逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

DNA傷つけるラドン

2011年12月27日 | 放射能と情報操作
『Dr.中川のがんの時代を暮らす』DNA傷つけるラドン
(毎日新聞 2011年12月25日) 

地表の下に広く存在して、大陸を支える岩石の大半は、御影石とも呼ばれる『花崗岩』です。
花崗岩は、ウランやトリウムなどの放射性物質を多く含みます。岐阜県や山口県で『自然放射線』が高いのは、花崗岩が大量にあるうえ、岩盤が露出している山岳地帯が多いためです。
日本の場合、花崗岩など大地から発生するガンマ線で年0・4ミリシーベルト程度の外部被ばくを受けています。
さらに、この花崗岩からは『ラドンガス』が発生します。秋田県の玉川温泉などの『ラドン温泉』(ラジウム温泉)は、がん患者の皆さんにも有名ですが、温泉地や鉱山では空気中のラドン濃度が高くなっています。
天然の放射性物質であるラドンガスは、ウランがラジウム、ラドンへと『崩壊』するときに発生します。
このガスを吸い込むことによって、日本では年平均0・4ミリシーベルト程度の内部被曝が起こっています。
鉱山労働者に肺がんが多いことは以前から知られていました。
体内に吸い込まれたラドンが、肺の細胞のDNAを傷つけ、肺がんの原因となると考えられます。
肺がんは、年間死亡数約7万人と、日本人のがん死亡のトップです。
肺がんの最大の原因は喫煙ですが、原因の第2位は、このラドンガスなのです。
世界保健機関(WHO)によると、肺がんの原因の3~14%が、空気中のラドンの吸入による被曝と言われます。
たばこを吸わない人にとっては、ラドンが肺がんの原因のトップになります。
たばこの煙には、ベンゾピレンなどの発がん物質のほかに、ラドン由来の放射性物質が含まれます。ラドンが崩壊してできる『ポロニウム』など大気中の放射性物質が葉タバコに付着するため、たばこを吸うと被曝するのです。
この放射性ポロニウムは、元ロシア連邦保安庁(FSB)のリトビネンコ氏の暗殺にも使われましたが、1日にたばこを1~2箱吸うことで年0・2~0・4ミリシーベルトの被曝を受けます。
自然被ばくの原因となっている花崗岩ですが、その形成には水が必要です。
このため、地球以外の惑星にはほとんど存在しない岩石です。
私たちが自然被曝を受けるのは、『水の惑星』の住人だからなのです。(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長)

『驚き呆れるDr.中川のあっぱれな君子豹変ぶり』

『Dr.中川のがんの時代を暮らす』は3・11以前からの毎日新聞の連載で、今回で20回目であるが、『癌は気持ちの持ちよう』的な発想の記事が目立ち『戦わない』で癌と仲良く共存するとか『死を否定しないで受け入れる』など独特の宗教的な発想の主張を行っていた。
末期医療の現場の医学の最先端の科学者の言葉でなくて、死にいく人に心の平安を与える聖職者の様な発言が目立つ。
『死は怖くない』(死を平静に受け入れる)でも本来の医者の仕事の範囲を大きく逸脱していて問題である。
福島第一原発事故以前には原発安全村の村民の御用学者を含めて、誰一人も『放射能は怖くない』などは無い。
全員が一致して『放射能は怖い』だったのですよ。
ところがレベル7発覚以後に安全村の無責任な御用学者たちは態度を180度転換してしまう。
『放射能は怖くない。安全・安心』と原発村の村民全員で恥ずかしげも無く連呼しだした。
『Dr.中川のがんの時代を暮らす』で特に問題なのが、福島第一原発事故がチェルノブイリと同じレベル7の未曾有の大災害であることを政府が認めて以後は『放射能は怖くない。』との意味の腹立たしい真っ赤な嘘の原発安全村の御用記事が連載され続けてていたことでしょう。
ですから、今度の君子豹変した12月26日毎日新聞記事には腰を抜かすほど驚いた。
もう一度180度態度を変更したのです。
いったい中川恵一東京大付属病院准教授に何が起きたのだろうか。
今までのDr.中川の主張とは正反対である。
驚き呆れるが、これは3・11以来長い間枝野幹事長が『直ちに健康に影響ありません』と言い続けていたのに、原発事故で放射能が撒き散らされて8ヵ月後の11月8日、衆議院予算委員会質疑で枝野通商産業大臣は、何と、『ただちに健康に影響ない』の意味とは万が一『1~2回摂取しても』→『ただちに健康に影響が無い。』との意味と釈明。
政府発表の放射能の暫定規制値の数値の意味とは、『1年間取り続ければ健康に被害が出る』可能性が考えられる危険な数値である事実が明らかになるが、今回の中川ドクターの発言も枝野暴言の趣旨と瓜二つ。
枝野や中川が主張した『安全・安心』の話は耳にたこが出来るほど聞き飽きている。
その逆の、予算委員会での枝野大臣の話や、今回のDr中川の『死亡原因トップの肺癌の原因の1割が放射能被曝であり非喫煙者では原因のトップ』などと、そんな恐ろし過ぎる話は今回初めて聞いた。
今の、枝野大臣や中川ドクターの、『放射能は怖い』との主張自体は当然である。
3・11原発事故以後の主張が、今とは正反対で『放射能は怖くない。安全安心。』だったから、呆れているのです。
原子爆弾の直撃ではなくて、原子力発電所の事故で放出された放射能被害では致死量を浴びても直ちに死ぬことは稀で普通は数週間の時間差がでる。
放射能汚染牛乳の摂取でも短期間に数回程度なら『直ちに健康に影響ない』のは、別に枝野氏に教えてもらわなくても誰でもが知っている。
国民みんなが知りたいのは別で、1~2回の話では無い。
『食べ物・飲み物』は、誰でも毎日毎日一生涯欠かさずに取る必要があり、みんなが知りたいのは自分達の子供の将来の『影響の有無』である。
今の話ではなくて人々は未来を予測して心配しているのです。

