西松屋/2~11月は季節商品堅調も新紙幣対応などで販管費増加、増収減益
2024年12月23日 11:01 / 決算
西松屋チェーンが12月20日に発表した2025年2月期第3四半期決算は、売上高1422億200万円(前年同期比4.4%増)、営業利益105億4100万円(2.6%減)、経常利益109億45000万円(3.7%減)、四半期純利益71億6900万円(5.3%減)となった。
商品別の売上高の動向は、衣料部門は上半期に気温の上昇にともない、春物衣料や夏物衣料が好調に推移し、11月に気温が下がったことで、秋物衣料や冬物衣料が売上を伸ばした。また、小学校高学年向けの衣料は、引き続き大きく売上を伸ばした。
雑貨部門は、紙おむつ、粉ミルクなどの食料品、レイン用品、玩具、チャイルドシートなどが好調だった。
売上総利益は、円安の影響などにより売上総利益率が低下したが、売上高が増加したことにより、494億1600万円(3.0%増)となった。販売費・一般管理費は、積極的な出店で店舗数が増加したことや新紙幣発行への対応などにより、388億7400万円(4.6%増)だった。
北海道から沖縄までの全国47都道府県に、お客にとって便利で標準化された店舗網の拡充を進めるため、37店舗の新規出店をした。また、一方で15店舗を閉鎖したため、期末店舗数は1131店舗だった。
通期は売上高1880億円(6.1%増)、営業利益136億円(14.0%増)、経常利益140億円(11.2%増)、当期純利益93億8400万円(14.4%増)の見通し。
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