2022年05月
2022年05月29日
いつもこのブログやサイトの参考文献コーナーをご利用いただいている皆さま、どうもありがとうございます!
この数年の間に少しずつアフィリエイト(Amazonアソシエイト)の金額が増えていきまして…
先頃やっと「Amazonギフト券の最低支払金額」である500円を超えましたので、584円分のギフト券が(メールで)届きました!
さっそくそのギフト券で購入させていただいたのが、コチラです。
↓
「記者ハンドブック」という名前ですが、中身はいわゆる「用字用語辞典」…漢字の使い分けや送り仮名の正しい使い方などを載せた辞典です。
ギフト券分をだいぶオーバーしていますので、自腹部分がかなり大きいのですが…こういう機会でもないと、こういう「ちょっとお高い書籍」にはなかなか手が出せませんので、とても助かりました。
この本、大部分が「用字用語辞典」であることには違いないのですが、プラスアルファでついている情報がかなり実用的で役に立ちます。
「マスコミ関係者が記事を書く際に使えるように」と作られているため、そういう「記事の書き方(記事のフォーム)」はもちろん、現代日本の「ことば」にまつわる様々な情報・使い方が載っています。
たとえば「誤りやすい語句」「全国の市名・区名」
「紛らわしい地名や会社名の正式な表記(実は「キャノン」ではなく「キヤノン」な例の会社さん等…)」
「使えない『登録商標』の代わりに何と言い換えたら良いのか」
「法律関連用語」「病名」「身体諸器官」「主な計量単位」
「運動用語」「様々な略語(「APEC」は何の略か…など)」
「中国略字表」「外国の地名・人名の表記例」
「年号と西暦の対照表」などなど…。
特に自分が注目して「これがあるからこの書籍を選んだ」という項目があるのですが…
それは「差別語、不快語」に関する項目、そして「ジェンダー平等への配慮」という項目です。
今の時代、ちょっとでも「配慮に欠けた言葉の使い方」をしようものなら、たちまち炎上騒ぎが起きます。
しかし「その立場にない人間」が「その立場の人間の気持ち」を察するというのは、「知識」や「高い想像力」がなければ、なかなか難しいことなのではないでしょうか?
(人はどうしても「自分」をモノサシに物を考えがちで、「自分とは異なる立場の人間」の気持ちは「思考の死角」になりやすいものです。)
しかし、あらかじめ「どういう言葉が『差別』『不快』と捉えられるのか」「どういう配慮が求められるのか」を学んでおけたなら、少しはそういった炎上リスクが回避できるのではないでしょうか?
…まぁ「小説の中だと普通に使われている言葉だなー…。どうしようかなー…」という単語が結構あって、今後悩みの種になりそうな気もするのですが…。
mtsugomori at 13:10│辞書・事典・大和言葉