ヘンリー王子が今後も現在と同様に「行動の一貫性のなさ」を続ければ、王室との亀裂がさらに深まる恐れがあると専門家が指摘した。英メディア「OK!マガジン」が報じた。

 元BBC王室担当記者ジェニー・ボンド氏はヘンリー王子の頑固な性格が災いし、特に法的な争いが続く場合はチャールズ国王との連絡が一切取れなくなる可能性があると語った。ヘンリー王子は、2020年に米カリフォルニアに移住した際に警察の保護が取り消された後、英国での治安権をめぐる訴訟に巻き込まれている。

 その後、英国では警察による警備を再開しないという決定が下されたが、ヘンリー王子は来年、高等法院でこの決定に異議を申し立てる権利を獲得した。ボンド氏は王子が自分の行動の結果を受け入れなければならないだろうと指摘。彼のライフスタイルには「明らかな矛盾と行動の一貫性のなさ」があるとして「彼はその結果とともに生きなければならないでしょう」と警告した。

 さらには「ヘンリーは頑固です。特に彼はアフガニスタンで従軍した元軍人でもある。彼の行動には明らかな矛盾がある。銃を携帯する文化の中で暮らし、メーガン妃と一緒にナイジェリアやコロンビアに行った。だが彼は内務省に争いを挑んだ。そして、それをやり遂げる度胸がある。彼はその結果を受け入れなければならない。しかし、この案件は彼と父親の関係を危うくしている」と危惧する。

 ヘンリー王子は今もチャールズ国王と連絡を取り合っているが、2020年に王子が上級王族としての生活を辞め、米モンテシトに移住して以来、親子の関係は冷え込んでおり、ヘンリー王子は父親に数回しか会っていない。新居に住む王子に会うために米国まで旅をした王族もほとんどいないのも事実。とはいえ40歳から性格を変えるのは至難の業かもしれない。