米Twitterは、新規株式公開(IPO)の実施に向けて現地時間2013年10月15日に米証券取引委員会(SEC)に提出した書類(修正S-1)において、同年第3四半期の業績を明らかにした。売上高が1年前より倍増した一方で、純損失は拡大している。

 第3四半期の売上高は1億6860万ドルで、前年同期の8230万ドルから105%増加した。広告収入は同123%増の1億5340万ドル、Twitterが収集したデータへのアクセスをパートナー企業に許可するデータライセンシングの収入は同108%増の1510万ドルだった。

 純損失は6460万ドルとなり、前年同期の2160万ドルから3倍に膨らんだ。

 月間アクティブユーザー数(MAU)は2億3170万人で、前年同期の1億6710万人と比べ39%増加。第2四半期の2億1830万人からも伸びている。

 第3四半期は、MAUの76%がモバイルからアクセスしており、広告収入の70%以上をモバイルが占めている。第2四半期は、MAUの75%、広告収入の65%以上がモバイルだった。

 また同書類から、Twitterが上場先を米ニューヨーク証券取引所(NYSE)に決めたことが分かった。

 一部の米メディア(Wall Street Journal)は、MAUの成長率が減速していることを指摘している。第3四半期は前期比6%増であるのに対し、第2四半期は同7%増、第1四半期は同10%増だった。なお、TwitterのIPO実施は11月と見られている。

[発表資料(SECへの提出書類)]