超メモ帳(Web式)@復活

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「1917 命をかけた伝令」(サム・メンデス監督作品)を観た。

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「1917 命をかけた伝令」(サム・メンデス監督作品)を観た。


今日は母親の確定申告に行ってきたのだけど、申告会場で母親は扶養に入れてるよーと報告すると確定申告は不要だそうだ。なんじゃそりゃ・・・。来年からは確定申告の用紙が届いても役所に行く必要はないらしい。


朝8時ごろから役所に並んでたけど、10分ぐらいで終わってしまったために早く起きた休日の時間を持て余してしまった。なんでまぁ、急遽映画でも観に行くかーということでライカムに向かった。




コロナウイルス騒ぎで人が少ないかなー?と予測してたけど、割合混雑していたな。こういう事にみんなルーズな所がウチナーンチュっぽいよな。でも、流石にみんなマスクはしていたな。僕もしていたし、ちゃんと手洗いなどはやっている。


ちょっと前に映画で「パラサイト」を観ていたじゃないですか?


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この時、上映前の宣伝映像で「1917 命をかけた伝令」のメイキングムービーが流れていたんですよ。なので、事前知識としてイギリス西部戦線の一人の伝令兵をずっと長回しのワンカットで撮っている映画というのは分かっていたんですよ。この宣伝を観ているとすごい迫力のある映像が流れていたので観てみたいなとは思ってたんです。


丁度、最近ムービーチケットを手に入れたので、暇がある休日のうちに消費しておこうと思って今日はライカムの映画館で「1917」を観た。


結論から言うと、これは映画館で観ないと迫力が全然伝わらない映画だと思った。イギリスの伝令兵が友軍を救うために塹壕戦が行われている戦場を駆け抜けるのをひたすらワンカットで追い続けているという作品なんだけど、実際にスナイパーの恐怖とか死体がゴロゴロ転がってる戦場など、臨場感が半端ないのだ。


なんか、非常にゲームっぽい作りの映画だな、と思った。おそらく監督はそれを意識してるんじゃないかと思うんだけど、コールオブデューティーとかあの辺りの戦場を舞台にしたシューティングゲームの画像作りでそのまま映画が展開するのである。途中で主人公の意識が途切れるシーンで一度だけ映像が切れるけど、それ以外は最初から最後まで主人公たちのそばをカメラが離れずに生々しい戦場の臨場感をリアルに感じさせる画面作りになってるのである。


この作品はどっちかというと、物語それ自体よりも映像と音声によって作られる戦場の臨場感を映画館で体験するためのエンターテイメントに近い作品だと思った。戦争映画らしく生と死とか家族との絆みたいなテーマは描かれているんだけど、それよりもぶっちぎって鉄条網が張り巡らされた戦場で手を切りながら行軍したり、死体が浮いている川を死体を掻き分けながら岸へ這い上がるなど、そういう戦場のリアリティを体感する作品だ。


主人公の1日を長回しでずっと依頼を受けるところから作戦を達成するまで追っかけている感じなんですけど、まぁ困難には出会うけど作戦は達成できるだろうなーみたいな感じはあったんです。だけど、主人公は作中でひどい目に何度も会う。塹壕にあった敵の仕掛けで生き埋めになりかけたり、敵地に乗り込んで一人で敵兵に追いかけ回されながら死にかけたりなど、だけどなんとか死なずに目標を達成する。クライマックスシーンで交戦中の戦場を爆撃の中で走り抜けるシーンは緊迫感がある。


なんか映画館ガラガラで人気無いのかなー?とか思うんだけど、戦争映画としてみんな敬遠してるのかもしれないけど、なんか鑑賞後は達成感があるんですよ。主人公は困難を乗り越えて目的を無事達成するんですけど、感覚的になんか「走れメロス」に似ています。主人公は強い意志でそれまで出会ってきた人たちの意思を引き継いで無事に目標を達成するんです。戦場映画なんだけど、画像の陰惨さと反比例して物語はなんかすごく王道で安心感があるんです。無事、目標を達成してカタルシスを感じるような、そんな作品でした。


この作品もアカデミー賞を取ってるみたいですね。この作品の真価は映画館で観ないとわからないかと思います。


https://1917-movie.jp/1917-movie.jp

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