『君子豹変か、敵前逃亡か』

『君子は豹変し、小人は変節する』と言うが、枝野大臣にしても今回の中川東大准教授にしても変わり身が鮮やか過ぎる。
今までの主張とは正反対なのですよ。
3月の原発爆発事故以降にDr.中川は低濃度の放射線被害は生命の修復能力により完全に防げるので心配することは無い。放射能被害よりも『放射線被害の心配』の方が有害でありロシアなど平均寿命が6年も低下した原因は不必要な疎開による環境変化のストレスなど精神的なダメージが原因だと主張していた。
放射能が怖くないばかりか低レベルなら反って健康に良いとの『放射線ホルミシス効果』さえ主張していたのですよ。
前回の連載記事ではヒロシマで生残った被曝者の方が平均寿命が長いとして放射能の効用とも読める論を唱えていた。
ところが今回は、正反対に『放射能はDNA傷つける』ですよ。
電波、赤外線、可視光線、紫外線、X線、γ線など電磁波の中でも波長が短い『放射線』には電離作用があり物質の基礎単位である『原子』の原子核を回っている電子を軌道から吹き飛ばして(電離)イオン化したり励起(Excitation)してエネルギー的に興奮状態になり不安定化させる。
電磁波であるγ線よりも電荷を持った電子の流れであるβ線やヘリウムの原子核であるα線の方がより電離作用は大きいが飛距離が短くDNAの被害は内部被曝にほぼ限定される。
放射線がDNAを傷つけること位は、そんなことならわざわざ誰かが言わなくても、今では専門家でなくても日本人全員が知っている。
だからみんなが恐れているのですよ。
細胞の自己修復能力は短期の場合には十分に機能するのですが、低線量の放射線の様な長期の場合には自死しないで修復するために返って悪いのですよ。
大線量では細胞が死滅するから問題ないが、死なない程度の低線量では癌化するので『放射能』は恐ろしいのです。
福島第一原発の未曾有の放射能汚染を見て180度正反対に態度を翻して『放射能の安全安心』を唱えた枝野幸男やDr中川が、もう一度ガッツ石松的に360度態度を転換(変節)した事実は、何を意味しているのだろうか。
放射能は基本的に『すぐには健康に影響しない』が時限爆弾のように、ある程度の時間が経過した後では健康に影響する。
君子豹変した枝野幸男やDr.中川は、単に今までの自分の間違いに気が付いて修正しただけなのだろうか。
それとも福島第一原発の一番最初の時限爆弾の爆発の時間が迫っていることに気が付き慌てふためいて狼狽しているのだろうか。



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生物発生前から自然界にあった放射線と原発を同レベルで語るイカガワシサ (JUNSKY)
2011-12-27 10:36:38
多くのマスメディアや学者や政治家が、自然界の放射線の被曝量と原発事故で発生した放射能による外部・内部被曝を同列に置いて論じているのは、絶対に可笑しい。

宇宙生成を経て地球が出来、太陽の恩恵を受け生物が発生してきた太古からの歴史があり、太陽からの恩恵には放射線もあった訳です。
そういう環境の中で進化してきた訳ですから、例えば、『花崗岩』から発生する放射線は、生物を取り巻く一つの環境としてこれに耐えて進化して来たのだし、もしかして幾多の放射線は、進化を促す要素だったかも解りません。

