逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

不必要な甲状腺摘出手術(傷害罪)を行っている福島県??

2013年04月09日 | 放射能と情報操作

『福島県、3万8千人中で小児甲状腺癌3人目の摘出手術』

小児甲状腺癌の検査を行っていた福島県健康管理調査検討委員会が2月12日の北朝鮮核実験によるマスコミの大騒動に紛れて、翌日の13日に『3人目の小児甲状腺癌が判明』と一般市民に見つからないように密かに発表するが、事実は3人の小児甲状腺癌を摘出手術を行っていた。
福島県当局は発表で何故か、『甲状腺を摘出した』とは言わず、『甲状腺がんと確定した』と発表していたのですね。
一般の市民感覚とか常識とは大違いである。福島県の『癌が確定した』の意味とは、『手術で全摘出』だった。
震災当時18歳以下対象の甲状腺検査を3万8千人に実施。このうち76人がエコー検査等で癌の疑いがあるとされ、注射針を刺して直接細胞を抽出して検査する2次検査(細胞診)で10人が甲状腺がんと判明していた。
本来ならマスコミ報道は、小児甲状腺癌の摘出数(3人目)ではなくて『福島県が小児甲状腺癌10人目を発表』となる筈である。
福島県、政府やマスコミは、何とかして3万8千人中で小児甲状腺癌10人発症の異常事態を隠したかったのでしょう。市民がパニックにならないように小さく描きたいとの動機からの情報操作(印象操作)である。

『福島県公式発表+マスコミやネット情報(安全宣伝)=摘出手術は不必要?』

福島県での3万8千人中で小児甲状腺癌10人発症の異常事態に対して、大手マスコミの公式報道とインターネット上での情報宣伝で『異常事態ではない。普通のことである』、小児甲状腺癌は『危険ではなく、安全である』との悪質極まるプロパガンダが流されている。
不思議な、このネットやマスコミ報道での金太郎飴のような同一の『小児甲状腺癌は危険ではない。安全である』が正しいと仮定するなら、成長期の子供の甲状腺を切り取るなど不必要であるばかりが危険であり負担が大きい。
全摘出手術をうけた子供たちの首には術痕が残り、生涯にわたって薬を飲み続けなければいけないのである。
暴力団組員に頼まれた医師が指の切断手術を行い警察に傷害罪で逮捕されているが当然である。
たとえ当人の同意や依頼があっても、医療上の必要が無いのに医師が患者の指を切れば傷害罪(15年以下の懲役又は50万円以下の罰金)が成立する。
1980年に埼玉県所沢市で発覚した富士見産婦人科病院事件では、超音波(エコー)検査で子宮がんと診断し子宮や卵巣の摘出手術が行われたが、健康な子宮や卵巣も摘出していた可能性が疑われ医業停止6ヵ月の処分を受け、最終的に院長は医師免許を剥奪されている。
当時の検察庁は『手術の目的の相当性に疑いが残る』が『病院という特殊な場での立件は困難』として刑事では不起訴とされるが、民事訴訟では摘出手術をした医師側が敗訴し莫大な賠償金を支払っている。

『安全神話の嘘VS集団傷害事件との二者択一』

もしも、東大病院の中川准教授やネット空間での『安全安心。危険はない』との小児甲状腺癌安心神話が正しいなら、今の福島県が故意に引き起こした傷害事件であり、医療行為ではなく立派な刑法犯罪である。
細胞診で陽性とされた(ガンが判明した)子供たちの甲状腺の全摘出を行っているのは、医学的に見て小児甲状腺がんが『危険である』『早期に手術が必要』と判断したからではないのか。
仮にも、小児甲状腺癌は安全安心『危険はない』とすれば、『不必要な摘出手術を行っていたのではないか』と疑われ、乱診乱療と断定された30年前の富士見産婦人科事件と同じ。
今のように見つかり次第すぐさま甲状腺摘出手術を行っているのは、困ったことに『間違いである』となってしまう。
『小児甲状腺癌は怖くない。安心安全』なら福島県の県民健康管理調査とは、医療の名を騙る集団『傷害事件』ですよ。
答えは果たして何れであろうか。
今までどうりの一般常識がやはり正しくて、『小児甲状腺癌は恐ろしい』となるのか。
それとも福島県をあげての『傷害罪の大量発生』との、とんでもない大スキャンダルとなるかの二つに一つ。
『何れか』一つしか真実はないのである。

