おいみず亭 Family & Friends

美味しい食べ物と知的好奇心、そして楽しい仲間!!

Henry Cowへの道 / Western Cultuer

2007-03-26 01:52:18 | Henry Cow
まだ咳は出ますが、熱は下がりました。
明日から、また仕事です。
みなさん、いろいろありがとうございました。

ということで、Henry Cowへの道を進む事にします。
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Western Culture
RIOを組織し、Recommended Recordsを創立した武闘派ロックバンド、ヘンリー・カウのラストアルバムです。
前作、Concertsのあと、紆余曲折をくぐり抜け、その間に
 ベースの、ジョン・グリーブスか抜け(National Health加入)
 後がまに決まった女性ベーシスト、ジョージー・ボーンも脱退
 カトラー、フリス、クラウゼのプロジェクト、アート・ベアーズが活動開始
そして、とうとう解散が決まったヘンリー・カウが再び集って制作したのがこのアルバム。
LP時代のA面がホジキンソンの曲。History and Prospects、B面はリンゼイ・クーパーの曲。こちらにはDay by Dayというタイトルが付けられています。
レコメンデッド・レコードから再発されたこのアルバムでは、1分半ほどのブランクトラックの後に、ボーナストラックが3曲追加されています。



History and Prospects
 Industry
 Decay of Cities
 On the Raft
Day by Day
 Falling Away
 Coretels Tale
 Look Back
 1/2 the Sky

Additional Tracks
 Viva Pa Ubu
 Look Back(alt)
 Slice

Tim Hodgkinson:
 Organ,Alto Sax,Clarinet,Hawaiian Guiter
Lindsay Cooper:
 Bassoon,Oboe,Soprano Sax,Soparano Recorder
Fread Frith:
 Electric and Acoustic Guiter,Bass,BanjomSoprano Sax
Chris Cutrer:
 Drums,Electric Drums,Noise,Piano,Trumpet
with
Anne Marie:
 Trombone,Violine
Irene Schweizer:
 Piaano
Georgie Born:
 Bass

ベーシストが脱退した事により、なんとも不思議なバンド編成となっています。
室内楽で使用するような楽器編成、所謂チェンバーロックと呼ばれるジャンルが、ここに始まった事になります。

ヘンリーカウというと、前作のConcertsで聞かれたようなインプロビゼイションをイメージしがちですが、このアルバムでは、インプロは無し。全てが作曲された音とされています。
フレッド・フリスのプリペアード・ギターのような音が聞かれますが、こういう偶然性を前提とした音についても、作曲された作品の中に織り込み済み、という事でしょうか。

実は、最初に聞いたヘンリーカウはこの作品。
LP時代、そんなに聞き込んだ、という記憶は無かったのですが、今回iPodで聞いてみると、作曲されたカオスというか、音の渦巻きに取り込まれ、あっさりと嵌りきってしまいました。
LPのA面、ティム・ホジキンソンの曲は、それこそ音のラビリンス。アメリカに比べて、衰退の一途をたどるEC結成前の西ヨーロッパ。曲のタイトルを見ながら、そんな衰退していく都市型文明の行く末を思い巡らしながら聞くもよし。あるいは、純粋に、楽器編成のすごみに聞き入るも良し。ただただ、ひたすらに、圧倒されてしまう、そんな音になっています。
方やリンぜー・クーパーのB面。バスーンとオーボエというどちらかというと牧歌的な響きの楽器が中心となっているためか、ホジキンソンの曲と比べるとどことなくユーモアを感じる事ができます。
どちらかというと、リンゼイ・クーパーの曲の方が息苦しくなく、好きです。

さて、先にも書きましたが、武闘派バントのヘンリー・カウ。
研ぎ澄まされたインプロビゼーションを繰り広げているうちには、メンバー間の確執というものも少なからずある事でしょう。
このアルバムに先立って録音したアルバムがあったのですが、ホジキンソンの「これは、ヘンリー・カウらしくない」という判断によって、お蔵入り。その後アートベアーズの1stアルバムとして発表されたという有名な逸話があります。
こんな話を聞いていたので、カウも内部の圧力が高まって、空中分解した、とばかり思っていました。

