おいみず亭 Family & Friends

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荒川選手おめでとう

2006-02-24 07:29:39 | äº­ä¸»ç‹¬ç™½
いやー、やっと取れましたね、メダル。
荒川選手本当におめでとうございます。

朝起きて、テレビつけたら、ちょうど安藤選手の演技でした。
4回転ジャンプ失敗しちゃったのは残念ですが、次のオリンピック目指して、これからの4年間の活躍が楽しみです。なんといっても、世界で15番目なんですから、たいしたものです。

しばらくブログをみてまわったりしたあと、夕べはあまり寝てなかったので一眠りしようかと思ったのですが、つけっ放しだったテレビを見たら、ちょうど荒川選手の演技でが始まりました。
いやぁー、凄かったですね。リンクの「上」で滑っているのではなくて、リンク自体を自分のものとしてその「中」で滑っていましたね。
自分のフィギュアスケートを演じる「場」を作っていました。
引き込まれるように、見入ってしまいました。
観客のスタンディングオベーションもわかるような気がします。

続く村主選手。
村主選手も「場」を作るのが上手な選手なのですが、今日は少し「場」がいつもより小さかったような気がします。メダルに届かなかったのは残念です。

村主選手の演技は優雅で、アメリカのクワン選手にも似通った独特の世界を作り出します。他の選手には、なかなか真似のできない演技だと思っていました。
しかし、今日の荒川選手の演技を見ていたら、村主選手のような優雅な雰囲気がありました。その場にいなかったのは残念ですが、リアルタイムで凄い演技を見る事ができて、幸せでした。

至上の愛 / ジョン・コルトレーン

2006-02-23 06:58:34 | Coltrane
ゴングとピアノに導かれ、コルトレーンのサックスが♪パララヒ~パラリラパラリラと鳴り響き、音楽史上唯一無二のジャズ説教が始まります。
そう、このアルバムはもはや「ジャズ」という形を借りた、コルトレーン教の布教活動です。後の世では、世紀魔IIがアルバムの事を「教典」と呼んでいましたが、このアルバムこそ「教典」と呼ぶにふさわしいものだと思います。

全体は「承認」「決意」「追求」「賛美」の4部構成になっています。
第一部「承認」は前述したように♪パララヒ~と始まり、エルビン・ジョーンズ、マッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソンという力強いリズム隊を従えた教祖コルトレーンが♪パララヒ~パラリラの説教をはじめます。やがて、あの一度聞いたら忘れられないお題目♪パパ~ララが始まります。しだいに高揚してきた教祖は、サックスを通した説教のもどかしさを感じたのか、とうとう自らの言葉によって「アラ~ブスプリム」と語り始めます。そしてメンバー全員で「アラ~ブスプリム」のお題目を唱えて第一部は静かに終わりを迎えます。

第二部「決意」は、第一部の静けさを受けて短いベースソロで始まったかと思うと、その静寂を打ち破るかのように♪パヒ~ラリラリラ~と教祖のお言葉が始まります。教祖のお言葉を、マッコイ・タイナーの軽やかなピアノが引き継ぎ、しばらく弟子達がピアノトリオ形式で議論を展開していきます。頃合いをみはからって、教祖がお言葉を発します。教祖と弟子たちの軽やかな掛け合いが続き、第2部はエンディングをむかえます。

第三部「追求」LP時代ですとB面の、のっけからの長いドラムソロ。これはただ事ではありません。やっとピアノとベースが入ってきたかと思うと、教祖は不在のまま。1分半程過ぎたところで♪パリラ~パリラ パリラ~パリラ タリラと教祖がお題目を唱えます。その後再び弟子達がお題目に添って議論を展開すると、再びおもむろに教祖が♪パリ~ラリラリラ~リラと議論に参加して教えを述べ始めます。教祖、ここで再び高揚したのか、次第に早口になり声を嗄らしながらの説教となります。最後は再びドラムソロ。それをベースが引き取り、ゆっくりとあのお題目「アラ~ブスプリム」を唱え第四部に引き継ぎます。