『極悪利権集団原子力村の東大話法 20の規則』

(1) 『自分の信念』ではなく、『自分の立場』に合わせた思考を採用する。
(2) 自の立場の都合のよいように、(自分勝手に)相手の話を解釈する。
(3) (自説にとって)都合の悪いことは無視し、(自分にとって)都合の良いことだけを返事する。
(4) 都合の良いことがない場合には、関係ない話をしてお茶を濁す。
(5) どんなにいいかげんでつじつまが合わないことでも(タレント政治家橋下徹のように)自信満々で話す。
(6) 自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人を、力いっぱい批判する。
(7) その場で自分が立派な人だと思われることを言う。
(8) 自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル貼りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する。
(9) 『誤解を恐れずに言えば』と言って、うそをつく。
(10) スケープゴートを侮辱することで、読者・聞き手を恫喝し、迎合的な態度を取らせる。
(11) 相手の知識が自分より低いと見たら、なりふり構わず、自信満々で難しそうな概念を持ち出す。
(12) 自分の議論を『公平』だと無根拠に断言する。
(13) 自分の立場に沿って、都合の良い話を集める。
(14) 羊頭狗肉。
(15) わけのわからない見せかけの自己批判によって、誠実さを演出する。
(16) わけのわからない理屈を使って相手をケムに巻き、自分の主張を正当化する。
(17) ああでもない、こうでもない、と自分がいろいろ知っていることを並べて、賢いところを見せる。
(18) ああでもない、こうでもない、と引っ張っておいて、自分の言いたいところに突然落とす。
(19) 全体のバランスを常に考えて発言せよ。
(20) 『もし○○○であるとしたら、おわびします』と言って、謝罪したフリで切り抜ける。 

『典型的な東大話法』

このブログの2月20日記事『福島県、3万8千人中で小児甲状腺癌3人発症の異常事態』に送られてきた、『数値をよみ間違っている』 (落ち着きなさい)
2013-02-18 14:00:58を全文掲載しておく。
見本にしたいような傲岸不遜で不真面目な上から目線の東大話法を駆使して相手を騙そうとする態度が不真面目である。
『発病率と有病率を混同しています。出生数180万人なのに何で日本には1億人以上居るんだ?異常だ!と言ってるようなものです。発病率100万分の1なら、20年生きてる人は100万分の20の確率で発病します。発病率と検体数を掛けても何の意味もない数字になります。毎日新聞の記者も理解できていませんでした。今回のケースは厳密にスクリーニングしたので、潜在的な患者を拾い上げる結果になったので3人の確定患者が見つかったのです。しかも甲状腺癌が見つかるほど大きくなるのに時間がかかるので今回の福島原発事故との関連性はないというコメントは正しいと思います。
ただ、影響がないかと言えばまだわからないというのが正直な感想です。来年同じ検体でさらに3人新たな患者が見つかって始めて、100分の1じゃなく、38000分の3は100倍近く多いと言えます。継続的な検査体制が必要です。ただ、間違った主張は福島の人たちには風評被害という形で影響します。冷静な分析と対応が必要です。』

