伊藤忠食品 決算/4~9月増収増益、GMS・スーパーとの取引拡大

2024年10月31日 14:43 / 決算

伊藤忠食品が10月31日に発表した2025年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高3523億8500万円(前年同期比4.0%増)、営業利益49億6900万円(15.2%増)、経常利益70億2800万円(39.2%増)、親会社に帰属する当期利益51億5700万円(46.0%増)となった。

伊藤忠食品

売り上げ面は、主にGMS、スーパーマーケット、ドラッグストア向けの取引が拡大。記録的な猛暑、自然災害への対策により飲料を中心に好調に推移し、増収だった。

利益面は、増収効果に加え、経費が改善し増益を計上している。

重点分野としている「情報」では、店頭への来店動機や商品の購買意欲の喚起を目的として、デジタルサイネージを活用した売り場作りを積極的に推進している。生鮮3品や加工食品の売り場に加えて、店舗の入り口やレジ前への設置も進めることで消費者との接点を増やしているという。

また、デジタルサイネージ効果の発揮に向けて、プレゼントキャンペーンをはじめとして多様なコンテンツと売り場が連動する販促などを実施している。

「商品開発」は、冷凍食品のオリジナルブランド「凍眠市場」を活用した「凍眠生酒」と「凍眠フルーツ」を展開している。

国産の高品質な素材を新鮮な状態で凍結することで、これまで生産地で限られた期間にしか味わえなかったおいしさを消費者に提供でき、ギフトや宅配に加え、GMS・スーパーマーケットでの取り扱いも増えている。

通期は、売上高7000億円(4.1%増)、営業利益90億円(17.5%増)、経常利益100億円(8.5%増)、親会社に帰属する当期利益70億円(6.1%増)を見込んでいる。

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