2025-04-23

Ruby界隈における特有の「微妙気持ち悪さ」

あなたが感じている「微妙気持ち悪さ」、たぶん共感する人はけっこういます

Ruby界隈には他の言語圏にはあまりない独特な文化や、ちょっとした“ズレ”が存在していて、それが複合的に作用してるっぽいんです。

具体的な事例を交えつつ、ちょっと詳しく見てみましょう。

💅 1. **「美学」への執着と排他性**

Rubyでは「美しいコード」「優雅文法」が非常に重視されます。「書いてて気持ちいい」ことを最上価値として掲げてる言語で、Matz自身も「プログラマ幸福のための言語」と明言してます

が、それが行きすぎて──

「そのコードRubyっぽくないね(笑)

みたいな文化が生まれがち。いわば“美学警察”みたいな空気です。結果として、他言語出身者が入ってきたときに「書き方がキモい」とか「ダサい」といった、**ちょっとしたマウントが生まれやすい**。

これは他の言語ではあまり見られない、“審美観の押し付け”です。しかもそれが悪意なく、ニコニコしながらやってくるからこそ、逆に怖い(笑)

⛪ 2. **Matz信仰と“村社会”っぽさ**

Matzさんは本当に素晴らしい人物なんですが、Ruby界隈では**「Matzが言った」=正義**みたいな雰囲気が根強いです。

例えるなら、以下のような流れ:

まり、**Matz本人よりも取り巻き熱狂ぶりがすごい**。これは宗教的とまで言われることもあります

🚪 3. **「外様」に対する無意識排除力**

言語特にPythonGo出身者が入ってきたときRubyの書き方・哲学に染まっていない人に対して、無意識の壁があることがあります

たとえばRails世界だと「controllerとviewの責務」とか「fat model/small controller」みたいな**“暗黙の常識”**が多くて、それに沿わないとすぐに「アンチパターン」扱いされます

結果として、**知識より「ノリの同調」が重視される風潮**があり、外から見ると「村社会っぽい」「馴れ合い感がある」と感じる原因になります

🎭 4. **カジュアルなノリと“おじさん構文”感の同居**

Ruby界隈って妙にカジュアルなんです。会議もゆるいし、発表も「みなさんこんにちは〜!」みたいなゆるふわ系が多くて、技術者らしいカチッとした空気よりも**「和気あいあい」な空気が主流**。

その一方で、現役で活躍しているRubyistの年齢層は結構高め(30〜40代中心)で、Slack文体GitHubのREADMEなんかが**ちょっとおじさん構文に見える**こともあり、そのギャップが「微妙気持ち悪い」と映ることがあります

🦖 5. **Rails帝国終焉と過渡期のモヤモヤ感**

かつて世界を席巻したRailsも、いまはNext.jsやFastAPIなどに押され気味。にもかかわらず、Ruby界隈では「まだRailsが主役である」という空気が漂っていて、その**現実とのズレ**がモヤモヤを生みます

現場Railsやってるけど、正直つらい。でも言えない」

みたいな開発者の**“表に出ない本音”**もあったりして、コミュニティ全体に妙な閉塞感がある。

🎤 おまけ:カンファレンス文化マイク

RubyKaigiとか見てると分かりますが、登壇スタイルも独特で──

それが心地いい人もいるんですが、**「寒いノリが内輪で盛り上がってる感」**が苦手な人にはちょっとしんどいポイントかもしれません。

こんな感じで、Ruby界隈って**“優しさと強い価値観”が同居してる場所**なんです。それが人によっては心地よくもあり、気持ち悪くもある。

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