リスクを管理する
昨日の飲酒運転による事故の裁判では、危険運転致死傷罪は立件されなかった。
無謀な運転が生んだあまりにも悲しい事故。
ところで、昨日はNHKしか見ていないのだけど、それによれば
危険運転致死傷罪、というのは、自分自身が運転が困難な状態である、ということを
知っていなければなりたたないのですと。
いや、自分が運転できると思い込んでいるから、
他から見て明らかに危険でも運転するんじゃないの?
みょーな法律だよね。
飲酒の危険性はそこだという。飲酒していると、
「酔ってないから運転しても大丈夫」と思ってしまうこと。
つまり、正常な判断力が働かなくなるという問題である。
この事故についてどうこういう気はないが、
ウィキによれば、日本では230万人がアルコール依存症に陥っているという。
もちろんそのうちかなりの人数が多かれ少なかれ運転する。
アルコール依存症は、きちんと治療しないとまず治らないそうなので、
飲まずに運転しなければならないとわかっていても、彼らは飲んでしまうだろう。
とすれば、社会は「飲酒して運転する人がいる」ということに対して
対策をとらなくてはならない。
それには刑法じゃ無理だよね。
罰があろうがなかろうが、彼らはそうせずにいられないんだから。
アルコールを飲んでいる人間が運転できない車をつくる、というのが
もっとも効果的な対策だろう。
ヨーロッパでは、すでにアルコールを感知してエンジンがかからなくなる車が
開発されているという(日本でも開発中ではあるそうだが。遅い…)。
リスク管理、ってそういうものじゃないのかな。
人間はミスをするし、わかっていてもはめをはずして無茶なまねをする、
それを折り込んで対策を考える。
私みたいにおっちょこちょいで粗忽な人間が、お馬鹿なまねをしても、
被害は最小限に抑えられる、そういうもの。
民間企業では必ずこれをやっているはずだ。
どういう危険があるか、ちょっとしたミスをしたときどうすればケガをせずにすむか。
お間抜けな私だって、仕事上で段取りをするときにはこれがダメなとき
次はどうするかというセーフティネットに頭を悩ませていたものだ
(素がノー天気なんでどうもこれがうまくない 笑)。
リスク管理ができない企業はいずれ破綻する(と思うんだけどな)。
今回の事件に戻れば、当初報道されていた橋の欄干の強度の話を
昨日はまったく聞かなかった(NHK以外ではやっていたかもしれない)。
お馬鹿な車がスピード出せば、橋に歩道があろうがなかろうが、
欄干にぶつかる可能性はある。
そういうことは、リスク管理という観点からきちんと折り込まなくてはならないはず。
もちろん政府がすべてについてリスク管理をすることはできないかもしれない。
しかし、民間企業でもアルコール感知器つきの車のように、
社会のリスク管理に貢献することはできるはず。
そして、やはり消費者は、リスクを折り込んでつくられた製品を選択すると思うのだ。
ついでにうらみぶしを言っちゃおう。
幼稚園のバス停がコンビニの駐車場に接していれば、それは危険でしょ。
出入りが激しいし、周囲をよく見ていない車だっている。
さらに、小学校前の子供がバスから降りるとき(つまりは親と会い、友達と別れるとき)
理性が期待できるはずがない。
教育委員会が保護者が子供をきちんと見ていれば安全、なーんてうそぶくのは
子供の安全には興味がない、ってことなんでしょうね。
(と、これはミカンの幼稚園の話でしたm(__)m)
無謀な運転が生んだあまりにも悲しい事故。
ところで、昨日はNHKしか見ていないのだけど、それによれば
危険運転致死傷罪、というのは、自分自身が運転が困難な状態である、ということを
知っていなければなりたたないのですと。
いや、自分が運転できると思い込んでいるから、
他から見て明らかに危険でも運転するんじゃないの?
みょーな法律だよね。
飲酒の危険性はそこだという。飲酒していると、
「酔ってないから運転しても大丈夫」と思ってしまうこと。
つまり、正常な判断力が働かなくなるという問題である。
この事故についてどうこういう気はないが、
ウィキによれば、日本では230万人がアルコール依存症に陥っているという。
もちろんそのうちかなりの人数が多かれ少なかれ運転する。
アルコール依存症は、きちんと治療しないとまず治らないそうなので、
飲まずに運転しなければならないとわかっていても、彼らは飲んでしまうだろう。
とすれば、社会は「飲酒して運転する人がいる」ということに対して
対策をとらなくてはならない。
それには刑法じゃ無理だよね。
罰があろうがなかろうが、彼らはそうせずにいられないんだから。
アルコールを飲んでいる人間が運転できない車をつくる、というのが
もっとも効果的な対策だろう。
ヨーロッパでは、すでにアルコールを感知してエンジンがかからなくなる車が
開発されているという(日本でも開発中ではあるそうだが。遅い…)。
リスク管理、ってそういうものじゃないのかな。
人間はミスをするし、わかっていてもはめをはずして無茶なまねをする、
それを折り込んで対策を考える。
私みたいにおっちょこちょいで粗忽な人間が、お馬鹿なまねをしても、
被害は最小限に抑えられる、そういうもの。
民間企業では必ずこれをやっているはずだ。
どういう危険があるか、ちょっとしたミスをしたときどうすればケガをせずにすむか。
お間抜けな私だって、仕事上で段取りをするときにはこれがダメなとき
次はどうするかというセーフティネットに頭を悩ませていたものだ
(素がノー天気なんでどうもこれがうまくない 笑)。
リスク管理ができない企業はいずれ破綻する(と思うんだけどな)。
今回の事件に戻れば、当初報道されていた橋の欄干の強度の話を
昨日はまったく聞かなかった(NHK以外ではやっていたかもしれない)。
お馬鹿な車がスピード出せば、橋に歩道があろうがなかろうが、
欄干にぶつかる可能性はある。
そういうことは、リスク管理という観点からきちんと折り込まなくてはならないはず。
もちろん政府がすべてについてリスク管理をすることはできないかもしれない。
しかし、民間企業でもアルコール感知器つきの車のように、
社会のリスク管理に貢献することはできるはず。
そして、やはり消費者は、リスクを折り込んでつくられた製品を選択すると思うのだ。
ついでにうらみぶしを言っちゃおう。
幼稚園のバス停がコンビニの駐車場に接していれば、それは危険でしょ。
出入りが激しいし、周囲をよく見ていない車だっている。
さらに、小学校前の子供がバスから降りるとき(つまりは親と会い、友達と別れるとき)
理性が期待できるはずがない。
教育委員会が保護者が子供をきちんと見ていれば安全、なーんてうそぶくのは
子供の安全には興味がない、ってことなんでしょうね。
(と、これはミカンの幼稚園の話でしたm(__)m)
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乗るなら飲むな
偽札は、使わなくても印刷しただけで犯罪。
爆弾は、爆発させなくても、作っただけで犯罪。
酔っ払うのを承知で酒を飲んだんだから、
運転するときに「正常な判断が出来たか否か」ということを問うのが間違ってると思いますね。
飲む時点で「未必の故意」
爆弾つくって、酔っ払って爆発させたら罪が軽くなるんだろうか…?