土壌中の放射性物質
郡山の友人からメールがきた。
放射線量がある程度高いままあまり変化しないけど、
最初の水素爆発のときに放出された
長寿命の放射性物質が存在しているのではないか、
なぜ、調査しないのかしらとのこと。
たしかにつねにヨウ素が流れ込んでいるのかもしれないけど、
あまり変わらないというのは気になる。
ただ調査結果が土壌中のものか大気中のものかわからないけど。
http://www.pref.fukushima.jp/j/schoolmonitamatome.pdf
これを見ると、地面から1cm上の方が1m上より高く出ているので、
土壌の表面に降り積もったものという推測ができる。
(校庭の線量、1年活動するとなるとかなり高いところがある。
6マイクロシーベルトで1日2時間くらいとしても4ミリシーベルト。
追記・これもし土壌の表面ということなら、土をかぶせるとか
中にすきこむとかできないものでしょうか。
新たに放射性物質が流れ込まないことが前提だけど)
さて、後で確認してみますけれども、これからかなり推測が入ります。
土壌中の放射性物質をどうやって調べるか。
放射性物質は微量なので、下手に分離しようとすると、
分離中に消えてなくなってしまう。
そこで一般には調べたい化学元素の安定な核種(放射線を放出しない原子)を
ある程度の量加えて分析することになります。
たとえばヨウ素を分析したいなら放射性ではないヨウ素を一定量加える。
そして、土壌を何らかの溶液に溶かし、
最終的にはヨウ素だけを抽出します。
つまり、放射性物質の量を知るにはまず相手の放射性物質が何か
ある程度知っている必要がある。
今回放出されているのは、ウランもしくはプルトニウムの核分裂生成物のようなので、
もちろん見当はつきます。
(追記・あくまでも再臨界が起こっていないという前提で。
再臨界が起こって中性子が放出されると、海水を冷却用に使用しているから
何が放射化されているかわからない)
しかし、数種類の分析をするには一定の時間がかかります。
現状では、農産物のヨウ素を分析するだけで手一杯なのかもしれない。
放射分析ができるところは限られているから。
大学にも協力を求めた方がいいと思うけど、そういうのはやっているのかしら?
土壌中のストロンチウムの結果が出るにも1カ月かかっていますが、
これは測定そのものに時間がかかるのか、
分析の問題なのか?
後で調べてみたいと思います。
放射性物質はリアルタイムでわからないと、
生産者も消費者も困るよなあ。
ちなみにLadybirdさんのところに書いてきましたが、
ヨウ素は液体シンチレーションカウンターで分析しているのではないかと推測しています。
これは放射線が特別な液体を通過するときに発光する現象を利用します。
今回の場合、抽出したヨウ素を一定量(数ミリリットル)小さな容器に入れ、
そこに一定量のシンチレーター(特別な液体)を加えます。
そして、専用の液体シンチレーションカウンターに容器を並べてフタを閉じ、
スイッチオンすれば分析が始まります。
放射線量がある程度高いままあまり変化しないけど、
最初の水素爆発のときに放出された
長寿命の放射性物質が存在しているのではないか、
なぜ、調査しないのかしらとのこと。
たしかにつねにヨウ素が流れ込んでいるのかもしれないけど、
あまり変わらないというのは気になる。
ただ調査結果が土壌中のものか大気中のものかわからないけど。
http://www.pref.fukushima.jp/j/schoolmonitamatome.pdf
これを見ると、地面から1cm上の方が1m上より高く出ているので、
土壌の表面に降り積もったものという推測ができる。
(校庭の線量、1年活動するとなるとかなり高いところがある。
6マイクロシーベルトで1日2時間くらいとしても4ミリシーベルト。
追記・これもし土壌の表面ということなら、土をかぶせるとか
中にすきこむとかできないものでしょうか。
新たに放射性物質が流れ込まないことが前提だけど)
さて、後で確認してみますけれども、これからかなり推測が入ります。
土壌中の放射性物質をどうやって調べるか。
放射性物質は微量なので、下手に分離しようとすると、
分離中に消えてなくなってしまう。
そこで一般には調べたい化学元素の安定な核種(放射線を放出しない原子)を
ある程度の量加えて分析することになります。
たとえばヨウ素を分析したいなら放射性ではないヨウ素を一定量加える。
そして、土壌を何らかの溶液に溶かし、
最終的にはヨウ素だけを抽出します。
つまり、放射性物質の量を知るにはまず相手の放射性物質が何か
ある程度知っている必要がある。
今回放出されているのは、ウランもしくはプルトニウムの核分裂生成物のようなので、
もちろん見当はつきます。
(追記・あくまでも再臨界が起こっていないという前提で。
再臨界が起こって中性子が放出されると、海水を冷却用に使用しているから
何が放射化されているかわからない)
しかし、数種類の分析をするには一定の時間がかかります。
現状では、農産物のヨウ素を分析するだけで手一杯なのかもしれない。
放射分析ができるところは限られているから。
大学にも協力を求めた方がいいと思うけど、そういうのはやっているのかしら?
土壌中のストロンチウムの結果が出るにも1カ月かかっていますが、
これは測定そのものに時間がかかるのか、
分析の問題なのか?
後で調べてみたいと思います。
放射性物質はリアルタイムでわからないと、
生産者も消費者も困るよなあ。
ちなみにLadybirdさんのところに書いてきましたが、
ヨウ素は液体シンチレーションカウンターで分析しているのではないかと推測しています。
これは放射線が特別な液体を通過するときに発光する現象を利用します。
今回の場合、抽出したヨウ素を一定量(数ミリリットル)小さな容器に入れ、
そこに一定量のシンチレーター(特別な液体)を加えます。
そして、専用の液体シンチレーションカウンターに容器を並べてフタを閉じ、
スイッチオンすれば分析が始まります。
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測定方法
当方の知識不足も痛感しています.たとえば「飯舘村周辺放射能汚染調査チーム暫定報告」
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/iitatereport11-4-4.pdf
で示されている「Ge 半導体検出器を用いたガンマ線 核種分析」のグラフなどは,完全に私の理解できる範囲を越えています.