『上から目線での真っ赤な嘘』

支離滅裂な自己矛盾と無茶苦茶な傲岸不遜の混合汚染物である。
この人物は『福島県では手術の必要がない健康状態(潜在的な患者)の子供の甲状腺を全摘出していた』とでも言うつもりなのだろうか。
発想自体が摩訶不思議である。
『今回厳密にスクリーニングしたから』との姑息な言い訳は余計悪いのです。少しも言い訳になっていない。
もしも自分の主張が正しいと仮定すれば、自動的にその話は論理を厳密に突き詰めていくと、→最後の最後には福島県は『集団で傷害事件を引き起こしていたのか』との、この記事のタイトルと同じ恐ろしい結論(腹立たしい例え話)にしかならないのですよ。
この愚か者が。
『原発事故と関係ない』と言い切りながら、続けて『影響がないかと言えば分からない』と書くなど支離滅裂、自己矛盾の極み。
『正直な感想です』どころか嘘八百の詐欺師の手口か、東大話法の見本である。
『発病率と有病率を混同しています』などと勝手に断定するが、どの部分が混同なのか説明がない。
東大話法の二番目『自の立場の都合のよいように、(自分勝手に)相手の話を解釈する』の見本。
ブログ記事は、マスコミ発表の数字をそのまま掲載しただけ。
コメント内容から分かることは、当該ブログ記事を1行も読まずにタイトルの『福島県、3万8千人中で小児甲状腺癌3人発症の異常事態』だけに反応して、同一文章を無差別に送っていることは明白なのです。腹が立つ。
多分書いているのは現役の医者か関係する有識者であろうと推測できる。
ひょっとすると阪大の菊池誠君を真似て福島県立医大の山下俊一副学長や鈴木真一教授など福島県や環境省関係者がアルバイトを雇って『小児甲状腺がんのブログ記事』に大量に送って印象操作(安全安心のプロパガンダ)を行っているのです。
3・11で『原発安全神話』が完璧に崩壊したにもかかわらず、マスコミは少しも懲りずに二番煎じのいかがわしい『放射能安全神話』を垂れ流す。
今回は手抜きのお粗末すぎる『小児甲状腺癌安全神話』の三番煎じの粗悪品なのですから、腹が立つやら馬鹿馬鹿しいやら。

『嘘八百のデマと、上から目線の不思議なコラボレーション』

空論を繰り返すHNが『落ち着きなさい』氏ですが、小児甲状腺癌問題を取り上げているブログに同じ趣旨のコメントを繰り返している自称医師と同一人物か同一グループのメンバーで多分何かのネット工作員。
原発とか放射能を取り上げているブログは数々あるが、それに対してはコメントしない。
今度のような小児甲状腺がんの話には異常に興奮して、相手が論理に弱いと見ると畳み掛けてくるし、はなはだ自信たっぷりで相手を小馬鹿にする東大話法を駆使する性癖がある。
一見するとまともで辻褄が合っている風を装うが発想の根本が山下俊一医師や福島県検討委やらの『安全安心』ホルミシス効果である。事実とは違いすぎるし、主張の中身が完璧に狂っている。
今回の報道に限らず小児甲状腺がんのマスコミ報道は、あまりにも謎が多すぎる。矛盾の塊である。
2月13日のマスコミ報道ですが、なんとも不思議すぎる成り行きなのです。
そもそも日付が不思議すぎる。
福島県の発表は、この記事にも書いたが2011年度分の結果発表。
今は2013年ですよ。
しかも、たったの3万8千人分。福島県の18歳以下の子供たちの人口が3万8千人だと勘違いしているのでしょうか。
これが異常に見えないとしたら、何が異常なのでしょうか。
これ以上の不思議な話しはない。
今度の福島県の発表は、多分落ち着いている場合ではない驚天動地の緊急事態なのです。
今出ている福島県の数値は、チェルノブイリの5年後よりも間違いなく悪い。
いままでに『逝きし世の面影』ブログでは『放射能と情報操作』のカテゴリーで、百以上の政府や東電や保安院を批判する記事を書いてきたし、他のカテゴリーでも原発や放射能関連の記事を書いている。
ところが、今回の『数値をよみ間違っている』のような不思議すぎるコメントは一つも無かった。今回が初めてなので本当に驚きました。
この (落ち着きなさい)氏ですが、間違いなく学歴が高い。
細かい部分では実に正確なのですよ。枝葉の部分では少しも間違っていないが、根本的な一番大事な発想が際立って異常で、見るに耐えないほどグロテスク。
手段を選ばず、何とかして今回の福島県の県民健康管理調査の検討委員会の発表の社会的影響を小さくしたいとの浅ましい思惑だけが露骨なのである。

