もう9月半ばということですっかり秋の虫ばかりになっているのかと思ったら、まだオニヤンマが飛んでました。念願かなって妻がとうとうオニヤンマを捕まえたので、家族一同大興奮です。
当サイト関連記事:
・ウッドランド森沢と古代生活体験村を見学してきましたレポート。
・オニヤンマの画像があるサイトとYouTube動画まとめ。
・オニヤンマの飛行中の写真撮影に成功。調子にのってGifアニメも作成しました。
■ぐんま昆虫の森
http://www.giw.pref.gunma.jp/
公式サイトです。
■ぐんま昆虫の森 - Google マップ
大きな地図で見る
ぐんま昆虫の森の住所は、〒376-0132 桐生市新里町鶴ヶ谷460-1 です。
周辺は渋滞もなくスムーズに走れました。
カーナビの地図情報が古いせいか「ぐんま昆虫の森」が載ってなくてアセりましたが、看板をみつけてその通りに進んだらたどり着くことができました。
ぐんま昆虫の森に到着。ここを曲がれば入口です。道に迷った分、喜びもひとしお。
ぐんま昆虫の森は広いです。今回はオニヤンマに夢中になりすぎて左側の富士山沼ゾーンまでしか行けませんでした。
ぐんま昆虫の森では、昆虫を観察するときのルールがあります。捕虫網で昆虫をつかまえても良いのですが、観察が終わったら、元の場所に放してあげるのがルールです。
行事はその日によって替わるようです。この日はかやぶき民家の前で、竹馬やコマ回しなどの昔あそびが催されていたようです。行けばよかったな~。
開園時間は9:30から17:00までです。うっかり開園時間より早く到着する予定を立てるところでしたが、ららん藤岡(道の駅ふじおか)に寄ってから来たので、お昼ごろに到着しました。あと入園料金は中学生以下は無料、大人は400円。安い!!
ちなみに、お昼ご飯は道の駅ふじおかで買ったおこわ弁当や焼きそばで済ませました。ぐんま昆虫の森には食堂は無いので、お昼をまたがって過ごすならお弁当は必須です。
・ぐんま昆虫の森からのお願い
お弁当を持っていきましょう。
余談ですがこちらもどうぞ。⇒全国の道の駅が探せるサイトのリンク集。
入口で「クイズラリーもんだい」を渡されました。問題の全容は各ポイントに行かないと分からないという心憎い演出です。起伏のある長いコースを歩くには5歳むすこの体力がもたないので、今回はクイズはパスしました。絶対「おんぶ」って言い出すに決まっている。
買ったばかりの昆虫の食草・食樹ハンドブック(楽天)をわざわざ持っていきました。けっきょく使わずじまいでしたが。
ツマグロヒョウモン、アゲハチョウ、ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、トンボ、カナヘビなどの生き物を観察しながら、なだらかな坂道を上っていきました。
最初に昆虫観察館にたどり着きました。
入口から入ってすぐの所にクツワムシが飼育展示されていて、ガチャガチャ鳴いている様子を録音した音声が流れてました。子どもの頃に親といっしょに夜に捕まえに行ったことを思い出します。
昆虫標本のコーナーがありました。オニヤンマでかっ!!
ちょっと気持ち悪いですがこちらは蝶類・蛾類の標本です。この中で一番大きな蛾は名前が見切れてますが、ヤママユガ科「シンジュサン」です。いつか生で見てみたいな~。
まさか生きてるハナカマキリが見られるとは。ハナカマキリは東南アジアに分布するそうです。
コーカサスオオカブトです。他にヘラクレスオオカブトも飼育展示されてました。外国産は大きいですね~。
1989年に西表島で発見されたヤエヤマツダナナフシです。翅(はね)はあっても飛べないとのこと。外敵に襲われると胸部の穴からミントのような香りのする白い液を噴射するそうですが、毒はないそうです。ヤエヤマツダナナフシ - Google 検索
画像が粗かったので省略しますが、宮古諸島、八重山諸島に分布するサキシマキノボリトカゲも飼育展示されてました。サキシマキノボリトカゲ - Google 検索
トノサマバッタの交尾シーンが見られるとは。
オオカマキリもいました。これはメスですね。近日中に産卵しそうなほど大きなおなかをしてます。関連記事⇒カマキリは鳥を食べることもある。
ナナフシです。これはナナフシモドキかな? 触角が長いエダナナフシもいました。
ゲンゴロウです。すばしっこく泳ぎっぱなしなのでよく分からない写真しか撮れませんでした。
うちの子ども達に見せたかったミズカマキリにやっと会えました。子どもの頃に何度か捕まえたことがありますが、コイツ、意外なことに空を飛ぶんですよね。飛んで逃げていったことを覚えてます。