しかし、今回再発モノのライナーを読むと、リマスタリングにはカウのメンバーが参加して行ったとの事。
またyouTubeで、こんな映像を見つけました。
cutler, frith & hodgkinson
カトラーとフリスとホジキンソンによる2006年のパフォーマンスです。
こういう話や映像を見ると、実は中が悪くなって解散したのではないような気がしてきます。
今でも、しっかりとヘンリー・カウというバンドの存在を、画メンバーが意識しているような気がします。
ただ、メンバーの向いている方向性が、ヘンリー・カウとは異なっているため、ただ集って「これはヘンリー・カウではない」という音楽を作らないため、ヘンリー・かウとしての音楽ができるようになるため、今はメンバーが誰もいない、そういう空白の時を過ごしているのではないか。そんな気がします。
メンバー各自が、自分たちの仕事を終えて、「どれ、またカウのメンバーとやってみようか」と思うまで、ヘンリー・カウはメンバー不在のバンドとしてあり続ける。なんだかもそんな気がします。
とりあえず、ラストアルバムなので、なにやら結論めいた事を述べてみました。


追記:
次に予定しているアルバムが、これまた嵌っていますので、次回「ヘンリーカウへの道」まで、また間が空くと思います。





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風邪をひきました

2007-03-24 14:26:02 | äº­ä¸»ç‹¬ç™½
月曜から、調子が悪いと思っていたのですが、木曜日に、とうとうダウン。
仕事から戻ってきて、そのままベッドに直行。
熱を計ると、37.7度。
日ごろ平熱が低いので、これはもう高熱の部類。
金曜は、下の子の卒業式だったので、休みを取っていたのですが、このままでは卒業式もままならぬ。。。と、食事もとらず、とにかくベッドに潜り込む。
木曜、22時。
もそもそと起き出して「拝啓、父上様」の最終回を見て、再びベッドへ。
神楽坂は、私の大学の本校のあるところ。懐かしい・・・といっても本校での授業は無かったので、通った事はありません。
ドラマのおかげで、人気スポットになったそうなので、めでたし。

さて、金曜の朝、熱を計ると36.7度。
私にとって、これは十分「微熱」の領域。
どうにか卒業式に出かけていって、写真を撮りまくり。
帰って来て、再びベッドへ直行。
写真を整理する暇も無く。

と、寝たり起きたりの生活で、今週は再びブログ書くのもままならず。
ベッドに横になりながら、「のだめ、カンタビーレ」を貪り読んでいます。
家にあるのは15巻まで。
とうとう読み終わってしまって、この先どうしよう。
読むものなくなったので、早く風邪を治さなくては。

幸せなお店の発見

2007-03-20 04:38:29 | äº­ä¸»ç‹¬ç™½
ここんとこ、仕事だの、飲み会だの、宴会だの、一人で飲んだくれてたりだの、結婚式だので、ブログの更新もままなりません。

ところで、私の住むS区H駅に隣接して、昔K時計眼鏡店という店がありました。
私が子どもの頃から、もうおじいさんでは、と思うほどの方が、眼鏡や時計の修理やら販売をされていまして、ちょっと前までは畑ばかりのこの界隈、駅前に2軒もの時計眼鏡店があって、あちらの店の方が腕が良いだの、こちらの方が親切だのと、お互い切磋琢磨、自由競争を繰り広げていたので、ヨドバシカメラなんていう大型店舗での買い物が一般的になる前までは、我家でもよく眼鏡や時計の修理にお世話になったものです。