第四部「賛美」今まで寡黙だった弟子ジミー・ギャリソンがここで長いソロをとります。みな、黙想しながらその言葉を噛みしめます。第三部「追求」の白熱した議論とは一転し、皆静かに「アラ~ブスプリム」について思いを語り始めます。やがて、それが「アラ~ブスプリム」への賛美となり、祈りのような教祖の語りとなり、再び教典最初のテーマ♪パララヒ~パラリラ~がやってきて、教典は閉じられます。


John Coltrane(ts)
Elvin Jones(ds)
Jimmy Garrison(b)
McCoy Tyner(p)

Star People / Miles Davis

2006-02-18 14:43:34 | Miles Davis
1981年にThe man with the hornで復活してからの、スタジオ盤2作目。
マイルスをリアルタイムで聞いていたのは、このあたりの時代です。

当時The man with the hornを聞いた時は、なんだかまだ完全復活していないで手探り状態のような気がして、個人的にはこのStar Peopleの方が好きでした。電化マイルスを聞いた後に、再びStar Peopleを聞くと、1曲が短いのがとても残念でなりません。70年代ならば、ライブの勢いとテオ・マセロのテープ編集で、LP片面20分ぐらいたっぷり聞けそうな曲が、10分ぐらいでフェードアウトしてしまうのはとても残念です。アルバムの最後までフェードアウトして終わってしまうというのは、ちょっといただけません。フェードされたスターズ・オン・シシリーはどこで輝いているのでしょうか・・・

本作では、ギターがマイク・スターンとジョン・スコフィールドの二人となり、ドラムがアル・フォスターとバンド編成も音楽的にも、復帰後のマイルスの作品の中では、最も70年代に近いものになっていると思います。ベースは、このあとのマイルス・デイビス・グループで大きな役割をしめていくマーカス・ミラーというのも見逃せません。70年代までの音を脱ぎ捨て、80年代の"電子化"マイルスへのターニングポイントとなった作品という事もできると思います。



[Star People]
Miles Davis(tp,key)
Bill Evans(ss,ts)
Mike Stern(g)
John Scofield(g)
Marcus Miller(e-b)
Tom Barney(e-b)
Al Foster(ds)
Mino Cinelu(perc)
1982~83


トリノ

2006-02-18 02:52:01 | äº­ä¸»ç‹¬ç™½
オリンピック、なかなかメダルがとれないですね。
こうしてみると、やっぱりメダルとるのって難しいんですね。

でも、ここまでとれないと、
単純にメダルの数に一喜一憂するだけでなく、
何か採れそうな競技はないものかと、
いままで知らなかった競技までみてしまいますね。
そして、気がついてみたら、
オリンピックってメダルの数を競うのではなくて、
競い合っている選手を見るものなんですよね。
凄い技、良い試合を見て、選手に拍手を送る。
だって、オリンピックですよ。その場に出ているだけでも凄いじゃないですか。
そして、運良くメダル取れたら、
その時は、おおいに喜びましょう。

マイルスの次はこれですか!?

2006-02-14 04:43:02 | äº­ä¸»ç‹¬ç™½


ウサギ年の年賀状? と見まがうばかりうさぎうさぎうさぎうざきうざきうさぎ・・・・
HMVで見かけてしまったこのアルバム、知る人ぞしるスパークスのなんと新作「ハロー・ヤング・ラバーズ」。
なんと、試聴できるじゃないですか。
音は、まるでこのジャケットのウサギの大群のような音。オーバーダビングと反復で、屈折したミニマルミュージック?
それがどの曲もどの曲も同じ作りでありながら、ポップにして狂気。
実は10cc(良く聞いた)とかスパークス(とかあまり聞かなかった)とかロキシーミュージックとか、屈折したポップロックって大好きです。
まだまだマイルスを聞き続けているので今日は買わなかったけど・・・
このアルバム欲しいかも。

TBのページ

2006-02-14 04:30:13 | æœ€è¿‘聞いた音楽
[音楽系]
JAZZを聴きながら
毎日かかさずこれだけの文章を書くなんて、凄い方です!!

