2025-07-25

非モテ自称する友人の知人へ

暑い北海道観測史上初めて40℃を超えたらしい。本当か。

私が住んでいる札幌は幸い40℃にはならなかったが、北見では40℃に到達したらしく、また帯広にはテレ朝下村アナ取材に訪れていた。

下村アナ可愛い。でも下村アナ結婚していた。くやしい。

さて、わたしの大切な友人に「不細工であるがゆえに女性などにモテるはずがなく、であるがゆえに恋愛結婚もほぼ諦めた」という男性がいる。

彼曰く、「女性は外見で男性を選ぶわけだから自分が選ばられるわけが無い。故に自分なんかがモテるはずがない。近づくな!(誇張表現)」と、非モテオーラ全開でわが道を歩く。近しいものが「いやいや、あなたはかっこいいし、経済力もあるし・・」なんて言った日には「不細工からだめなものはだめなんだ!!!!!!〇×▽◇☆!!」と、差し伸べられた手を片っ端から振りほどく始末。

彼を取り巻く人間の中には、その姿を見てあきれる者もいれば、つかず離れずの距離感を保つ者もいる。バカにするものもいた。

ただ、そうして差し伸べられる善意の手をひとつまたひとつと振りほどき、徐々に孤独になっていく彼を見ていくうちに「ああ、これは昔の自分と同じだな」と思ってしまったのである

彼の詳しい過去は知らないが、私自過去いじめられており、特に小学高校にかけては女性から容姿を「キモい(最悪の言葉である。この世から消えればいい)」と何度も言われていた。それが原因で、社会に出てから女性コミュニケーションを取ることが出来ず、女性が怖い、というか女性以前に他人が怖かった(なぜなら当時の自分にとって、他人わたし攻撃してくる存在だったかである

後述するが、この状況が改善したのは、高校卒業してから20年後の40手前の時である。それも加齢による自然治癒。。ではない。

良質な人間関係に恵まれ、そこで自己肯定感を育まれたおかげで積極的改善した。

これはその自覚がある。自然回復したわけでは無いし、その回復プロセスも今なら理解できる。

ただ、20代の頃は社会が、そして社会以前に他社が自分にとって敵だった。そのころ覚えていることとすれば「ツルむやつは弱いやつ。集団で行動する奴は弱いやつ。ひとりこそが強い」こんな論理で動いていた。これは、いじめを行うやつはたいてい集団で行うからだ。

わたし論理はまあいいのだが、要するにいじめは、社会に出てからも非常に本人に深く根を張ってしまう。数十年ぶりに同窓会で「あの時はゴメンな。てへっ」で謝って済むものでは無いのである。ちなみに、わたしも今謝られてたら、素直に謝罪を受け入れるかどうかは、まだはっきりわからない。

話を戻すが、いわゆるいじめトラウマのせいで、女性を含めた対人コミュニケーションに、難があるということに気づくのは前述した30中盤になってからだった。

回復が始まったのは、30代後半になってから自助グループのようなコミュニティに属し、コミュニティ内の人間に、ひたすら過去トラウマいじめられていた。自分不細工である女性モテない、でもナンパはしていた。こんな恥ずかしいことがある)などを積極的に開示し、そして笑ってもらう・・・ことを繰り返し続けたかである

要するに「ありのまま自分を受け入れてもらう」というヤツである。その時は「ありのまま自分を受け入れてもらう」なんて言葉自体知らなかったのだが、今振り返るとまさにそのような行動だったのだなと思う。youtube自己啓発動画わたしに何の成果も与えてくれなかったが、代わりに毎日自己開示(他人から見ればただの不快呪詛しか見えなかっただろうが)が結果的に、自らを癒していったのだろう。

時は経って、今目の前に私と同じような青年が現れた。

そして私と同じような過去を持っているらしく、そして私と同じような言葉毎日周囲にまき散らしている笑

正直私だって完全回復したわけでは無く、いまだに恋愛が怖い。女性わたしのことを「気持ち悪い」と思っているに違いない。誰もそんなことは言っていないのは頭ではわかっているのだが、体がそうは言っていない。これは明確に学生時代トラウマだと思う。だが私のことはどうでもいい。昔を1とするなら80以上の割合回復した自覚がある。

あとは良い相手に巡り合うかどうかの問題である。以前は良い相手がいても、自らお断りしてしまうような精神状態だった。それを考えるとかなり癒されたのだなと思う。

さて問題の知人について。

本人が呪詛を周りにまき散らすのは100歩譲ってよいとして、彼以外の彼の近しい人へ。

ぜひ彼をバカにしないでやってほしい。

いつも呪詛ばかり吐いていて、あきれるかもしれないが実はそれが回復へのプロセスなのだ。現にわたしがその道を通ってきた。

彼は周りに毒やら炎やらばっかり吐いているが、それを通して自らの毒を少しずつ浄化しているのである

そこに気づいてほしい。

そして、彼がいずれ闇から光にもどってくることを期待してほしい。

信じてほしい。

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