そこのお孫さんが、我家の次女と同じ保育園だったので、そのお店の事は父兄仲間としても知っていたのですが、新しいビルに建替えると、一階は時計眼鏡店、二階は目医者とじつに合理的な共存が始まったのですが、お店のご主人が引退したようで、眼鏡店は店じまい、その後に入ったパン屋も早店じまい、子どもたちももう小学校を卒業と、時の流れを感じて今ですが、ふと気がつくと4階には学習塾、そして3階にはBというカウンターバーができていた事を知って、これは是非一度行ってみなくてはと思い、先日の結婚式の帰りに立ち寄ってみたところ、父兄仲間のKさんは既に引っ越していて、帰りがけに聞いてみたら店のマスターは、Kさんと知り合いで部屋をかりているとの事。

まるで普通の民家のような扉を開けて店に入ってみると、棚いっぱいにレコードやらCDがいっぱい揃っていて、そういえば表の看板にはロックだのジャズだのといろんなジャンルが書いて合ったので、なにが本命なのかと聞いたら、「いやうちは良い音楽の専門で」、どんな曲聞くんですか、と逆に質問されたものだから今はiPodでクラプトンを聞いてきたといったところ、昔のアメリカのソフトロック、ジョン・セバスチャンだを聞かせてくれました。
マスターの話を聞いていたら、昔、萩原健太さんとTボーイズとか言うバンドを組んでいたという事で、当時のCD(これが再発モノなんだけどプライベート版だそうで、なかなか聞ける機会は無いらしいのです)から「課長のブルース」というのをかけてくれました。1982年の録音だそうです。

しばらく客は一人だったのですが、そこに心優しきパンク兄ちゃんが2人、入ってきて一人がギタリストだと聞くとマスターは、じゃギターを弾いてみろとエレキギターと小さなアンプを渡して「若いやつらは早引きに走るからな」といいながら挑戦するかのように、おおらかなアメリカンロックやらブルースをかけて「合わせてみろ」とまるでギター小僧のガチンコ対決のようになったのですが、このパンク兄ちゃんなかなか器用で「初めて聞きますよ」なんて言いながら、良い感じで合わせ始めたものだから、マスターも上機嫌で「これはどうだ」なんてライ・クーダーまで弾かせてしまい、最後にはジョン・マクラフリン、電化マイルスグループの「ジャック・ジョンソン」をみんなで、いやーカッコいいよね、なんて言いながら聞きまくっるという楽しい時間を過ごす事ができました。

始めていった店なんですが、とても心地よくて、つい長居をしてしまいました。
3年ほど前に、やはり近所にあった居心地の良いショットバーが店じまいして、悲しい思いをしていたのですが、これで近所に行きつけにできそうな店を見つける事ができました。

※ちょっとばかり金井美恵子をまねして書いてみましたが、どうでしたでしょうか。




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ファースト・コンタクト

2007-03-14 01:43:16 | äº­ä¸»ç‹¬ç™½
ちょっと親ばかな話です。

昨日、朝の5時起きで、友達とディスニーランドに出かけた長女。
今、試験休みなんです。

で、夜23時近くに会社から帰って来ると、長女がまだ起きていました。
眠くないのか、と聞いたら、スマスマにスティービー・ワンダーが出ていたので見ていた、とのこと。
普段は、オレンジレンジとかアニメ系のJポップばかりきいているのに、いつのまにかスティービー・ワンダーなんて聞いていたんですね。

ということで、スティービー・ワンダーの「インナービジョン」と「キーオブライフ」を買ってきてむあげました。
「明日聞く」といって喜びながら寝ましたが・・・
ちゃんと聞いてくれるといいのですが。
長女の洋楽とのファーストコンタクトです。

ちなみに、最初に聞いた洋楽のアルバムはなんでしたか?
私は、兄からもらったビートルズの「ラバーソウル」。
最初に買ったLPは「HELP」だったか、「リボルバー」だったか。。。
(ぉぃ、覚えてないのか・・・)



