切ない

2020年01月12日

自分は、ホラーやスプラッタが苦手です。
 
(TVドラマの手術シーンですら目を背けるタイプです。)
 
なのにミステリーは読む(しかも結構好き)のですが…
 
そんな自分が新作を見かけるたびに「買おうかどうしようか」本気で迷う作家が乙一さんです。
 
ミステリーとしての構成伏線の張り方は恐ろしく好みなのです。
 
特に、何げない描写の中に伏線を仕込んでくるあたりがゾクゾクします。
 
ただ…内容に結構ホラーな感じのものが多く、そこが苦手なのです。
 
デビュー作からして「夏と花火と私の死体」で終始死体が出っ放しですし…。
 


 
しかし、時にはそんなホラー要素の一切無い「ほのぼの」だったり「ハートウォーミング」だったり、時に「切ない」作品があったりするのです。
 


 
 

 
殺人事件やサスペンス要素が無い分、そういうミステリーが好きな方には物足りないかも分かりませんが、自分はどちらかと言うと、そういう「怖い場面無し」の小説の方が好きです。
 
内容が「ほのぼの」でも伏線の回収が見事な点は変わりませんし。
 
それと、この作家さん、他のミステリー作家さんと比べて全体的な文章ボリュームが少ないあたり「よくこんな短い小説にまとめられるなぁ」と驚嘆します。
 
自分が乙一さんの作品を読み始めた頃は、自身の創作活動長編癖に悩まされていたので余計に…。
 
実は、そういうテクニック(伏線の張り方や短い小説にまとめる技術)、結構、自分の創作にも参考にさせていただいていたりします。
 
かなり勉強になって、ありがたいです。
 
(乙一さんに限らず、様々な作家さんの作品からテクニックを学ばせていただいていますが、伏線の張り巡らし方では特に。)





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