そういう中で生き延びてきたのが、現在地球上に生息している生物なのですから、当然そのような放射線意は「耐性」をもっている訳です。(耐性を持てなかった生物は既に絶滅している訳です。)

それを自然界とは種類も濃度も全く異なる原発で発生した放射線を同列に扱って論議していること、そのものが非科学的です。

東大などの『最高学府』の『科学者』たちが、こんな基本的なことも『理解せずに』(実は重々知っていて、国民を誤魔化す手段としているはずなのですが)解説しているのはあまりにも馬鹿げています。

いまだに、NHKを含む『報道機関』は、自然界の放射線と比べても健康に影響を与えるレベルではない 等の趣旨の解説をやっています。

まさに犯罪的!

原爆や原発による被曝は、自然由来の日常的被爆とは全く異なるものであるということを声を大にして広めてゆきたいと思います。

長くなりまして、申し訳ございません。
なお、このコメントを当ブログの記事に使わせて頂きます。
返信する
3・11以後のマスコミ報道とは正反対 (宗純)
2011-12-27 14:11:01
JUNSKYさん、コメント有難う御座います。

未曾有の放射能汚染が明らかになった途端に、マスコミ各社は『自然界にも放射能はある』とか『レントゲンとか航空機でも被曝する』→『だから放射能は安全・安心だ』との不思議な印象操作を行っていたのです。
今回の中川准教授の主張ですが、このマスコミの放射線に『被曝しても大丈夫。安全で安心』ではなくて、
その正反対の放射線被曝は、『天然ものでも放射線は例外なく危険である。』とする見解で、これは京大の小出助教も同一意見ですね。
放射能はその由来に無関係に、すべてが危険なので出来る限る避けるべきなのです。
中川恵一氏ですが、助からない末期がんの緩和ケアの責任者なのですが、発癌のメカニズムにDNAの放射線被害が大きく影響していると判断しているのでしょう。
生命の設計図のDNAが正しくコピーされれば人間は半年後には新陳代謝で新品の体に作りかえれれているのですが、放射線でDNAが損傷する為に老化や癌の発症が起きるのです。
不思議なことに、がん細胞は不死なのです。
ところが正常な細胞はDNAのコピー回数には最初から限度が決められていて、必ず最後には死ぬのですね。
細菌などの下等生物では条件さえ良ければ無限に増殖していくので原則的に不死ですが、我々のような高等生物では『死』が初めから予定されているのです。
どれ程条件が良くても不死は無理であるのですが、その原因とは地球上に天然に存在する放射線の被害での、BNAの傷なのでしょうね。
45億年の地球が未だに持っている天然放射能の影響で、必ずDNAが傷つく。
長生きする巨大な象も1年で死ぬ小さなネズミも実は個体の一生涯の呼吸数とか心臓の心拍数はまったく同じで、同じ数なのです。
地球上の高等生物では一定の、同じ原理が働いているのですね。
生命の、傷ついたDNAの再生の為に、必然的に我々生命全員の『死』が約束されているのです。
この、毎日新聞2011年12月25日付け記事、
『Dr.中川のがんの時代を暮らす』DNA傷つけるラドン
の意味は恐ろしくもあるが、とんでもなく大事だと思いますよ。
生命とは何か、死とは何かとの根本的な命題を含んでいるのです。
今の日本人は3人に2人は癌にかかり、2人に1人が癌で死にますが、こんなことは実はそんな昔からの話ではなくて極最近に起きた話なのですね。
福島原発事故に関連して、60年代にはビキニ水爆など大気圏内核実験を大量に行っていた影響で日本を含む世界中の放射能レベルが今よりもす数千倍高かった。
マスコミ報道では『だから放射能は怖く無い。安全・安心』との無茶苦茶な意見が垂れ流されていましたが、半世紀後の現在の癌患者の大量発生にアメリカやソ連の水爆実験の放射能被害の影響である可能性が十分あるのでしょう。
喫煙者の肺がんも煙草自体ではなくてタバコの葉に付着している放射能が大きく原因しており、
非喫煙者にいたっては、その肺がんの最大要因は放射能なのですよ。
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確か【テロメア】ですね (JUNSKY)
2011-12-27 17:31:59
複製回数を規定しているのが【テロメア】とかいう遺伝子情報だったかと思います。
このテロメアが、複製されるごとにひとつづつ減っていって、その限度が来ると複製されなくなる。
しかし、癌細胞は突然変異でこのテロメアが減数して行かないので、永遠に増殖し続けるため癌となって本体を蝕んでゆく ・・・
という流れだったかと思います。

