AKB大島裕子&前田敦子

AKB48の総選挙がついに開票が行われ、最終結果が発表されました。

一年間センターを守ってきた、前田敦子が大島優子に最後の最後で逆転される大波乱の政権交代となったようです。

前田敦子「悔しい」 大島優子「うそのよう」 AKB48選抜総選挙

☆17thシングル選抜メンバー(12位までにTVや雑誌への出演権)
1位 大島優子(31,448票)
2位 前田敦子(30,851票)
3位 篠田麻里子(23,139票)
4位 板野友美(20,513票)
5位 渡辺麻友(20,088票)
6位 高橋みなみ(17,787票)
7位 小嶋陽菜(16,231票)
8位 柏木由紀(15,466票)
9位 宮澤佐江(12,560票)
10位 松井珠理奈(12,168票)
11位 松井玲奈(12,082票)
12位 河西智美(11,080票)
13位 高城亜樹(11,062票)
14位 峯岸みなみ(9,692票)
15位 小野恵令奈(9,468票)
16位 北原里英(8,836票)
17位 秋元才加(8,049票)
18位 佐藤亜美菜(6,921票)
19位 指原莉乃(6,704票)
20位 仲川遥香(6,567票)
21位 宮崎美穂(6,371票)


まあ、これが単なる電リク的なノリのものなら全然構わないんですけど、第一回の内輪的なノリと違って業界への影響力がハンパないレベルにまでうっかり成長しちゃったもんですから、

ガチ過ぎて笑えません!


このイベントから垣間見えるのは、秋元康の変態性と「やはり秋元は天才だ」ということです。


▼モーニング娘。に見る、スターシステムの光と影

このAKB48の総選挙を語るには過去のアイドルグループに目を向けねばなりません。

かつて、モーニング娘。というアイドルグループがいました。テレビ東京のオーディション番組からデビューし、デビュー当初は目立たない日陰アイドルでしたが、「スターシステム」導入後、目覚ましい発展を遂げました。

≪モーニング娘。スターシステム変遷≫

みんなで頑張ろうね☆

安倍なつみと愉快な仲間たち

ゴマキと愉快な仲間たち

辻・加護と愉快な仲間たち

藤本美貴と愉快な仲間たち


ここまで来れば、すでにスターが五人。グループとしては盤石です。実際、この時期のモーニング娘。は確かに凄かった。シングルを出せばトップになるような状態でした。

しかし、現在人気が凋落したのは何故か。それは五人スター体制の居心地良さに甘え、スター追加の手を緩めてしまい、主要スター脱退のインパクトに堪えられなかったことが原因だと考えられます。モーニング娘。の魅力は強烈な倍率のオーディションを勝ち抜いたスターによって支えられていたのです。そのオーディションの露出もASAYAN終了とともに倍率は一気に低下。そして、スターが生まれなくなったのです。


▼AKB48が急ぐポスト前田敦子戦略

これをアイドルビジネスの鬼・秋元康が学習していないはずがありません。

この一年間、AKB48にとっては躍進の一年でした。
センターとして圧倒的な人気を獲得した前田敦子を中心に美少女ヒエラルキを形成。良くも悪くもAKB48は「前田敦子と愉快な仲間たち」として人気を博しました。その活躍はファンならずとも知るところです。

しかし、このまま前田敦子中心のグループになってしまうと、彼女に何かがあった場合、AKB48終了のお知らせが高らかに鳴り響くことになってしまいます。前田敦子も女の子。いつイケメン男子とのスキャンダルに巻き込まれるかは分からないのです。

それを防ぐため、そして、ファンの裾野を広げるためにもニュースターの誕生が急務だったのです。

今回の総選挙で票の操作が行われたかどうかは定かではありませんが、明らかに出来過ぎた政権交代劇は、ニュースターの誕生という側面と、メインスター二人体制への移行を果たすという二つの効果があります。これこそが秋元康が巧妙に仕組んだヒットの法則なのです。
おそらく、次回の総選挙ではさらなるニュースターが誕生することでしょう(大島V2は無い)。

スター二人体制に移行した、「前田敦子&大島優子と愉快な仲間たち」の活躍に注目です!
そう考えると、差し詰め篠田麻里子は「矢口真理」ポジションか。
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