「ラ・ムニェカ(人形)」と呼ばれるマフィアの女殺し屋が、殺人容疑で逮捕された。コロンビアの警察署で手錠をかけられ、キャットウォークにいてもおかしくないような表情をカメラに向け、コロンビアが騒然としている。スペイン語メディア「リベルタッド・デジタル」が先日、報じた。

 人形の異名を持つカレン・ジュリエス・オヘダ・ロドリゲス容疑者(23)は、複数の暗殺事件に関与した疑いで逮捕され、メディアに「危険な殺し屋」と呼ばれている。

 コロンビアのマグダレナ・メディオ警察は、サンタンデール県バランカベルメハ市で、複数の殺人事件に関与したロドリゲス容疑者を逮捕した。マフィアから殺しを請け負う犯罪組織「ロス・デ・ラ・エム」のナンバー2とみられる。自らの容姿を利用し殺害し、身元が特定されないように頻繁に髪の色を変えることで、疑いを逃れてきた。

 ロドリゲス容疑者はコロンビアのブカラマンガ、ピエデクエスタ、バランカベルメハの各都市で活動し、恐ろしい評判を得ていた。武器の扱いの専門知識と、致命的な正確さと安定した狙撃で知られており、銃器の扱いの熟練度と冷酷な態度からマフィアから一目置かれていた。

 ともに逮捕されたパウラ・ヴァレンティーナ・ホヤ・ルエダ容疑者(24)は、ロドリゲス容疑者の腹心の部下だという。