三省堂
三省堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 07:30 UTC 版)
古参で古語辞典の類も多い。独特の語釈で人気の『新明解国語辞典』と新語に強い『三省堂国語辞典』が定評がある。元々国語辞典や英和辞典でデジタルコンテンツへの取り組みには積極的で古語辞典においても取り組み始めている。 時代別国語大辞典 『時代別国語大辞典』の頁を参照。 三省堂新明解古語辞典 金田一京助【監修】・金田一春彦【編著】 収録語45,000 小型 同社の古語辞典の一つ。1953年初版刊行の『明解古語辞典』の後継版として、1972年に初版刊行以降、1995年の第三版まで刊行。類書中最大級の語数を収録。囲み記事が豊富。百人一首をはじめ、教科書・教材に頻出する著名な和歌・俳句の全釈を掲げる。古文学習上の重要語を二段階に標示。最重要語は大見出しを採用。最新の考証による挿絵が豊富。巻頭にカラーの付図がついている。また、上述の通り独自の解釈で人気で姉妹版の『新明解国語辞典』とは対象的に、記述は癖のないスタンダードなもので、執筆者の主観的な解釈は抑えられている。高校生 - 一般向け。 三省堂例解古語辞典 佐伯梅友・森野宗明・小松英雄【編著】 収録語20,000 小型 同社の古語辞典の一つ。1980年に初版刊行以降、1992年の第三版まで刊行。用例から古語の意味用法がわかり、解や要説で理解が深まる「例題方式」を採用。高校生 - 一般向け。 三省堂 詳説古語辞典 秋山虔・渡辺実【編著】 収録語41,000 小型 同社を代表する古語辞典。2000年刊行。最重要の用例はすべて現代語訳つきで、用例中の要チェック項目がわかりやすい。文法事項は表にまとめ、絵巻きなどに基づく大型図版がある。高校生 - 一般向け。 三省堂全訳読解古語辞典 鈴木一雄・外山映次・伊藤博・小池清治【編著】 収録語21,000 小型 同社を代表する全訳古語辞典。1999年に初版刊行以降、2012年の第四版まで刊行。同社によると、全国高校からの推薦数1位で、学習用古語辞典のベストセラーである。見出し語がゴシック体で、誤りやすい語は、現代かなづかいからも引くことができ、動詞・形容詞・形容動詞のすべての語の見出し下に、活用表を掲載している。『旺文社全訳古語辞典』に追従する形でセイコーインスツルの電子辞書に搭載され、2011年にiPadアプリが発売されるなど、デジタルコンテンツへの取り組みも見せている。高校生 - 一般向け。 三省堂全訳基本古語辞典 鈴木一雄【編著】 収録語12,000 小型 高校生の学習用途に特化した全訳古語辞典。1995年に初版刊行以降、2007年の第三版増補新装版まで刊行。教科書密着型のわかりやすさを重視した古語辞典。高校生向け。 現代語から古語を引く辞典 金田一春彦・芹生公男【編著】 収録語(延べ)51,100 小型 同社の古語辞典の一種。1995年刊行の『現代語から古語が引ける古語類語辞典』の増補改題版として、2007年刊行。短歌や俳句をつくる人や日本語を愛する人向けに現代語から古語が引ける唯一の古語類語辞典。一般向け。
※この「三省堂」の解説は、「古語辞典」の解説の一部です。
「三省堂」を含む「古語辞典」の記事については、「古語辞典」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- 三省堂のページへのリンク