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Henry Cowへの道 / Concerts

2007-03-13 02:24:07 | Henry Cow
まずは、昨日の訂正から。

WikipediaのConcersのページにあるように、このアルバムは、北欧でのコンサートの模様「も」収めたアルバムでした。
詳しくは、wikipediaを参照してください。


それでは、きのうの続き・・・

この頃のヘンリーカウの魅力の一つは、なんといってもダグマー・クラウゼのボーカルでしょう。
ケイト・ブッシュより、もっと強烈に突き抜けたような高音。
そして迫力満点に迫る、演劇のような歌いかた。
最初に聞いたときから、参っていました。
Concertsの幕開けは、そんなクラウゼが歌う、これまた名曲
 Beautiful as the Moon - Terrible as an Army with Banners

1曲目の「Beautiful as・・・」から5曲目の「Beautiful as the Moon (Reprise)」までがメドレーで綴られています。
ここで、カウのもう一つの魅力。もう一人の女性メンバーであるリンゼイ・クーパーのバスーンやオオボエとティム・ホジキンソンによる変則的な管楽器のアンサンブル。カトラーの金属的なドラム。ジョン・グリーブスの弾くクリス・スクワイアばりのグリグリベース。
そして、ノイズを多用するフリスのギター。このロック離れした楽器編成による、緻密なアンサンブルとノイジーなフリーインプロビゼイション。時にノイズになり、時にかっちりした演奏になり、次の瞬間またぶっ飛ぶ。でもその全てがまるで事前に予定されていたように、メンバーが追いついてくる。
20分を越えるこのメドレーだけでも、ヘンリーカウの様々な魅力に触れる事ができます。
そして、このメドレーで、完全にカウにはまりました。

続く、Bad AlchemyとLittle Red Riding Hood Hits the Roadでは、クラウゼとロバート・ワイアットのデュエットを楽しむ事ができます。
ワイアットの名盤ロックボトムにも、カウのメンバーが参加していますが、このアルバムで聞かれるLittle Red Riding Hood Hits the Road、スピード感が最高です。なんだか、普通にこういう演奏するヘンリー・かウというのもちょっと変な感じがしてしまいます。まともにロックできるんですね。

続くRuinsは再びフリスの曲。
フリスのへんてこギターが魅力のこの曲。以前書いたようにこれを聞くためにUnrestを探し求めました。
なんともダイナミックなリズムと、曲の展開。お見事というしかありません。

2枚組CDのうち、1曲目から8曲目のRuinsまで、とても聞きやすいものではありませんが、ここのところ繰り返し聞いています。聞くたびに新しい発見があります。

が、やはり、ポップな曲ではないので、このあたりまで聞くと疲れてしまいます。
9曲目Groningenと2枚目のCDは、どちらかというと混沌とした曲なので、なかなか聞き進められませんでした。
でも、この8曲で十分満足していたので、このアルバムかったのは大正解だと思いました。
というか、折角だからリマスター買っておけばよかったと後悔しています。

でも、GroningenとGroningen Againだけを聞いてみたら、これがまたなかなか良い。
誤解されることを覚悟で書きますが、Groningen Againの混沌としたところは、クリムゾンのTalking Drumにちょっと通じるところがあります。
Talking Drumの混沌としたものが、ベクトルがぎゅっと同じ方向に揃って、太陽と戦慄パート2になだれ込む、その直前のような緊張感がなんとも言えません。

ということで、現在Concertsの1枚目のCDで満足しています。

万人向けではありません。
Henry Cowファンの人には、必聴版・・・今更言わなくてもファンの人は聞いてますよね。



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Henry Cowへの道 / Concerts

2007-03-12 01:26:49 | Henry Cow
まだ、ちゃんと聞き込めていないんですが、Henry Cowへの道を始めてしまいます。
どこにたどり着くか、かなり不安。