アカハライモリです。飼いたいけど毒を持っているからウチは無理だな~。子どもたちが触りたがるので…。
これはクサガメだったかな? 口元に愛嬌がありますね。ちょっと笑いぎみ。
うちもこないだまで飼っていたニホントカゲですね。関連記事⇒那須旅行レポート生き物&植物観察編。めずらしい昆虫やニホントカゲを発見しました。
これはシュレーゲルアオガエルだと思います。かけ足だったのでじっくり見てませんでした…。関連記事⇒カエルがセミを丸のみ!!の動画ほか、シュレーゲルアオガエル調べまとめ
石垣島や西表島に分布するサキシマカナヘビです。なじみのある茶色のニホンカナヘビと似てるけど、全身緑色で綺麗ですね。サキシマカナヘビ、生で見たかったんです。まさかぐんま昆虫の森で出会えるとは…。
数に限りがありますが、虫とりあみと虫めがねを無料で借りられます。団体さんが来ていたら足りなくなるので、自宅から持って行ったほうがいいかもと思いました。今回は忘れたのでこちらでお借りしました。
昆虫観察館から出ると、足首ほどの深さの池がありました。ここでギンヤンマほかいろいろなトンボが飛び交ってましたが、小3むすめが虫とり網を振り回すも成果ゼロでした。どうしても手が届かない池の中央に逃げてしまうのでむずかしいです。
ルートを進むと、伐採木が積んでありました。タマムシがいそうな気がしましたが空振り…。関連記事⇒タマムシの探し方・飼い方調べ。
小川の橋を渡って進むと、小さな池がありました。小3むすめ、ここでもギンヤンマを捕り逃す。ここは水生昆虫がいそうです。でもレンタルの虫とり網は地上の虫とり専用なので水には入れられません。ご注意を。
やっとゲットしたのはネキトンボかな?
次のステージへ進む。
なにやら向こうは賑わってるなぁと思ったら…。
全部カカシでした。ひとり妙なポーズのヤツがいますが言及はしません。
気を取り直してまわりを見渡すと、オニヤンマが飛び交っていそうな小川がありました。ここにオニヤンマをホバリングさせる装置を設置すれば良い写真が撮れそうです。
やはりオニヤンマがいました。ここの木の枝がトンネル状になっている所をくぐって行ったり来たりしているのを発見。ここにはオニヤンマは写ってませんが次の画像へ。
オニヤンマ激写。えさを求めてパトロールしているようです。周辺に4~5匹はいたと思います。各人が網を振り回すも、機敏に飛びまわるオニヤンマに苦戦しました。
そこで作戦を考えました。僕が木の枝のトンネルの向こう側にいて、オニヤンマが右へ向かって飛んでいるときに網を振りかぶり、もし失敗したら、オニヤンマがトンネルをくぐった時に「行ったよー」と合図。そして妻が再び網を振りかぶります。ホッとしたオニヤンマを油断させたところで捕まえる作戦です。
その作戦が功を奏したのか、2回目ぐらいの作戦でとうとう妻がオニヤンマをゲット!! 今年の夏は栃木県の蓬山や古代生活体験村で挑戦するもいつも捕り逃していたので、みんな感動です。
オニヤンマ、とったどー。
オニヤンマって、エメラルドグリーンの目がきれいですね。よく観察して、このあと逃してあげました。来年も来るので、繁殖して待っててちょうだい。
次にかやぶき民家の所まで行きかけたんですが、5歳むすこの体力が心配だったので引き返し、先ほどのオニヤンマがいた小川周辺に戻りました。
僕はまだ見ていない他の生き物がいそうな気がして、先ほどのカカシがある田んぼ周辺を散策していたんですが、田んぼの周囲の掘りで何かが「ボチャン」と音をたてたのを聞きました。なんだろうと思って近づくと…。
なんとヘビが堀の中にニョロニョロ。「ヘビだ~!!」とみんなに知らせると、陸に這い上がって田んぼの方へ逃げ出しました。
よく見るとそれはヤマカガシだったのでこれまたビックリ。前にも仙元山見晴らしの丘公園で見たっけな~。ヤマカガシは毒蛇なので要注意です。このヤマカガシ、堀の中のオタマジャクシやカエルを捕食していたんでしょうね。
気持ちわるい画像もあって申し訳ありませんでしたが、以上、オニヤンマがたくさん飛び交っていて最高な、ぐんま昆虫の森でした。
これでも半分も周ってませんが、次回お出かけするときには周れなかったスポットに行ってみたいと思います。
(追記)
つづきです。⇒ぐんま昆虫の森ではヤエヤマオオゴキブリやアマミナナフシを触らせてもらえます。
関連:コンパクトデジカメを顕微鏡カメラに eルーペに! コンパクトデジタルカメラマクロズーム用コンバージョンレンズ S450P(Amazon)
- 関連記事