アメリカ軍が展開している国で
昨年末のABCニュースによると、
イラクで油田復興などを行っているハリバートンの子会社
KBRで勤務していた女性が集団レイプを受けたという。
ハリバートンといえば、イラクのエネルギー開発で巨大な権益を得ているといわれる
エネルギー系の大企業である。
彼女はレイプ後、24時間拘束され、レイプの告発をするために通常は必要になる
医学的な証拠を得ることはできなかったと主張している。
彼女はその後、軍の病院で診察を受けて写真も撮影してもらい、
それらをレイプの証拠として国務省に提出した。
しかしその後、国務省からそれらの証拠は紛失した、と
通達されたそうだ。
KBRでこのような経験をした女性はひとりだけではないという。
別の女性は同僚のレイプを会社に告発しても、
相手の男性はまるでとがめを受けることがなかったと証言している。
苦情を申し立てたところ、男性は基地に配置転換され、
彼女は首を切られた。
彼女たちのケースは、氷山の一角だとする指摘がある。
企業も軍も、そしてアメリカ政府そのものが、それを黙認している、というのだ。
軍隊があたりまえのように展開する国。
自爆テロがくり返されて多くの市民が巻き込まれて亡くなり、
テロの犯人と間違えられて無辜の市民が殺される――
人間の命があまりにもたやすく失われる環境では、
人間の尊厳に対する感覚が麻痺していくのだろうか?
私にはうまく言えないけれど、うまく言えないけれど、
こんなこと許されていいはずがない。
これはいったい誰の罪なんだろう?
加害者たちはもちろん糾弾されるべきだ。と同時に、
他人の存在を(おそらく自分をも)重んじられない状況にする
軍隊の展開、という、問題を抜きには語れない。
自国の権益のために、
そこで行われることを黙認し、ときには奨励する。
それが許されてしまう。
玲奈お姉様の先日の記事は、
自衛官のわいせつ行為に対する裁判を取り上げていたが、
これも、アメリカのレイプ事件とまったく同じ構造だ。
権力側によって事件が消されていく。
国民の目の届かないところ、でも、いちばん目を届かせなくてはいけないところ、
それが軍隊とその周辺、という気がする。
イラクで油田復興などを行っているハリバートンの子会社
KBRで勤務していた女性が集団レイプを受けたという。
ハリバートンといえば、イラクのエネルギー開発で巨大な権益を得ているといわれる
エネルギー系の大企業である。
彼女はレイプ後、24時間拘束され、レイプの告発をするために通常は必要になる
医学的な証拠を得ることはできなかったと主張している。
彼女はその後、軍の病院で診察を受けて写真も撮影してもらい、
それらをレイプの証拠として国務省に提出した。
しかしその後、国務省からそれらの証拠は紛失した、と
通達されたそうだ。
KBRでこのような経験をした女性はひとりだけではないという。
別の女性は同僚のレイプを会社に告発しても、
相手の男性はまるでとがめを受けることがなかったと証言している。
苦情を申し立てたところ、男性は基地に配置転換され、
彼女は首を切られた。
彼女たちのケースは、氷山の一角だとする指摘がある。
企業も軍も、そしてアメリカ政府そのものが、それを黙認している、というのだ。
軍隊があたりまえのように展開する国。
自爆テロがくり返されて多くの市民が巻き込まれて亡くなり、
テロの犯人と間違えられて無辜の市民が殺される――
人間の命があまりにもたやすく失われる環境では、
人間の尊厳に対する感覚が麻痺していくのだろうか?
私にはうまく言えないけれど、うまく言えないけれど、
こんなこと許されていいはずがない。
これはいったい誰の罪なんだろう?
加害者たちはもちろん糾弾されるべきだ。と同時に、
他人の存在を(おそらく自分をも)重んじられない状況にする
軍隊の展開、という、問題を抜きには語れない。
自国の権益のために、
そこで行われることを黙認し、ときには奨励する。
それが許されてしまう。
玲奈お姉様の先日の記事は、
自衛官のわいせつ行為に対する裁判を取り上げていたが、
これも、アメリカのレイプ事件とまったく同じ構造だ。
権力側によって事件が消されていく。
国民の目の届かないところ、でも、いちばん目を届かせなくてはいけないところ、
それが軍隊とその周辺、という気がする。
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とかく大事なものは
不思議と大事なものは無くなるそうです。
去年NASAからアポロ11号のビデオテープが紛失。2039年まで非開示のケネディ暗殺の重要証拠が政府保管庫から次々紛失。
日本でもインド洋派遣の給油艦の航海日誌が何故か幾つも紛失。(インド洋と言うからモルジブなんかを連想するが、実態はイラク沖のアラビア海、一部はホルムズ海峡内のペルシャ湾)
諸行無常、盛者必滅、形有るものはすべて無くなる。大事なものは必ず無くなる運命に曝されています。合掌。(大事なものは普通は無くしません。無くなりません。有っては都合が悪いので、無くした事にして破棄したんですよ。紛失では無く廃棄)