NECは2014年4月24日、パソコンの夏モデルを発表した。新製品はノートが4機種11モデル、デスクトップが2機種5モデル。セパレート型デスクトップを除き、一新した形だ。発売は5月中旬から下旬。

 夏モデルの仕様変更は小幅にとどまる。新製品は全モデルでOSが最新のWindows 8.1 Updateになったのが大きな変更点だ。後は数モデルできょう体が薄型になったほか、上位CPUを採用したり、高速無線LAN規格のIEEE 802.11ac搭載機が増えたりした程度である。なお、バッテリー駆動時間は全体的に短くなっている。これは、より現実に即したJEITA 2.0の測定法が今回から採用されているためだ。

 夏モデルは値上がり傾向にある。下に示したのは、代表製品の仕様と実勢価格だ。この実勢価格は税別表記である。年初に登場した春モデルの場合、5%の税込価格がほぼこの税別表記の価格と同じだった。今回の夏モデルは8%ほど実勢価格が上昇したことになる。

ノートの最上位モデル。サウンド機能を強化し、YAMAHAブランドの音場補正技術「AudioEngine」を搭載した。
ノートの最上位モデル。サウンド機能を強化し、YAMAHAブランドの音場補正技術「AudioEngine」を搭載した。
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「LaVie S」シリーズの下位モデル。きょう体が22.6mmへと薄くなった。CPUも超低電圧版のCeleronに変更されている。
「LaVie S」シリーズの下位モデル。きょう体が22.6mmへと薄くなった。CPUも超低電圧版のCeleronに変更されている。
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NECのノートの中で最も安価なシリーズが「LaVie E」。LaVie S下位モデルと同じく、22.6mmの薄型きょう体を採用した。
NECのノートの中で最も安価なシリーズが「LaVie E」。LaVie S下位モデルと同じく、22.6mmの薄型きょう体を採用した。
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13.3型液晶搭載の携帯ノート。CPUを2GHzのCore i7 に変更した。バッテリーの仕様は従来と同じだが、駆動時間はJEITA 2.0では5.4時間となる。
13.3型液晶搭載の携帯ノート。CPUを2GHzのCore i7 に変更した。バッテリーの仕様は従来と同じだが、駆動時間はJEITA 2.0では5.4時間となる。
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3波ダブルチューナーを搭載したテレビパソコン。YAMAHAのAudioEngineでサウンド機能を強化した。
3波ダブルチューナーを搭載したテレビパソコン。YAMAHAのAudioEngineでサウンド機能を強化した。
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省スペース型の下位モデル。3波対応のテレビチューナーを1つ搭載する。オフィスソフトはPowerPointなしのPersonalになる。
省スペース型の下位モデル。3波対応のテレビチューナーを1つ搭載する。オフィスソフトはPowerPointなしのPersonalになる。
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Office H&Bは「Office Home and Business 2013 SP1」、Office Personalは「Office Personal 2013 SP1」を表す。また、バッテリー駆動時間はJEITA 2.0 の測定法による計測値で、( )内は同1.0の測定法による計測値。実勢価格は税別価格を示す