Henry Cowの結成は1968年。
1stアルバムが1973年の発売なので、それまでに5年近い活動があった事になります。
70年代のプログレブームに乗って活動を始めたのかと思っていましたが、意外に古い時期の結成で驚きました。

discographyに基づいてHenry Cow暦を作ってみました。

1972
SH: Sort of
PF: Obscured By Clouds
KC: Earthbound
TD: Zeit

1973

HC: Leg End
SH: Acnalbasac Noom
PF: Dark ide of the Moon
KC: Larks' Tongues In Aspic
MO: Tubular Bells
TD: Atem

1974

HC: Unrest
SH: Slapp Happy
KC: Starless And Bible Black
KC: Red
MO: Hergest Ridge
TD: Phaedra

1975

HC: Desperate Straights
HC: In Praise of Learning

PF: Wish You were here
KC: USA
MO: Ommadawn
TD: Rubycon
TD: Ricochet

1976

HC: Concerts
TD: Stratosfear

1977
PF: Animals

1978
MO: Incantations
TD: Encore

1979

HC: Western Culture
PF: The Wall
MO: Platinum
TD: Force Majeure

 HC: Henry Cow
 SH: Slapp Happy
 PF: Pink Floyd
 KC: King Crimson
 TD: Tangerine Dreadm
 MO: Mike Oldfield

1973年に、新興ヴァージンレコードからアルバムデビュー。
2ndアルバムUnrestを発表後に、SlappHappyとの共作Desperate Straightsを発表。
その後あっという間にスラハピを取り込んで4枚目のアルバムIn Praise of Learningを発表。

その後、Slapp HappyのAnthony MooreとPeter Blegvadが脱退。Slapp Happyの歌姫Dagmar Krauseのみが、Henry Cowに留まりました。
このConcertsは、この頃のノルウェーでのライブ。

その後、ヴァージンレコードがカンタベリー路線を辞めて、よりポップな音楽に傾倒していく中でHenry Cowは、既存のロックビジネスから独立した活動を行っているバンドを集めたRock In Opposisition(RIO)の活動を始め、RIOに賛同したバンドのレコードを販売するためのRecommended Records(ReR)を創立します。Henry CowのラストアルバムWestern Cultureは、Recommended Recordsを通じて販売されました。

さて、前置きが長くなりましたが、このConcerts。
Henry Cowの作品はリミックスされて、うれしいことに国内版も発売されています。
今回購入したものは、リミックス前のアルバム。しかも中古。
「久しぶりにちょっと聞いてみようかな」っという軽い気持ちで買ったのですが、これがすっかり嵌ってしまいました。
リミックスバントはちょっと違った、懐かしいジャケット。
音は、いまいちでした。リミックス版は、もっと良い音になっているのでしょうか・・・
コンサートの合間に、地元の雑誌のインタビューが載っているブックレットが付いているのですが、輸入盤なので当然英語。
国内版は、このブックレットも翻訳されているそうで、ちょっと悔しい。
拾い読みしてみたのですが、フレッド・フリスはフリージャズを聴いていたのか、とか、ちょっと面白そうな事が書いてありそうです。

というところで、長くなってしまったので、続きます。



Disc 1
1. Beautiful as the Moon, Terrible as an Army with Banners
2. Nirvana for Mice
3. Ottawa Song
4. Gloria Gloom
5. Beautiful as the Moon (Reprise)
6. Bad Alchemy
7. Little Red Riding Hood Hits the Road
8. Ruins
9. Groningen
10. Groningen Again

Disk 2
1. Oslo
2. Off the Map
3. Cafe Royal
4. Keeping Warm in Winter/Sweet Heart of Mine
5. Udine

Personnel
 Lindsay Cooper: Bassoon, flute, oboe, recorder, piano
 Chris Cutler: Drums, piano
 Dagmar Krause: Voice, piano
 Fred Frith: Guitar, piano, violin, xylophone
 John Greaves: Bass guitar, voice, celeste, piano
 Tim Hodgkinson: Organ, clarinet, alto saxophone
 Robert Wyatt: Vocals ("Bad Alchemy" and "Little Red Riding Hood Hits the Road")