がちゃむく魂
「音楽」「読書」「映画」「コンピュータ」老水亭と重なるかも。

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パンク・ニューウェイブ影響下の音楽&映像


「アガルタ」「パンゲア」

2006-02-09 06:16:44 | Miles Davis
マイルスデイビス1975年の来日公演のライブ。2月1日の昼の部が「アガルタ」夜の部が「パンゲア」。
CDになったおかげで、40分とか1時間という演奏を続けて聞く事ができます。

今まで聞いたマイルスのライブアルバムの印象をまとめてみます。

「アット・フィルモア」
エレピのチック・コリアとオルガンのキース・ジャレット。両雄の覇権争いによってフィルモア・イーストの4日間は大混乱に陥ります。
この渾沌としたバンドを乗りこなしていたマイルスというのは、偉大なリーダー蛇ッ多に違いありません。

「セラードアセッション」
6枚組CDのうちディスク1、3、4の3枚はドラム、ベース、キーボード、サックス、トランペットというマイルスお得意の五重奏団の形になっています。リズムと楽器が電化されているとはいえ、50年代60年代のクインテットの展開形と採れない事もありません。
このときのライブは、すっきりとしていて、非常に分かりやすいものと言えると思います。

「ダークメイガス」
リズム隊の作り出す、熱狂的な「場」の上に、メロディー楽器が次々と登場して呪文を唱えては去っていく。原初的な力強さは感じられますが、バンドとしてのまとまりという点では少し弱いところがあったのかもしれません。ライブ当日にメンバーを二人も追加しているのだから仕方のかない事だと思います。マイルスは、既存のメンバーだけではつくれない何かを期待して、新メンバーを迎えたのかもしれません。

「アガルタ」「パンゲア」
バンドサウンドとして、とても良くまとまっていると思います。個々のメンバーが、没個性に陥らず、お互い会話を楽しんでいるような演奏を繰り広げています。先にも書いたように40分、1時間という長い演奏にも関わらず、繰り返し聞いています。それだけ完成度が高いのだと思います。
このライブのあと、マイルスは療養生活に入り、81年の「マン・ウィズ・ザ・ホーン」まで新作を出しませんでした。これだけ完成度の高いものを、ライブで作り上げてしまえば、次の作品までの間、長い充電が必要だったのかもしれません。



アット・フィルモア


アガルタ


パンゲア

温泉会

2006-02-07 01:28:38 | äº­ä¸»ç‹¬ç™½
大学卒業以来24年間続いている温泉会が、この土日にありました。飽きもせず、毎年同じようなメンバーが集まっています。良くこれだけ続いたものだと、みんな感心しています。
これだけ続くと、もう生活の一部になってしまって、温泉会が終わった瞬間にもう次の年の温泉会が待ち遠しくなります。温泉会が終わると、端役も「もう今年の最大の楽しみが終わってしまった」と悲しくなってしまいます。今年は幹事をやっていたせいか、温泉会の前日に「とうとう、明日は温泉会当日だ。もう終わってしまうと思うと悲しい」と思ってしまいました。どういう訳か、今年は参加者みんな、同じように感じていたようです。
一昨日の夕方終わったばかりの温泉会。次の温泉会まで、あと1年。待ち遠しいです・・・

ということで、温泉会のホームページの更新作業を行うため、しばらくブログの方は更新が滞るかもしれません。

マイルス 聞き終わりました

2006-02-03 05:59:02 | Miles Davis
怒濤のマイルスデイビス、アルバム7枚CD18枚76曲聞き終わりました。
電車の中で眠りながら聞いたのもあるので、「全部」「ちゃんと」聞いたかと言われると疑問ですが・・・
通しで聞いて感じた事。
・エレクトリックになっても、マイルスのメロディーは変わりませんね。
・思ったほど難解じゃないです。
・エレクトリックピアノを弾いているキースジャレットは、これまたすごい。
・プロデューサのテオ・マセロはすごい。ライブを音源にして、これだけ自然に編集してしまうなんて!!
この企画を思いついてから発見した「セラードア・セッション」これのできが良いですね。嬉しい発見でした。「セラードア・セッション」が「生のライブ」に対して、「ライヴ・イブヴ」はテオによる編集版。それぞれの味があっていいですね。
「ジャック・ジョンソン」なんてロックですよ。nakaPさんおすすめですよ。

さて、これでマイルスからも解放!! と、思いきや、ツタヤで「アガルタ」と「パンゲア」を借りてきました。家にある「ビッチズ・ブリュー」といった超有名どころを、取り込んでます。
まだまだ、苦行は続きます。