2025-07-06

anond:20250706142159

ベルの不等式が破れる=古典的因果律は成り立たない」

よって「因果律に基づくタイムパラドックス議論無意味」という論理

という部分だが、これは量子力学における非局所性マクロ因果律崩壊をごちゃまぜにしてしまっている。

反論①:ベルの不等式破れ ≠ 因果律崩壊

ベルの不等式意味とは何か?

局所実在論(Local Realism)に基づく統計的予測量子力学予測特に絡み合った粒子)の差を示すもの

局所性または実在性のいずれかが破れている。だが、因果律のものが破れているわけではない。

実際、特殊相対性理論因果順序は量子力学でも常に守られる。

反論②:時間的因果律と量子的非局所性は別問題

ベルの不等式の破れは、あくまで「空間的に離れた系の間での非局所相関」の話。

一方で、タイムパラドックスとは時間軸上での出来事自己干渉過去への影響)。

これは空間的相関ではなく、時間的因果の閉路(Causal loop)に関する問題

空間的な非局所性時間的自己因果矛盾

この区別をつけずに「因果律は崩れる」と述べるのは論理の誤射である

反論③:ベルの破れはむしろパラドックスを許さな根拠になる

驚くべきことに、最新の量子重力・量子情報理論ではタイムパラドックスが量子整合性によって回避されるという提案すら存在する。

たとえば、「Deutsch’s CTCモデル量子コンピュータ理論)」では自己整合的な歴史のみが選ばれ、パラドックスは発生しない

まり量子論の非直感的な性質こそが、時間的自己矛盾を防ぐ機構として働く

ベルの不等式破れ ≠ タイムパラドックス否定

主張 問題
ベルの不等式破れ→因果律崩壊 ❌破れるのは「局所性実在性」、因果律崩壊していない
因果律絶対でないならタイムパラドックス無効タイムパラドックス時間的自己干渉論理破綻の話
量子論古典論と違うので無矛盾にできる ❌実は量子論の一部はむしろ自己矛盾を防ぐよう設計されている

ベルの不等式の破れをもって因果律全体を否定するのは飛躍であり、タイムパラドックス論理問題には一切影響を与えない。

論破完了である⚖️✨

記事への反応 -
  • 時間というものをひとつの流れであると考えていればタイム・パラドックスの存在を否定できない。 しかし、そもそも時間移動そのものが時間を流れではなく俯瞰したひとつの点として...

    • 反論①:時間を「空間と同等」と見なすことの誤謬 たとえ時間を「空間と同様に俯瞰できるもの」と見なしても、時間には不可逆性(エントロピー増大)という決定的な性質が存在す...

      • 古典的な因果律の破れを示すベルの不等式が既に存在しているのに因果律を絶対的な前提として何かを語ろうとするのは悪手だと個人的に思う。

        • 「ベルの不等式が破れる=古典的因果律は成り立たない」 よって「因果律に基づくタイムパラドックス議論は無意味」という論理 という部分だが、これは量子力学における非局所性...

          • ヨビノリくらい分かりやすく書いて

            • ここからはヨビノリたくみ風にいってみよう! 🧪【そもそも論】「ベルの不等式」ってなに? ざっくり言うと遠くにある2つのドーナツ🍩🍩が、なぜか連動してる話! AさんとBさん...

          • 因果律全体を否定する あれを因果律全体の否定だと受け取るのはそれこそ飛躍した解釈だけどね。 因果律そのものが絶対視できるということに対する疑念を具体例に仮託して、その論...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん