中国インターネットネットワークインフォメーションセンター(CNNIC)は2006年9月23日、「2006年中国ブログ調査報告」を発表した。同報告によると、2006年8月末現在、中国国内で自分のブログを持っているユーザー数は1750万人、ブログを頻繁に読むユーザー数は5470万人に達した。
規模の拡大に応じ、ブログの商業的な価値にも関心が集まっている。調査によると、ブログを開設しているユーザーの多くは、無料のブログサービスで発行される自分のブログのURLが長いことを不満としている。そのため、一部のユーザーの間では、商業的価値の向上を狙い、独自ドメインを取得する動きも出てきた。
また、ブログを開設しているユーザーに対して、ブログ内で表示される広告についての考え方を聞いた質問では、4割以上のブログ開設者が「受け入れられる」と回答した。ブログ読者の約半数も広告表示を「気にしない」としている。
なお、同調査では、ブログの総登録数3400万件のうち、開設されたまま休眠状態のブログが約7割を占めている点を挙げ、ネット上のリソースを無駄に消費していると指摘している。