クリス・カトラー公式サイト
英Wikipedia:
Henry Cow
Concerts
ローカスレコード




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3月の庭

2007-03-10 14:17:38 | åº­ã®è‰èŠ±
3月。
庭の花達が少しずつ開き始めました。

毎年、この時期になると顔を出すのが福寿草。
いつからこの庭にあるのか、わかりません。生前、母がお正月用の鉢植えのものを植えたものだとか。

福寿草の写真を撮りながら、ふと気がつくとジンチョウゲの香り。
花はそろそろ終わりに近づいているようです。

昨年抜いたツゲの巨木の後には、ジュリアンがクリーム色の花を咲かせていました。
随分前に庭に植えたジュリアン。花が終わり植え替えたのですが、毎夏、ドクダミと笹の陰になり、残ったのはとうとうこの1株だけになってしまったようです。

その横では、紫陽花が芽を伸ばしています。
もう少し切り込んでおいたほうが良かったかも。
今年は巨大な株になりそう。

ボケもきれいな朱色の花を咲かせています。
花が終わったら、細く伸びた枝を落さないと、巨木になってしまう・・・

裏庭に回ると、雪柳が咲いていました。
毎年咲いていたと思うのですが、花を見たのは今年がはじめてです。

その横にはハナスオウの紫色の葉の芽が伸び始めています。
いつからここにハナスオウがあったのか。
玄関前にあったものは、数年前に枯れてしまったのですが、気がついたら裏庭にまだ若いハナスオウがありました。
気がついたのは去年。散ってしまった花を発見したから。
ということで、この花にもまだお目にかかったことはありません。

庭の隅には桃の木とブルーべーリー。それぞれ小さな葉が伸び始めています。
桃の木は去年の夏今の場所に移植したもの。
去年は花を見ることができませんでした。
桃の節句は過ぎたけど、今年は花を付けてくれるでしょうか。
もともと観賞用の鉢植えの桃。花はきれいだったような気がします。
実は、虫達がおいしいおいしいと食べていました。

ブルーベリーも鉢から地植えに変えたもの。
肥料が少なかったか、去年はほとんど葉も伸びず、花も開きませんでした。

その横には木蓮。
太い幹が2本、寄添うような、ちょっと変わった木蓮でした。
蘖がものすごく、毎年切っていたのですが、その幹も数年前に枯れ、代が変わってかつての蘖達が主役です。
蘖の細い枝に、産毛に包まれた蕾がついています。

これからまた、やぶ蚊に襲撃されながら、雑草との戦いが始まります。





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渋谷で神様に会う

2007-03-08 00:45:40 | äº­ä¸»ç‹¬ç™½
昨夜は、親会社の情報システム部門の人と夜遅くまで飲んでいました。
会社のすぐ近くのスタンディングバーで他のメンバーが集るのを待ちつつ、ビールを飲んでいました。
いつまで経っても待ち人来らず。
仕方なく、次の店に向かうことになったのですが親会社の情報システム部門の人が「ハワイアンの店行こう」と言い始めました。すぐ近くとの事。会社の近くなのに、そんな店の事きいた事もありませんでした。
歩く事5分弱。
古い店が並ぶ一角。ここは、ディープな店が並んでいるので、今まで来た事がありませんでした。
そのうちの一軒。ドアに赤いウクレレが飾ってあります。
「ここ、ここ」と親会社の情報システム部門の人はドアを開けて中に入っていきました。

店の中には7-8人も座ればいっぱいになってしまいそうなカウンター。先客は2名。そしてカウンターの中に大柄なマスター。壁にはギターやらウクレレが所狭しと飾ってあります。そして店の奥には複数のウクレレケースが・・・

