表面張力とは? わかりやすく解説

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ひょうめん‐ちょうりょく〔ヘウメンチヤウリヨク〕【表面張力】

読み方:ひょうめんちょうりょく

液体に働く、その表面積できるだけ小さくようとする力。分子間の引力によって、表面分子内部から引かれるために起こる。


表面張力

【英】surface tension

液体固体表面分子分子間力によって内部引っ張られているため,表面上の直線に直角にその面内で収縮しようとする力が働く。これを表面張力といい,単位はdyn/cmである。
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表面張力

英訳・(英)同義/類義語:surface tension

液体分子間に働く引力で、表面沿って働くもの。生物学では、根から吸収する際に、根から道管通ってまで水柱出来ているが、こレガできる原因水の表面張力と分子間力説明する

表面張力

作者山本文緒

収載図書みんないってしまう
出版社角川書店
刊行年月1997.1

収載図書みんないってしまう
出版社角川書店
刊行年月1999.6
シリーズ名角川文庫


表面張力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/15 05:43 UTC 版)

表面張力,水面張力,水表面張力
surface tension
量記号 γ
次元 T-2 M
SI単位 キログラム毎秒二乗 (kg/s^2)
CGS単位 ダイン毎センチメートル(dyn/cm)
テンプレートを表示
表面張力によって球体になろうとする水滴
表面張力によって水面の上で静止しているアメンボ

表面張力(ひょうめんちょうりょく、英語: surface tension)(水面張力,水表面張力)は、液体や固体が、表面をできるだけ小さくしようとする性質のことで、界面張力の一種である[1]。定量的には単位面積当たりの表面自由エネルギーを表し、単位はmJ/m2または、 dyn/cm 、mN/mを用いる。記号にはγ, σが用いられることが多い。

ここで[界面]とは、ある液体や固体の相が他の相と接している境界のことである。このうち、一方が液体や固体で、もう一方が気体の場合にその界面を表面という。

歴史的にはトマス・ヤングによる1805年の報告「An Essay on the Cohesion of Fluids」がその研究の始まりである[2]

定義

マクスウェルの枠

表面張力の定義には、よく用いられる3つの説明がある[3]

  1. マクスウェルの枠(コの字形の枠と可動する棒の間に張られた液体の膜)を考える。可動する棒には表面に平行に、膜を収縮させる向きに力が働く。単位長さあたりのこの収縮力を表面張力という。トマス・ヤングを始まりとする考え方。
  2. 同様にマクスウェルの枠の可動棒を動かし、表面を単位面積だけ増大させるときに必要となる仕事量。この考え方はA. デュプレ英語版(1869)が最初であるとされる。
  3. 熱力学においては自由エネルギーを用いて定義される。この考え方は19世紀末からW. D. ハーキンス英語版(1917)の間に出されたと考えられている。この場合表面張力は次式[4]で表される:
    表面分子と内部分子

    分子と分子の間には、分子間力と呼ばれる引力が作用している。液体中の分子は、あらゆる方向から他の分子からの分子間力の作用を受けて自由エネルギーが低い状態にある。一方、表面上にある分子は内部の分子からは作用を受けるが、気体の分子からはほとんど作用を受けない。すなわち、表面上にある分子は内部の分子と比べて大きな自由エネルギーを持つことになり、より不安定な状態にあると言える。その結果、表面をできるだけ小さくしようとする傾向が現れる。表面張力は、その界面が不安定であればあるほど大きくなるため、界面活性剤などの影響により変化する。

    表面張力を理論的に求めようとする各種の式がある。

    • トマス・ヤングによれば表面張力はファンデルワールスの状態方程式における内部圧[注釈 1]と関係があるとされる[6]
    • S. SugdenはパラコールPという因子を導入し、次式で表面張力を計算できるとした[7]
      ヤング式

      濡れとは、固体と接する気体が液体で置き換えられる現象である。 表面の濡れやすさの程度は接触角θで表される。接触角とは、固体表面が液体及び気体と接触しているとき、この3相の接触する境界線において液体面が固体面と成す角度のことである[16]。接触角は各界面の表面張力と関係があり、表面張力の大きい固体は濡れやすく、液体が付着したときの接触角が鋭角になる。反対に、表面張力の小さい固体は濡れにくく、接触角が鈍角になる。この関係を表すトマス・ヤングによる次の式をヤングの式という。

      毛管現象・毛細管現象

      ヤングが表面張力の存在を明らかにする前から観察されていた現象が毛管現象毛細管現象である。毛管現象とは、液体中に入れた細い管の内部で、液面が外側の自由表面より上昇(下降)する現象である。

      液体に垂直に差し込んだ半径rの円管の場合を考える。管内の液面が外側に対してhだけ高くなったとする。液体の密度をρ、重力加速度をgとすると、鉛直方向の力のつり合いより、高さhは、

出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。2019年9月
  • ドゥジェンヌ; ブロシャール‐ヴィアール; ケレ『表面張力の物理学―しずく、あわ、みずたま、さざなみの世界―』吉岡書店、2003年。ISBN 978-4842703114 
  • 『ぬれと超撥水、超親水技術、そのコントロール』技術情報協会、2007年7月31日。ISBN 978-4861041747 
  • 中江秀雄『濡れ、その基礎とものづくりへの応用』産業図書株式会社、2011年7月25日。ISBN 978-4782841006 

関連項目


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