それにもかかわらず、そんなことはどうでもいいとばかりの西側メディアが、あいかわらず、我々は勝っているという態度を堅持し、イギリス他の西欧州諸国がさまざまな兵器をウクライナに送り込み、そこから、クリミア、ルガンスク、ベルゴロドを始めとした場所を攻撃している。
現実は、ほとんどテロリストのような仕様でロシア国内、またはロシア系の民間人をターゲットにした攻撃が続けられているだけ。まぁ、ナチだわなとしか言いようがない。「西側はナチ」というのは2年前には過激な少数者の意見だったと思うが、今や単なる現実になった。
総じていえば、西側は、我々は勝ってる、という姿勢を堅持している。そのハイライトが広島のG7でしょう。実にまったくおそるべき恥辱イベントだった。
■ 言論屋の終わり
この状況は、まだまだ続くでしょう。そして、そもそもNATO vs ロシアが戦ってるのに、ウクライナとロシアの戦いにして、自分たちは局外中立であるかのようなフリをしている西側諸国は、そういう詐術を用いても、結果から逃れることはできない、ということに気づかされる時間となるでしょう。
Henry Kissinger called for Ukraine to join NATO.
— Dmitry Medvedev (@MedvedevRussiaE) May 18, 2023
True, he will celebrate his 100th birthday in 10 days, and he also met with Brezhnev. However, he is completely wrong here.
He called the conflict between the United States and China the main threat to humanity. I have always…
■ ポストコロニアル時代の終わり
他方、プーチンは、あからさまに現実を説明していた。5月24日の国内外の治安関係者向けのミーティングでこんなスピーチをしていた。
■ アメリカの中の混乱
そんな中、アメリカの中では、現在の政権のやり方に危機感を覚える米軍の元将校や外交官たちが連盟で新聞広告を出して、冷静さを求める事態があったりはする。
We're calling for a peaceful end to the war in Ukraine. It's time for America to use its power for diplomacy. pic.twitter.com/j4uGdGUXpW
— Eisenhower Media Network (@MediaEisenhower) May 16, 2023
冷静な人たちもいるということは安心材料の1つではあるけど、この人たちが政治的な力を持てる状況が来る様子が全然ない、ってのが現状だね。
■ 中東
そんな西側内のどうしようもなさを後目に、中東では、アサド大統領率いるシリアが、がアラブ連盟に復帰した。
[ドバイ 17日 ロイター] - アラブ連盟のアブルゲイト事務局長は17日、シリアが今週開かれる連盟の首脳会議に復帰することに歓迎した。
連盟は今月、反体制派への弾圧を理由に12年間停止していたシリアの参加資格を再開すると決定した。
Peace: Syria’s🇸🇾 President Bashar Al-Assad is greeted with a handshake and hug from Saudi Arabia’s🇸🇦 Crown Prince Mohammed Bin Salman at the Arab League Summit.
— Going Underground (@GUnderground_TV) May 19, 2023
Washington’s influence in the region seems to be dead. pic.twitter.com/NiEvcKQKhe
A meeting of the heads of the Central Banks of Iran and Russia took place in Tehran on Tuesday.
— Spriter (@Spriter99880) May 23, 2023
The head of the Central Bank of Iran, Mohammad Reza Farzin, at a meeting with the head of the Central Bank of the Russian Federation, Elvira Nabiullina, said: Strengthening and… pic.twitter.com/3kJZTrgkpJ
世界制覇に乗り出したマッキンダー主義者に使われた、大変遺憾な出来事こそ日露戦争でしょう。
— DEEPLY JAPAN (@DTJTakumi) May 27, 2023
それを世界史的転回点とか言ってるあなたは何を見てるの?って感じ。日本の立ち位置は欧米様の世界をお支えしてユーラシアを壊すための先兵ですよ? https://t.co/T7j8hJ0HZq
https://www.youtube.com/@besogontv
