参政党ってさ、いっつも街頭演説とかYouTubeで「移民反対!」「日本の国体を守れ!」「グローバリズムがー!」って叫んでるじゃん?支持者の人たちも「そうだそうだ!」って熱狂してて、まあ、その気持ちは分からんでもない。日本の将来を憂う気持ちは誰にでもあるだろうし。
でも、ちょっと待てよ、と。
その「移民」というか、安い労働力として外国人をもっと日本に入れようぜ!って一番必死に旗振ってるの、誰だっけ?
そう、経団連だよ。日本の大企業のボスたちが集まる、あの経団連。
れいわ新選組の山本太郎とか見てみろよ。彼は「日本の賃金が上がらないのは、大企業が安い労働力を欲しがって、外国人労働者で埋めようとするからだ!諸悪の根源は資本家だ!」って、ちゃんと名指しで経団連をボコボコに叩いてる。理屈としてはめちゃくちゃスジが通ってる。
じゃあ、なんで参政党は経団連を叩かないの?「移民反対」なんでしょ?元凶を叩かなくてどうすんの?
その答え、マジでダサすぎて泣けてくるぜ。
参政党がいつも戦ってる相手って、「グローバリズム」とか「国際金融資本」とか、なんかフワッとしたものばかりなんだよな。まるで少年漫画の「世界を裏で操る謎の組織」みたいな。
そりゃ楽だよな。正体不明のフワッとした敵なら、具体的に反撃してこないもん。安全地帯から「日本が危ない!」って叫んでれば、支持者は「おお、戦っている!」って勘違いしてくれる。
でも現実は違う。外国人労働者の受け入れ拡大は、「骨太の方針」とかにしっかり書き込まれて、政府と経団連が二人三脚で進めてる、超具体的な政策なんだよ。
れいわみたいに「経団連のせいで賃金が下がる!」って言えば、経団連から反論されるし、財界を敵に回すことになる。でも参政党はそれが怖い。だから、誰も反撃してこない「グローバリスト」っていう名のサンドバッグをひたすら殴り続けてる。これ、ただのプロレスじゃん。本気で日本を守る気なんてサラサラない。
参政党が経団連を叩かない、もっとゲスい理由がある。それは、心のどこかで「いつか自民党と連立組めるかも…」って思ってるからだよ。
考えてみろよ。経団連は自民党の最大のスポンサー。その経団連を今からボコボコに叩いたら、将来自民党から声がかかるわけないじゃん。
だから「移民反対」とか言って保守層の票を集めつつも、財界のトップである経団連様のご機嫌は損ねないように、絶妙な立ち回りを演じているわけ。
「右でも左でもない」なんて便利な言葉でごまかしてるけど、要は「強い者には逆らいません」っていうヘタレ宣言にしか聞こえない。
結局のところ、参政党の「移民反対」は、支持者を集めるためのただの客寄せパンダなんだよ。
こんなのが「日本を守る」とか、笑わせるなっつーの。
本当に日本の未来を考えるなら、こういう「やってるフリ」だけの政党に騙されちゃいけない。ちゃんと現実の敵と戦ってるかどうか、俺たちは見抜かないといけないんだよ。