらがなの文章では、その哀しささえも、特に感情を籠めずに淡々と描いているのですが、それが余計に、読み手を哀しくさせます。
なので、最後のシーンでその哀しさが救われた時、思わずホロリとしてしまいます。
さらには、この絵本、細かいところに遊び心があります。
本屋さんのシーンで描かれた本の中に「ネコヅメのよる」の絵本があったり…
表紙の裏と裏表紙の裏に、それぞれ同じ猫たち(と犬)の絵が使われているのですが、表紙の裏には無かった「猫の名前」が裏表紙の裏には描かれています。
(絵本本編に出て来る猫たちも載っているので、探すと楽しいです。)
さらには奥付の作者と画家の紹介文に、それぞれの方が飼っている猫の名前が載っています。
この絵本の主題が「ねこのなまえ」なので、そういう演出がまた心憎くて素晴らしいです。
mtsugomori at 20:20
2019年07月28日
おとぎ話や民話、昔話の類が好きで、さらに猫が好きなら、こんな本はいかがでしょうか。
↓この本は外国の民話の中から猫に関するものを集めてまとめた本です。
ヨーロッパで猫と言うと、魔女の使い魔とされて嫌われていただとか、キリスト教では好色・怠惰の象徴とされているといったマイナスのイメージが多かったのですが、この本を読んでみると「意外とポジティブなイメージもあったんだなぁ」ということが分かります。
(もちろんマイナスなイメージそのままの昔話もあるのですが…。)
あくまでも“民話”を集めたものですので、中には「オチは?」「それで終わり?」と言いたくなるような話もあります。
(たった2行のお話もあったりしますし…。)
ただ、民話だけあって、読んでいると当時のヨーロッパの生活風景が見えてくるようですし、当時の人々が猫をどんな風に見ていたのかも分かるような気がします。
また、民話だけでなく、合間合間にはさまれたコラムで、ヨーロッパ、アイヌ、韓国、日本等、様々な地域の猫の話についての考察もまとめられています(もっとも韓国は猫というより「虎」の話になっていますが)。
(その他、アイルランドの僧が書いた写本の余白に書かれた猫の詩「白猫パンガー」に関する話や、マザー・グースに登場する猫の話などもコラムに載っています。)
個人的には猫の由来を語るアルメニアの民話が何となく好きです。
ライオンの鼻の穴からネコがスポーンと飛び出す様子を想像するとほのぼのと笑えてきますし、魔女狩りの時代には悪者扱いされていた猫が“祝福されたもの”として扱われているのも癒されます。
民話集ですので、現代のエンタメ小説のように「ストーリーを楽しむ」ものではなく、どちらかというと「雑学を深める」という感じの本になりますが、1話1話が短いので、スキマ時間に暇つぶしなどで読んでいくのに良い本かと思います。
猫がお好きなら、たまにはこんな本で猫雑学を深めてみてはいかがでしょうか。
続きを読むmtsugomori at 10:02
2018年06月22日
今回ご紹介するのは、この絵本です。
↓
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絵本というものには、ストーリーを楽しむという面と、絵を楽しむという面とがあると思うのですが、この絵本は特に絵を楽しむという面が大きいと思います。
(ストーリーも、クライマックスで“理由”が分かるまでは「ん?なんだ?」と思わせられる、ちょっとスリリング(?)で興味を惹かれる展開ですが。)
この絵本は、とにかく猫の、いかにも“猫らしい表情”や姿を、どこまでも追いかけて眺めて(愛でて)楽しむための絵本だと思います。
この絵本には人間は出てきません。
猫と夜の風景だけです。
一匹の猫をどこまでも猫と同じ目線で追いかけていって、一緒に猫の集会を楽しむ、そんな絵本だと思います。
(終盤の、猫がいっぱい集まっている光景はなかなかに圧巻です。)
また、猫の絵というと、マンガやコミック・エッセイなどではデフォルメされていることも多いですが、この絵本の猫は「ああ、本当に猫だなぁ」と頷けるほどに、かなり“猫”です。
ストーリーは、大人が一通り最後まで読めば「あぁ、な~んだ、そういうことかぁ」となるようなシンプルなものです。
ただ、この絵本の魅力は、猫という神秘的な生き物と、“夜の町”という暗くてちょっとだけ怖いような不思議な雰囲気のある場所の組み合わせが醸し出す、独特の雰囲気と世界観にあるのだと思っています。
猫好きな方はぜひ一度、この猫と一緒に夜の町を歩いて、猫たちと一緒に月光浴を楽しんでみてはいかがでしょうか。
mtsugomori at 07:02
2018年06月17日
ブログ・タイトルに「猫を添えて」と入れているわりに、今まで猫グッズが紹介できていなかったので、今回は我が家で最も使用頻度の高い猫グッズをご紹介します。
それがこちら。
↓
我が家はトイレの後ろの壁際に、ちょっとした物を置くスペースがあり、そこに予備のトイレットペーパーを置いているのですが、腰の曲がった祖母だと急に紙が足りなくなった時に、そこまで手が伸ばせないということで、どうせならカワイイ猫の形のものをと、このトイレットペーパー・ホルダーを購入しました。
…で、取り付けてみたのですが……
我が家の狭いトイレだと、なかなかに存在感がスゴイです。
黒猫のつぶらな青い瞳に見つめられている感じに、当初はビミョウに戸惑いましたが、慣れてくると可愛くて癒されます。
顔の部分と、予備のトイレットペーパーを入れる胴体部分と、2つのパーツに分かれていて、マジックテープで接着するようになっているのですが、このマジックテープの接着は、使っているうちにだんだん弱くなってきて、トイレットペーパーの重みで取れそうになってきました…。
仕方がないので後で安全ピンか何かで留めようと思っていたら……知らないうちに祖母が黒い糸で縫い合わせて、取り外し不可能な状態になってしまっていました…
このホルダーはいろいろなバリエーションがあって、黄色のトラ猫タイプにも惹かれたのですが、「黒なら汚れが目立たないかな」と思い、黒猫タイプを購入。
しかし実際には白っぽいホコリが溜まってきてしまい、結局は薄汚れてきてしまいました。
ぬいぐるみのようなフワフワもこもこ生地なので、洋服のエチケット・ブラシのようなものでも使えば綺麗になるのかも知れませんが……
mtsugomori at 16:48