『政府の手品を批判している記事に「手品」を送る不見識』

3月17日の『甲状腺検査のトリック「日本政府の手品?」見捨てられる福島県民』に対し、お粗末な子供騙しの手品のネット記事が送られてくるから心底驚いた。
このインチキ偽装サイトの記事には、現在の日本人にとって想像するだけでも恐ろしい、驚天動地の話が含まれている可能性が高いと考えられる。
なんと。!全米小児ガン学会の主催するNPO法人の日本語版であるとして『アメリカの小児甲状腺ガン発症率は毎年千人に一人の確率』と書いてある。
無茶苦茶にも程がある、
呆れ返って批判する気も起こさない子供騙しの代物であり、口があいたまま塞がらない。
記事が本当なら、新生児が成人するまでの20年間分なら『50人に一人の割合で小児甲状腺がんが発症する』との趣味の悪いブラックジョークである。
小児甲状腺癌安全神話の手品、あるいは悪質なペテン。あるい『頼朝公の幼少のしゃれこうべ』のような笑い話。
しかし驚くべきことに、掲載されているサイトは何年も前から小児がん専門のNPOが運営している日本国内の『本物』である。
インチキな偽装を行っていたのは頭が空っぽで目は節穴のネットウヨではなくて、なんと正式な組織だった。
しかも手抜きせず、御丁寧にも全米小児がん学会が運営するアメリカ側のNPOサイトにも日本語版に対応する同一内容のインチキ文章が英文で存在している念の入れよう。
手が込んでいる本格的な偽装工作である。
アノニマスのような国際的ハッカー集団の悪戯でないとしたら、この悪質なインチキ情報を書いた真犯人は素人のネットウヨではなくて間違いなく山下俊一福島県立医大副学長とか東大病院の中川准教授のような地位の高い専門家。
あるい福島県とか政府自身である。
話をすり替えて、何か『まともな話』であるかの如く誤魔化しているが、子供騙しの嘘八百、大人が真面目に論じる水準にない不真面目な粗悪品。
世も末。敗戦前夜の末期症状である。

『当局が今までの一切沈黙を180度態度を変更、何かが根本的に変わる恐怖』

中川准教授のインチキコラム記事とか全米小児がん学会の日本語版とか、馬鹿馬鹿しい真っ赤な嘘のレベルが全く同じである。
原因不明だが、そもそもの『根本』(条件)が以前と大きく変わったと思われるのです。
今までは小児甲状腺がんの話は一切沈黙する隠蔽作戦だったのに、突然作戦を180度転換した。
もはや『隠しきれない』、『このままでは駄目だ』と判断したので今まで続けていた沈黙戦術を諦めて、子供騙しの嘘八百のデマ宣伝を流し出す。
今までの作戦を全面変更する、このような不思議な現象は、世界中でもごく稀にしか起きない珍事中の珍事なのです。
1969年のアポロ月着陸は外から撮影しているので、月着陸船の足でも頭でも何処でも良いが、必ず外部カメラが存在するが、半世紀近くもNASAは沈黙して説明を一切拒否していた。
ところがアポロ11号月着陸の映像が偽物だったことは、NASAの最新のルナー・リコネサンス・オービター (LRO) とアポロの映像が一致していない事から完璧に証明される。
半世紀前のアポロ映像かLROか、どちらか一方が間違い。完璧なインチキ映像なのです。
もはや沈黙する意味が無くなったので、LRO公開後にNASAは180度態度を変更して、着陸船の足のカメラなるものをネット上に公開する。
滅多にない珍事中の珍事が起きるが、なんと二回とも腹立たしいインチキ偽装工作か何かの摩訶不思議なプロパガンダ記事が同一人物から送られてくる。
これは幾ら何でも駄目です。
何れ程低い確率でも宝くじを1枚買って3億円当たる人は出てくるが、続けて2枚目も連続で3億円当たれば誰でもインチキを疑う。確率が低すぎて有り得ない奇跡の連続は無理なのです。
奇跡は一回限りで再現性がないから『奇跡である』と呼ばれる。何回も起きたら奇跡ではない、手品の類である。


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4 コメント

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昔むかし、、、 (閻魔)
2013-04-08 19:11:55
日本昔話;昔々日本は法治国家を目指したらしいんじゃ。ところがせっかく決めた決まりの大本は無視するわ罪のない人を捕まえるわでどうしようもなくなった。そしてカネ儲けのために毒を垂れ流し、そにために病気になった子供を平気で傷つけ己の罪を隠していたらしいんじゃ。でもこの極悪人を医術だからと言って何のお咎めもしなかった。そればかりか、「どく」をながした張本人たちをほんとは処罰しなければならないんだが、なんのお咎めもなかったというじゃないか。だから日本という国はなくなってしまったんじゃな。         
          ~2050年、閻魔大王はかく語る~
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悪魔の飽食 (Saito)
2013-04-09 19:50:06
もうすっかり忘れていましたが、昔々我が家では「戦争責任」をめぐる日曜討論会があって、母とよくやり合ったものです。母は「国民感情」以外の根拠はないし、私も「朝日新聞」的正義感しかなく、お互い知識のないもの同士がやり合っていたので、なんの実りもありませんでした(父はにやにやしていただけでした)。

