当サイト関連記事:
・那須旅行レポート後編。南ヶ丘牧場、ベーカリーカフェ・ペニーレインほか。
・那須旅行レポート前編。ペンション「だんどりあん」に宿泊しました。
・根古屋森林公園に行ってきましたレポート後編。ニホントカゲや珍しい昆虫がいました。
農村レストラン高林坊で食事後、駐車場の草むらが気になって探索していたら、ニョロニョロと出ました。真っ黒な体に白いスジが入った、ニホントカゲのメスです。苦手なかたはご注意を。
素早くてつかまえるチャンスがなく、少しずつ追いつめていくと、土がこんもりしている所にもぐってしまいました。でもしっぽが見えている状態だったので、そこをめがけてガバッと土ごとつかまえて、やっとのことでゲットしました。
みんなが手洗いに行っていたときのことで、車にもどったときにこれを見ておどろいてました。初めてのメスをゲット、感激です。オスをつかまえたときの記事はこちらです。⇒ニホントカゲの成体を捕獲しました。画像あり。
旅行を続けていくうちに、ぞくぞくと珍しい昆虫に出会いました。昆虫の名前を調べるのには、小学館の図鑑NEO「昆虫」(楽天)と、ポケット版学研の図鑑「昆虫」(楽天)が役立ちました。
「もみじ谷大吊橋」にて。このトンボ、図鑑で調べたらシオカラトンボだったので驚きです。シオカラトンボの未成熟なオスはこんな色なんだそうです。ちなみにメスもこんな色で、おなかがもう少しふっくらしているようです。それから、メスと未成熟なオスはムギワラトンボとも呼ばれるそうです。
擬態していて分かりづらいですが、ヤガの仲間、シロシタバと思われます。
シロシタバをズームで。木のコケみたいな模様も付いていてしっかり擬態してるんですからね・・・不思議です。
■シロシタバ
これが図鑑にものってなくてさっぱり分からないんですが、キリギリスの仲間でしょうか。(追記2013.8.22: 調べたところアシグロツユムシの幼虫だと分かりました。)
もう一枚。後ろ足がかなり長いです。マダラカマドウマのような、でも緑色の体をしているのでちがうような。図鑑にものってないので分かりませんでした。幼虫は緑色かもしれないと思って調べてみたら、幼虫は褐色のようです。
■マダラカマドウマがムクゲの花に
(追記2013.8.22: アシグロツユムシの幼虫と判明)
ここまで「もみじ谷大吊橋」での観察です。つづいて「那須野が原公園」へ移動~。
「那須野が原公園」で、コカマキリを見つけました。他にめずらしい昆虫には出会わず、写真を撮ったのはこのコカマキリだけです。
ペンション「だんどりあん」にて、ヒグラシを激写。木の蜜をもとめて来たんでしょうか。
エメラルドグリーンがきれいなイトトンボを発見。図鑑によると、アオイトトンボと思われます。
■アオイトトンボ
同じく。あちこちで見られました。
もう一枚。おしりのふくらみが特徴的ですね。メスだと思います。
ペンション「だんどりあん」のテラスにある観葉植物に、羽のないトノサマバッタみたいな変なバッタが。図鑑で調べたところ、フキバッタのようです。初めて見ました。
■フキバッタ - Wikipedia
■フキバッタ - Google 画像検索
次の日にも同じところにいたフキバッタ。ぜんぜん逃げません。完全にヌシです。
クモです。閲覧注意。ペンション「だんどりあん」の前の草むらにて。コロニーを形成した棚網の奥にクモが見えます。クサグモの仲間でしょうか。
まわりの草をさわると勢いよく飛び出してきました。こわっ。下の図鑑サイトで確認したところ、クサグモで間違いなさそうです。
■クサグモ
ニホンアカガエルですね。たくさんいました。
■ニホンアカガエル:カエルの鳴き声図鑑
スズメガの仲間の幼虫でしょうか、擬態が上手で、完全に枝になりきってます。
こちらもスズメガの仲間でしょうか、チョウの仲間でしょうか、サナギになっているのかな?
関連:日本産幼虫図鑑(楽天)
図鑑で調べたところ、オツネントンボに近いですが、画像が悪いのでよく分かりませんね。
■オツネントンボ
コカマキリでいいのかな? 日光浴をしているようです。
ハグロトンボのオスのようですね。エメラルドグリーンのおなかがきれいです。
■ハグロトンボ
図鑑によると、オオセンチコガネあたりが近いと思いますがどうでしょう。ちょっと違うかな。
■オオセンチコガネ
前足が一本ないですが、ゴミムシダマシの仲間、キマワリだと思います。ポケモンのキマワリとは別ですよ。
■キマワリ - Google 画像検索
山ぶどうみたいな実を付けたコレ、名前をド忘れしました。むかし近所でも見られたっけなぁ。小学生のころ、地面に置いてつぶして遊ぶのが好きでした。紫色の汁が服に付くとなかなか取れないんですよね。
■ブドウのような実をつける植物の名前が知りたい。 - 教えて!goo
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa974316.html
Googleで「ぶどうのような」で検索したらヒットしました。スゲー便利・・・。ヨウシュヤマゴボウ(別名アメリカヤマゴボウ)というそうです。
ここまで、ペンション「だんどりあん」の近くを散歩しながら観察しました。
次の日、那珂川河畔公園にて。ハグロトンボのメスですね。羽をパタパタと広げたり閉じたりしているようすを観察できました。
羽がうっすら青く見えますが、アオハダトンボでしょうか、それとも青く見えるのは光の加減で、これはハグロトンボのオスでしょうか。微妙です。
■アオハダトンボ
以上、那須旅行の生き物&植物観察レポートでした。次は、つかまえてきたニホントカゲのメスを飼育しているようすをご紹介します。
おなかパンパンのニホントカゲのメス。那須でつかまえたので「なすやっこ」と名付けました。
画像中央、なすやっこが顔を出してます。ニホントカゲはおなかいっぱいのときなどはだいたい土の中にもぐっているので、観察する側からするとちょっと退屈です。
なすやっこがこっち見てる。こうしていると可愛いですが、素早い動きでコオロギを追いかける姿は鬼神のようです。
こないだ頭より大きなコオロギを食べるところを見ました。大きすぎて食べられないだろうと思ってましたが、ヘビのようにガブッとくわえると「ングッ、ングッ」と飲み込んでしまいました。こわっ。