これは、放射線とは直接関係ないかも知れませんが、突然変異で癌化するところに『DNAの複製の誤り』があり、そこに放射線が影響しているかも知れません。
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平然と。。。 (Saito)
2011-12-27 23:23:47
「福島第一原発の一番最初の時限爆弾の爆発の時間が迫っていることに気が付き」だろうと思いますが、「慌てふためいて」ではなく、「平然と」誤解をとく伏線を引いているのではないでしょうか。追求されたら、それは誤解です、なぜなら...といい逃れるのではないでしょうか。

どうやったら「誤解」が解けるのか、見当もつきませんが。あるいは、そんな必要もないのかもしれません。メディアは追及しないでしょうから。共犯ですから。
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怪しい、厚生労働省と小宮山大臣の言動 (宗純)
2011-12-28 15:51:53
JUNSKYさん、Saitoさん、コメント有難う御座います。

枝野や中川の不思議な理解に苦しむ発言の原因ですが、これは厚生労働省の暫定規制値見直しの動きと連動していると考えると、不思議の原因の動機として辻褄が合います。
水道水は今までの1キロ当たり200ベクレルの基準値を20分の1の10ベクレルに変更するらしいが、ただし今の話ではなくて来年の4月以降で半年先。
12月19日付け毎日新聞によると、
この悪徳厚生労働省は厚かましく恥恥知らずにも、今の『日本の暫定規制値は海外に比べて緩いわけではない』としてするプロパガンダ記事を書いている。
見出しは食品の放射能規制値『新基準 海外より厳しく』『現行の値「緩い」は誤解』『改定後はより子供に配慮』などと書いてある。
小宮山大臣ですが海外基準のコーディックス委員会の規制値は1000ベクレルで日本の一般食品の500ベクレルの倍だと説明しているのですね。
これは、日本政府がまったく意味の違う数値を比べて誤魔化しているのですよ。
丸っきりのペテン師ですね。
日本の厚生労働省の500ベクレルは政府が『安全・安心』だと言う数値ですが、国際基準の1000ベクレルの意味は人間が餓死しない為に緊急避難的に食べても許される限度の数値なのですよ。
飽食の今の日本では考えられ無いかも知れませんが世界では10億人が飢餓線上にあり、毎日毎日2万人が必ず餓死しているのが地球規模での現状なのです。
ですから何十年後の発癌の危険性よりも、今の飢餓を乗り越えて取りあえず生き延びることが最優先の課題なのです。
日本政府がそんな基準と比べなくてはいけないほど追い詰められているとも解釈出来るが、恐ろしい話ですね。
基準値以下なら安全は真っ赤な嘘で実は発癌では、正反対のことが疫学的に判ってきた。
何と、近年は低濃度環境曝露の方が高濃度職業曝露よりも発癌性が高いと考えられているのですよ。
ですから今回の中川氏は年間0・4ベクレルの極低線量の被曝の危険を指摘しているのですね。
電磁波ですが短期間なら大量被曝の致死量はとんでもなく大きな数値で、東海村事故のように目の前で臨界にでもならと死なない。
ところが発癌のメカニズムは別であり怖いのは低線量の被曝なのです。
それ自体には何の毒性も無いアスベストによる中皮腫の発症が、この放射線被曝による発癌とメカニズムが似ているでしょう。
アスベストの曝露から中皮腫発病までの期間は、一般的に30~40年くらいでスティーブ・マックイーンは海兵隊に入って軍艦に乗っていた時代にアスベストに曝されていたらしい。
船で一番怖いのは火災で撃たれる危険がある軍艦では大量に使われていた。昔は普通の船舶でも沢山使われており船員だった私の義兄も80代で発症して何年もかかって死亡している。
石綿ですが其れ自体は何の害も無く毒性はゼロですね。
それでも恐ろしいのですから毒性が確実にある放射能が基準値以下の低レベルなら何の害も無いと考える方が根本的に考え間違いである可能性が高いのです。
確かに短時間なら枝野幸男の言うとおりで何の害も無いが、長期間の間の被曝は、間違いなく恐ろしい。
この場合には大線量の被曝よりも低線量のほうが被害が大きい可能性が高いのです。
毒殺の原理とも同じで、大量では嘔吐してしまうので死なないが、少量なら確実に死に至らしめる。
毒物が多ければ人が死ぬ訳ではなくて、これは和歌山毒カレー事件でも同じで沢山食べて吐いた人は辛うじて助かり少ししか食べなかった人は吐かなかったので死亡しているのですね。
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Unknown (gatlin)
2011-12-31 11:05:06
ただちに健康に影響が出ることはない。の「ただちに」の意味するところは、3月から大晦日までの期間を意味していたのでしょう。その期間、国民のパニックと避難、移住を抑え込めば、後は「本当のこと」を言っても感覚が麻痺しているので移動は起きないと。本日大晦日が終われば国民の記憶の中で放射能のことは完全に忘れ去られます。

