大阪市北区の「アメリカン通り」と呼ばれるホテル街でいわゆる“立ちんぼ”をしたとして、大阪府警は5日までに、売春防止法違反の疑いで、20代の女ら3人を逮捕した。女らは「ホストの推し活のためにやった」と供述しており、3人のうち1人は昨春以降に計約5400万円を稼いだという。
ほかに逮捕されたのは20代と10代の女。3人は通りに立ち、1回約1万5000円で売春をしていた。逮捕容疑は9月7~12日、北区太融寺町で客待ちした疑い。
東京・歌舞伎町の大久保病院と大久保公園の間の通りが有名なように、関西ではアメリカン通りが有名なスポットとなっている。
風俗誌編集者は「ラブホテル街にあるホテルアメリカン前に集まっています。このホテルに由来してアメリカン通りと呼ばれています。以前は梅田駅地下の泉の広場にも立ってましたが、2019年にリニューアルされ、20年から徹底した摘発が行われ、立ちんぼはアメリカン通りに集まるようになりました」と語る。
かつては生活のために立つ熟女が多かったが、現在は変化があるようだ。
「泉の広場の熟女みたいな立ちんぼをイメージして、60代の風俗ライターと調査したんですが、若い子ばかりで『孫みたいなのは抱けない』となりました。歌舞伎町と同じく、ホストやメンズ地下アイドルに貢ぐため、若い女性が増えています。20歳以上だと、多くがホストのため。聞いた話では、その場でカネもらえるということで、立ちんぼをやっているということでした」(同)
それにしても、今回摘発された女の1人が1年半で5400万円も稼いでいたとは驚きだ。単純計算で、1か月300万円も稼いでいたことになり、1回1万5000円だとすると、1か月200人、1日6人以上も相手にしていたことになる。ホストのためにそこまでするとは…。