しかし、やっぱり何か変じゃないか、という私の直感は正しかったみたいですね。現在、日本の医学界のトップレベルには、生体解剖で有名な731部隊由来の人命軽視の人脈やら考え方が忍び込んでいるそうです。一億総ざんげで責任の所在をあいまいにして旧支配層がそのまま残った日本と徹底的にナチスとの絶縁を図ったドイツとの差が、戦後70年経ってはっきり出てきたということじゃないでしょうか。

慰安婦や南京大虐殺については、嘘だとか、大げさだとかいろいろ意見がありますけど、731部隊については、反論できないのか、そっとしておきたいのか、忘れてるのか、反論を見たことがないので、本当なんでしょうね。

ほんとうに恐ろしいことです。しかし、こういう「犯罪」については、同じ日本人として責任を負うなどということは絶対に言ってはならないと思います。そんなことしたら、また一億総ざんげと同じ結果です。ドイツと同じように、はっきり断罪し、絶縁すべきです。


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敗戦責任を問わずに済ました日本 (宗純)
2013-04-10 11:47:31
閻魔さん、Saitoさん、コメントありがとうございます。

勝てば官軍、負ければ賊軍。政治や軍事では全ては結果責任の世界であり、いくら善意からでも結果が悪ければ、間違いなく『悪い』のですよ。
逆に悪意からでも結果がよければ『正しい』のです。
失敗の責任を厳しく追求されて当然なのですが、この原則がどうも何事も水に流して忘れる性癖のある曖昧思考の日本人では苦手なのですね。
安倍晋三などお馬鹿な右翼政治家が東条英機などA級戦犯は勝者(アメリカなど連合国)が事後法で裁いたものであり、日本国としては犯罪人ではないなどと寝ぼけた妄想を垂れ流す。
レジームチェンジと言うが中身は実はアンシャン・レジーム(旧体制)へのチェンジと言うか、素朴な憧憬で昔を何も知らないからバラ色に見えるのですよ。
旧体制の大日本帝国時代なら確かに東京裁判のような戦争責任(戦争を始めた罪)は問われないが、もっと厳しい『戦争に負けた罪』(敗戦責任)が必ず問われる。
ところが不思議なことに、今の日本では右翼も左翼も例外なく敗戦責任については誰も口に出さないのですね。
戦争自体に反対した左翼が敗戦責任云々を言わないのは理論的に整合性があるが、右翼は無責任が過ぎるでしょう。
頭が空っぽ出目は節穴なので一番大事な敗戦責任などは、考え付きのしないのです。
ドイツが戦争責任を厳しく断罪した云々の話は美しい誤解の類か神話で事実ではない。
事実はドイツ国軍の犯罪行為をすべてナチに、具体的にはヒットラーとナチス親衛隊(SS)丸投げして隠蔽したのですよ。
ドイツは講和条約締結後に、すぐさま憲法を改正して再軍備から徴兵制、共産党の非合法化と進むが、逆に日本では今だに憲法9条がしぶとく生き残っているのです。9・11事件に類似する松川事件などの謀略やレッドパージはあったが共産党の非合法化はなかった。
ドイツ人が厳しく断罪したのは、日本人が考えているような戦争責任ではなくて、もっと具体的であるし罪も重い『敗戦責任』だったのですね。
日本ですが伝統的に最も、『敗戦責任』という、一番重い問題を避けて済ましていた長い長い歴史的な経緯なのですよ。
ところが福島第一原発事故での第二の敗戦を目の前にして、今回ばかりは有耶無耶にする何時もの常套手段が、通用しない自体に追い込まれた。
これは日本にとっては初めての、未曾有の出来事ですよ。
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御免なさい (農婦)
2013-04-12 13:41:43
いつも、貴ブログを拝読してます。今半分読んでコメントしてしまってます。すみません。3ケ月程家から出て、入院。断酒の為に精神科に居ました。私は何も理解できませんが、ただ悲しい。そして怒りも有ります。自分が阿呆であることは自覚してますが、悲しい。私の入院先には、福島県民が沢山入院してました。すみません。ゆっくり、拝読致します。お身体を大切になさって頑張ってください。
返信する

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