話しが、正月に買ったウクレレの事になると、マスターウクレレを取り出して、お客さんと一緒に弾いてくれました。このお客さんは、この店に着てウクレレを練習しているとの事です。つまり師弟関係。まだ初めて一年程だという事でしたが、これがうまい事うまい事。マスターの教えかたがよいのでしょうか。

興が乗ってくると、もうマスターの独壇場。
次から次へとウクレレを弾きまくります。
ハワイアンは当然の事、マンボ、タンゴ、はてはビートルズまでなんでもあり。
こちらは、普通に飲みに入ったのにもうマスターのウクレレに酔っていました。
(といいつつも、最終的に4人でビール12-3本あけていたので、お酒にも酔っていました)

普段使っているのはソプラノウクレレ。
普通に売っているのはソプラノです。
お店でマスター達が弾いていたのは、一回り大きなコンサートウクレレ。
生まれて初めてコンサートウクレレを弾かせてもらう事ができました。
大きさは、うちの犬を抱いたときと同じぐらいかな・・・
しっかりとしていて、良い感じです。

8弦ウクレレも弾かせてもらいました。
これもコンサート。
弦が多くてどうかなと思いましたが、意外と押さえやすくて、ストロークする右手も滑らかに滑ります。
ヘッドにはギア式のギターペグが8つもついているので、全体のバランスは頭が重たい感じがありました。

しばらくすると「本物のウクレレの音を聞いた事があるか?」とマスターが弾いてくれたのが、40年もののウクレレ。バイオリンなんかは作ってから100年ぐらいたたないと宵音にならないそうですが、ウクレレの40年というのは、もう相当年なのでしょうか。「もう骨董紺としての価値しかないよ」とマスターか話していました。
ネックが反ってしまい、弦の強い引っ張りに耐えられないので、半音下げてチューニングしているとの事でした。
そんなお年寄りウクレレなのですが、音がまろやか。
熟成したワインかウィスキーのような、刺激的なところはないのですが、音がしみ込んできます。

と、ウクレレ談義をしているうちに、気がつけば2時。
マスターのウクレレの音に送られて、心地よく店を後にしました。

お店の事おくさんにメールしておいたのですが、顔を見るなり「その店に通ってウクレレ習いなさい」と言ってきました。今度はおくさんも連れていってあげないと・・・




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牛への道 / 宮沢章夫

2007-03-03 01:05:39 | äº­ä¸»ç‹¬ç™½
生まれたときから、ほぼ途切れず、今のところに住んでいるので、子どもの頃からずっと同じ床屋に通っています。そろそろまた行かないと。(前回行ったのは暮れだったか・・・)

遠くに引っ越したら困るだろうなと思うのが、床屋。
街を歩いていると、床屋を見かける事がよくあります。
今、通っている床屋が、特別なところというわけじゃないのですが、見知らぬ床屋ってなかなか入れません。
だから、どこか遠くに引っ越すと、行きつけの床屋をみつけるまで、そうとうドキドキするだろうなと思っています。

もう一つ、困るのがラーメン屋。
初めてのラーメン屋って、なかなか入れません。
なんだか、まずいラーメンに当たってしまったときって、ものすごくガッカリしてしまいます。
だから、知らないラーメン屋に入るのって、そうとう迷います。
迷った末に出てきたまずいラーメンを食べているときの、なんとも言えない敗北感。。。

知らない人が書いたエッセイ集。
実は、これもそうとう迷います。
いったい、何が書いてあるのか。どういう立場で書いているのか。
内容に対して、どのように立ち向かえばよいのか、それがわからないので、不安で不安で・・・
そこまで不安になるなら読まなければいいのに。
ということで、そういうエッセイには、なかなか手が出ません。