経済を優先するため住民を移動させないための、ディレイ統制だと思います。
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狼狽 (農婦)
2012-01-01 04:23:43
コメントすることお許し下さい。枝野は狼狽したのじゃないかと私は思います。今私は、元旦激論!inフクシマを見ていて、腹を立てているところです.私は、原発大反対、当たり前の事なのに、私は、うまく言えないのです。ー血潮をあつくしろー。討論者のうち上杉さんは私の考えと似ていました。森まさこ自民党議員もいいですねー(かっこいいばかりでなく素直に普通に美しい)本当は当たり前の事なのに、今のにほんは、間違っていますよね。
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なべつねと田原総一朗の違いとは? (農婦)
2012-01-01 05:21:33
田原総一朗は、まともなのか、本当にわからない。たまにまともな事をいううが、180度反対の事をいう。360度違う事をいうのは何故なのか私には良くわかりません。
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Unknown (ぼけなす)
2012-01-02 00:56:29
人様のブログのコメントでぬかすのは憚れるのですが、基本的にはテレビに出て来る「インテリ」を信じないことです。私は、「まともなことを言っている。科学的な指摘だ」と言い張る宗純さん自身のことも疑っていますから。野田だの端下だの付和雷同せずに、おのれの持ち場に帰ることが日本の未来のためだと思います。紅白を見たり、それに反発する人もダメですね。
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そもそも避難さす計画が無い (宗純)
2012-01-02 16:41:36
gatlinさん、コメント有難うございます。

1950年代にCIAのエージェントだった読売新聞の正力松太郎や中曽根康弘などが先頭になってアメリカの原発技術を丸ごと導入した日本政府ですが、困ったことにアメリカの安全基準では人口が過密で地震大国の日本国内では何処にも原発が建設出来なかったのです。
だから頭から地震や人間の『安全』を無視した。
アメリカの安全基準の代わりが、福島第一事故後にその禍々しくも愚かしい邪悪な正体を現した日本国独自の『原発安全神話』なのでしょうね。
アメリカでの原発の安全基準では人口密集地(都市)から100マイル(160km)以上離れた人口希薄地帯に建設されるが、日本の島根原発など県庁所在地松江市の30キロ地点ですよ。
勿論活断層などが近くにあっては駄目だが地震列島の日本では『近く』どころか『真上』にまで建設されている。
そもそもが、何が何でも建設ありきで、無茶苦茶なのです。
アメリカでは過酷事故を想定していて、全住民の避難(疎開)と同時に、速やかな汚染地域の封鎖(立ち入り禁止処置)が決められている。
放射能ですが、現在の人類の科学技術では本来の意味の除染(無毒化)は不可能なのですね。
放射能汚染物質それ自体の時間的に減って行く寿命(半減期)を気長に待つ以外には何も出来ない。
今政府が除染と呼んでいるのは、正確には汚染物を剥離して隔離する話であり、あれは中世のペストなどの原因不明で除染が出来なかった疫病対策と同種類の『隔離策』程度ですよ。
やらないよりも、やった方が良いが本物の除染ではないので根本的な問題解決には成らない。
過酷事故時には、本来なら危険な汚染地帯からの一刻も早い退避が必要なのだが、疎開させる広大な空き地が何処にも日本国内には無いのですよ。
何と、福島原発事故直後にロシアのメドベージェフ大統領は自国領(シベリアなど人口希薄地)に日本人避難民の受け入れを表明しているが、これが本来の原発事故対策ですね。
アメリカでも全住民を別の場所に退避(疎開)さす計画だが、日本の原発立地はアメリカ基準の様な人口希薄地ではないので事故時の疎開対象者の数が桁違いに多くて避難したくても出来ない事情がある。
不発弾の処理時のような、一時的な屋内退避とか時間限定の避難しか考えいないのです。だから除染なのですね。
そもそもレベル7の過酷事故は想定外で、最初から日本政府の過酷事故対策では、放射能の被災住民を避難させる計画が無かったのです。
ですから、仰られているように、
>『健康に影響が出ることはない。の「ただちに」の意味するところは、3月から大晦日までの期間を意味していた』
のですね。
醜いし恐ろしいし、思考停止状態の無責任の極みでありこれ以上に腹立たしい話もありません。
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