テレビでも放映されるようになり、彼の話では視聴者は1000万を超えると言っています。その主張は、恐らく現在のロシアエリート保守層の考えで、政権の方向性、世論の雰囲気を映し出していて大いに参考になります。また、映画監督らしく映像の作り方が素晴らしいので非常に見やすいです。最新の番組内容がブログ主様の今回の投稿と重なる部分があると感じたので少し書きます。
番組タイトルは、「嘘に生きる」。勿論、西側とりわけアメリカのことです。先ずインディオ族虐殺について「史上最長のホロコースト」と表現し、延べ1億人前後が犠牲になった、学校では意図的に西洋人上陸前までは無人の地だったと教えられているという文章を引用しています。また、ミハルコフの番組手法として、先人の言葉をよく引用しています。トーランド「収容所や虐殺手法におけるヒトラーの概念は、英米の歴史から彼が学んだ影響が大きい」ディケンス「アメリカの使命とは、全世界を卑劣化させることだ」92年のカストロの予言「欧州での次の戦争はロシアとファシズムとの戦いになるだろう。但し、そのファシズムは民主主義と呼ばれるだろうが。」
A・ネフスキーのロシア土着性を語った後、ミハルコフの締めの言葉「誰しも不実に生きる方が真実に生きるよりも楽かもしれない。不実には適応できるだろうが、真実に対しては受け入れるしかない。私は確信を持って言うが、嘘に生きる者は真実から遠ざかれば遠ざかるほど、真実に向き合った時に心の荒廃、失望、恐怖が増す。今日、我々はこの真実をウクライナ、広い意味では全世界で擁護しようとしている。想像できないことかも知れないが、世界中でどれだけの人々が、恐怖や失望がなく真実に生き、「西側文明」から自由になるため、我々の勝利を待ち望んでいることか。真実が戻ることを信じている。」
僕は毎日ロシアのニュースを見ていますが、「真実の力」という言葉をよく兵隊さん達が使っています。その眼差しは柔らかいですが、真剣であり良い表情をしているように見えます。方やウクライナ兵の多くから感じるのは激しい憎悪です。まあ、こういう憎悪は長く続くものではないと思います。
毎度興味深いお話し、ありがとうございます。
「西側文明」から自由になるというのが、現在かかっているテーマだと思いますね、ほんと。
そのうちの大きな分量は、このブログ的にいえばナラティブ管理問題だと思うわけです。誰が書いたか知らない筋を読ませされてる。それこそ大問題。
で、ロシアはこういうのをはねのける任につける数少ない国だと思います。集団的メモ魔であり、かつ、アーカイブスをしっかり持ってるから。まぁビザンチン由来というところが多大にあると思われます。
面白い時代に立ち会ったものだと思ってます。
S・リッターが1ヶ月のロシア旅行から帰国しyoutube番組で報告しています。
https://www.youtube.com/watch?v=Ns6i6vi0bbc
アップされ1日も経過していないのに、この種の番組としてはかなりの視聴回数とコメントが寄せられています。コメントを読んでみて、その内容のマトモさに驚きました。ネットに不愉快不真面目な書き込みがないのは、ほぼあり得ないことですから。
リッター氏のロシア観にはかなり共感できます。加えて僕が指摘したいのは、ロシアに住む人々には人種偏見の傾向が殆どないことです。(唯一あるのがユダヤ人に対してと言われますが)一方、西洋人、それに倣った我が国民には、人種ヒエラルキーを見る向きが強いと思います。この差がナチズムへの憎悪(ロシア)と許容(西側)になって表れているのではないでしょうか。リッター氏に多くのロシア人が質問したという「何故アメリカはロシアを憎むのか」この理由がロシア人には分からないということが、僕には分かる気がします。
ナポリターノさんのところ、私も見ました。
でもって、なぜアメリカはロシアを憎むのかに対する唯一可能な推論は、ロシアが生き延びているからだろうってところ、もうそれしかないって感じですね。コメント欄も視聴者の方がよく見ていて安心。
けっきょく、ヘイト問題だと思うし、ナチ問題と言っても同じことだと思います。こういうことを仕掛けていることが間違ってる。
アメリカの中に少数派とはいえ力強く、反ナチ、反ロシア・ヘイトを語り続けてる人たちがいるのはまったくの安心材料。
宋 文洲
@sohbunshu
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7時間
プーチンが秘密を明かす:
「ウクライナが中立条約にサインしたからロシア軍がキエフから撤退した。しかし、その後、ウクライナが交渉団トップを暗殺し、条約を破棄したため、戦争が続くことになった」
本当にこれ、ロシアは今に始まったことではないのでしょうが、もう騙される外交。事実や正義の則り外交は進められないとロシア人は心底思うでしょうね。それに同感するのが、中東やアフリカ諸国、そんな諸国の共感の輪が広がり、経済制裁にも負けず、ロシアの人道にもとずいた世界構想の構築が実りつつある。それは理想への牛歩の歩みと私は感じ生ます。
仕事の歌 というのがありますが、その中に"イギリスは利口だから水や火など使うロシア人は歌を歌い自ら慰める"という歌詞が有りますが、ロシア人はミンスク1、2で騙されて、キエフの和平交渉で騙された。仕事の歌の歌詞を"西洋人は2枚舌だから"と変えて歌はないとまた騙されそうだ。正直はその人の徳ではあるが、相手が自分と同じ正直者と考えては危ない。