骸骨とは? わかりやすく解説

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がい‐こつ【骸骨】

読み方:がいこつ

死体の皮や肉が腐り落ちて、骨だけになったもの。白骨

からだの骨。骨格


がいこつ 【骸骨】

古代には個人死後の姿を現すものとされたが、身の残骸とする見方もあった。中国官職辞す願い出を、「骸骨を乞う」と表現することがある日本では無常の理を示す物体とも見られたが、遺骨としての尊崇もある。

骸骨

作者アン・ビーティ

収載図書あなたが私を見つける所
出版社草思社
刊行年月1990.4


骸骨

作者西尾正

収載図書怪奇探偵小説集 1
出版社角川春樹事務所
刊行年月1998.5
シリーズ名ハルキ文庫

収載図書恐怖ミステリーBEST15―こんな幻の傑作読みたかった!
出版社シーエイチシー
刊行年月2006.5

収載図書西尾正探偵小説選 1
出版社論創社
刊行年月2007.2
シリーズ名論創ミステリ叢書


骸骨

作者都筑道夫

収載図書血のスープ 怪談篇―都筑道夫コレクション
出版社光文社
刊行年月2003.4
シリーズ名光文社文庫


骸骨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/15 13:01 UTC 版)

野にある獣の骸骨
標本化された哺乳類の骸骨(全身骨格)。画像はアメリカヌマジカ
出土したヒトの骸骨

骸骨(がいこつ)とは、第1義には、脊椎動物死骸腐敗が進んで有機物が消失したことで骨格だけになったもの[1][2][3][4][5]。白骨[1]。むくろ(骸)[3]死体[3]。骨のほかに靭帯軟骨をも含む[5]。第2義には、体の骨[1][3]。体の骨組[2][3]。骨格[1][3]。第3義には、勤めなどを終えた後の、役立たなくなった身の譬え[3]

英語では "skeleton" の第1義とおおよそ同義である[6]

日本語では一般に硬骨魚類などの骨格だけになった死骸は骸骨とは呼ばず、主にヒト、または哺乳類の骨格死体を骸骨と呼ぶ。ヒト頭蓋骨(頭の骸骨)は「髑髏(どくろ、されこうべ)[7]」「しゃれこうべ"[8]」などと呼ぶ。

概要

乾燥した地域を除き、放置された死体は概ね最終的に骸骨となる、そのため、歴史的に骸骨はの象徴であり、死神や各種の魑魅魍魎など、骸骨の姿であらわされるものも多い。他に「髑髏と骨」も骸骨をモチーフとしており、恐怖感の演出や死の危険を示す役割を果たしている。日本の骸骨妖怪にはがしゃどくろ骨女狂骨などがあるが、実際には日本の伝承上に骨の怪異がそれほど多いわけではなく[9]、骨にまつわる妖怪も、中身がともなわずに恐ろしい外見だけで終わるものが多い[10]

他方で腐乱しつつある死体が嫌悪感しか抱かせないのに対して、有機物が分解しきって乾燥した骨だけになってしまえば不潔感を抱く素材はほとんど無くなってしまう。そこからむしろ開き直った爽快さを感じることも可能であり、ユーモラスなものとさえ見なしえる。1976年に子供向けの番組で放送された曲「ホネホネロック」はその類である。その他にも一種の格好良さとして用いられる場合も多い。また、漫画アニメを主とした映像作品等では感電した時の喜劇的表現として、電気を帯びて毛や衣服、身体全体が逆立ったキャラクターシルエットの中に骨が透けて映る(映像作品では通常のキャラクターの絵と交互に点滅する)といった演出がなされることもある。

骸骨をモチーフとして作成された作品やキャラクターは数多く、Tシャツなどの衣服や細工のデザインにも使用されるなどその用途は幅広い。風水占いでは、死を連想させるため、身近に置かないほうが良いとされることもある。

漢語では辞職を願い出ることを「骸骨を乞う」(乞骸とも)という表現がある。官職にある間は自分の体は主君に捧げたものとして、それを返してほしいと乞い願う意。

イメージ・表現・造形の例

文化背景

ギャラリー

歌川国芳錦絵『相馬の古内裏』/弘化2-3年(1845-1846年)ごろ刊行。大宅太郎光圀/大宅中将光圀(髑髏に見下ろされている男性)が滝夜刃姫/滝夜叉姫(左の女性)の操る巨大な骸骨と戦う場面。詳しくは「歌川国芳#国芳画廊」を参照。

脚注

出典

  1. ^ a b c d e 小学館『デジタル大辞泉』. “骸骨”. コトバンク. 2020年5月1日閲覧。
  2. ^ a b c 三省堂大辞林』第3版. “骸骨”. コトバンク. 2020年5月1日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “骸骨”. コトバンク. 2020年5月1日閲覧。
  4. ^ a b 日立デジタル平凡社世界大百科事典』第2版. “骸骨”. コトバンク. 2020年5月1日閲覧。
  5. ^ a b c 小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』. “骸骨”. コトバンク. 2020年5月1日閲覧。
  6. ^ a b skeleton”. 英辞郎 on the WEB. アルク. 2020年5月1日閲覧。
  7. ^ a b 髑髏”. コトバンク. 2020年5月1日閲覧。
  8. ^ a b 日立デジタル平凡社『世界大百科事典』第2版. “しゃれこうべ”. コトバンク. 2020年5月1日閲覧。
  9. ^ 村上ほか (2000), p. 54.
  10. ^ 造事務所 (2007), p. 109.

参考文献

関連項目

外部リンク


骸骨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 06:52 UTC 版)

ホーンテッドミュージアムII ようこそ幻影遊園地へ」の記事における「骸骨」の解説

左から2番目の列の第3エリア現れるボスお化け屋敷仕掛けだった骸骨が魔法使いの力で自由に動くようになる巨体にも拘らず、骨だけであるが故に動きは素早い。だが的が大きく狙い易い。両手地面叩きつけ捜査官を空に飛ばすが、実はこの時は攻撃チャンスである。しかし、飛び道具が来るのでそれに注意を払わなくてはならない。時々骸骨看守差し向けその隙に自分逃げ出すこともある。

※この「骸骨」の解説は、「ホーンテッドミュージアムII ようこそ幻影遊園地へ」の解説の一部です。
「骸骨」を含む「ホーンテッドミュージアムII ようこそ幻影遊園地へ」の記事については、「ホーンテッドミュージアムII ようこそ幻影遊園地へ」の概要を参照ください。

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骸骨

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 01:27 UTC 版)

名詞

がいこつ

  1. 死骸腐敗し骨だけになったもの。
  2. 骨格

発音(?)

が↘いこつ

「骸骨」の例文・使い方・用例・文例

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