三菱食品 決算/4~9月増収増益、コンビニ・ディスカウントストアとの取引堅調

2024年11月07日 16:07 / 決算

三菱食品が11月7日に発表した2025年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高1兆593億1200万円(前年同期比1.1%増)、営業利益139億3800万円(2.0%増)、経常利益144億1500万円(1.7%減)、親会社に帰属する当期利益100億3000万円(1.3%減)となった。

三菱食品

コンビニエンスストアやディスカウントストアとの取引が堅調だった卸売事業がけん引し、増収増益を計上した。

卸売事業の売上高は9524億1800万円(0.8%増加)、経常利益は127億4000万円(4.4%増)。売上高増加や採算性の向上に伴う売上総利益の増加が物流費などの販管費増を吸収し、増益を確保した。

ブランド開発事業の売上高は146億6000万円(1.6%増)、経常損失は3億7400万円(前年同期は経常利益3億4100万円)。新規取り扱いブランドの寄与により、増収だった。しかし、利益面は、輸入商品の在庫を一部処分販売したために利益率が悪化し、経常赤字となっている。

物流事業の売上高は714億5200万円(3.4%増)、経常利益は18億8900万円(13.0%増)。売上高は、特定小売業との取引拡大等により、増加。利益面は、売上高増加に伴う売上総利益の増加が販管費増を吸収し、前年同期を上回っている。

機能開発事業の売上高は207億8000万円(6.7%増)、経常利益は8億5600万円(30.7%減)。売上高は、メーカーに対する原材料取引が好調であったことにより、増加した。利益面は、海外の関連会社における一過性の損失により、前年同期を下回った。

通期は、売上高2兆1300億円(2.1%増)、営業利益315億円(6.7%増)、経常利益330億円(5.1%増)、親会社に帰属する当期利益228億円(1.0%増)を見込んでいる。

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