で、宮沢章夫。
実はこの本を読むまで全く知りませんでした。

この本に出会ったのは、新百合ヶ丘の小さな本屋さん。
もう10年ぐらい前じゃないかと思います。
そのころ、この本屋さんはちょっと変った品ぞろえで、なにかこう頭の中をかき回してくれるような本がないかな、というときによく寄っていました。
このときも、そう。
なにか頭の中をかき回してくれて、しかも軽く読めるような本は無いか。
なんだか、矛盾する要求を解決すべく、店の中を巡っていました。

すると、目に飛び込んできたのがこの本のタイトル。
牛? 十牛図かいな?
と思って、ページをぱらぱらとめくると、短いエッセイが並んでいます。
前述したように、見知らぬ人のエッセイにはちょっと身構えてしまいます。
が、少し読んでみると、笑いが込み上げてきました。
しかも、それがただのギャグではありません。
確かに、何編かはげらげらと笑えるような内容です。
でも、その笑いがどこから来るのかというと、今まで気がついていなかったような「ずれ」。笑った後に、「ああ、そういう事あるよなぁ。なんで気がつかなかったんだろう」と、読むたびに笑いながら目からウロコが何枚も落ちていきました。

笑いながらも、頭の中をかき回してくれて、しかも読み終わったときには良い感じで力が抜けて・・・
なんだかとても面白い本でした。

牛の関連で、紹介してみました。






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THUNDERBIRD その2

2007-03-02 02:00:55 | äº­ä¸»ç‹¬ç™½
牛はちょっと嵌ってしまって、もう少し聞いてからにしようかと思っています。

ということで、鳥の2回目。

WindowsでThunderbirdを使っていて、困った事のリスト。
というか、解決したい事リスト。
解決した事リストもあったのですが、ちょっとみあたらなくなってしまいました。。。
(前回書いた機能拡張でだいたい解決したんんですけど・・・)

1.メモリの大食いをどうにかしたい
やはり第一番目はこれです。
フィルタを使ってメールをフォルダに分けているので、「最近の10日のメール」を検索フォルダに集めています。
ところが、検索フォルダを使うと、Thunderbirdが使用するメモリがどんどん増えてしまいます。
このメモリ食いをどうにか解決したいと思っています。

2.検索フォルダのソート順
メールを、日付の孝順に並べたいのですが、検索フォルダを開いたときのソートに時間がかかります。
会社だと、10日分のメールで1000通を越えるので、これを検索フォルダ内で日付順にソートするのに時間がかかります。さらに、ソートの度にTBが使用するメモリがどんどん増えます。
Thubderbirdは会社のようなヘビーな環境での利用には向かないのでしょうか。

3.受信日付でソートしたい
TBのメールのリストが、送信日付順で表示するようになっています。
これが困りもの。
送信元のPCの時間が狂っていると、とんでもないところにソートされてしまいます。
自分のPCの受信時刻でソートできれば、例え時刻設定が狂っていても、到着順にメールが並ぶので、とんでもないところにメールがソートされる事が無くて良いのですが・・・

4.添付ファイルの名称が見れない
長い名前を使うのが悪いのかもしれませんが・・・
TBで添付ファイルの表示は画面の下に並びます。でも、む長い名前のファ稲の場合、「・・・」で省略されてしまいます。これをフルのファイル名で表示できるようにしたいのですが・・・
そういえばTBは、添付ファイル付けるのも、ちょっと変った感じですね。

5.添付ファイルを開くときのワークディレクトリを変更したい。
Thunderbirdで添付ファイルを開くと、tempフォルダにファイルが保存されてしまいます。それに気づかず添付ファイルを開き続けていると、いつのまにかtempフォルダにファイルが沢山作られてディスクの肥やしになってしまいます。(というか、普通気がつかないです、こんなところにファイルが溜まっていくなんて)
tempなんていう普段見ないフォルダではなくて、もっと分かりやすいフォルダを使用するように(要は、任意のフォルダを指定できるように)できないものでしょうか。


解決方法が見つかったら、ブログにメモとして残していくようにしようと思います。
どなたか、解決方法をご存知でしたら、教えてください。





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