超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。

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映画館で「THE FIRST SLAM DUNK」を観てきた。

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映画館で「THE FIRST SLAM DUNK」を観てきた。


これは夕方の与那原町のキラキラビーチの光景である。そろそろ沖縄は海にも入れる気温かもしれないな。ちなみに沖縄の海開きは3月19日からだそうだ。沖縄観光の最盛期は7月8月の真夏の時期であるし、今ぐらいの時期が人も少なくて県外から観光に来るにはオススメかもしれませんぜ。


さて、日曜日であるね。今日僕は、午前中には食材の買い出しに出掛けてきて、午後からは映画を観にいってきた。僕は最近、読書などから物語分というかコンテンツをうまく摂取することができてないので、タイミングを見て映画やアニメを見るようにしている。たまにこんな風に物語へ接しておかないと、感性が枯れ果ててただの嫌なオッサンになってしまうのではないかという恐れがある。


色々な人の話を聞いたりだとか実際に色んな人に接してみて思うのだが、人間というのは学ぶことをやめると途端、バイアスに絡め取られてしまって傲慢な性格になってしまう。なんかネットで揶揄されてるような嫌な高圧的なオッサンというのは、自分の今までの人生の中での限られた成功体験だけで物事を判断してしまい、新しいことが理解できなくなってるのだと思われる。それと、あまり勉強してない人は話がそんなに面白くない。一方的に自分の価値観を押し付けてくるタイプというのも、自分のバイアスで世の中を全部決めつけてしまっているので、他人に対する共感性が低くなってるのだろう。


そういう考えがあるから、僕は嫌なオッサンにならないように時間が空いてる時は色々と興味がある雑多なジャンルの本を流し読みしたり、おもしろげなコンテンツを摂取しようと思うのである。まぁ、そういう何か人生に役立つことばかりを考えて行動してるばっかりという訳でもなくて、僕はヲタクであるのでいろんなコンテンツが好きなのよね。それに自分自身でも物語をかく創作系の人種でもあることだし、自分の創作のためにも色々な物語を摂取しておきたいという気持ちが強いのだ。


という訳で(何がだ)、今日は映画館に「THE FIRST SLAM DUNK」を観に行ってきた。


slamdunk-movie.jp


世間では色々な映画が発表されていて、それがNetflixなどのサブスクでも映像コンテンツを観ることができるようになり自宅でも簡単に映画を楽しめるようになっている。とくに近年ではコロナ禍でもあることであり、巣篭もり需要みたいなものでサブスク動画のブームの時期があった。みんな映画館に行かずとも自宅で映像コンテンツを楽しめば良いと考えるようになり、実際に映画館に出掛けて映画を楽しむ人が少なくなる時期もあった。


でも、実際に映画館で映画を鑑賞すると、映画館の大画面で迫力ある音響じゃないと意味がない作品というのは確かにあるなと感じる。以前、映画館で鑑賞してきてブログでも感想を書いた「RRR」なんぞもあれは映画館で見ないと意味がないような作品であった。今回観てきた「THE FIRST SLAM DUNK」に関しても、これは映画館で観ないと魅力が伝わらない作品だ。


この作品は原作者である井上雄彦氏が、スラムダンクで本当に表現したかったことを表現するために監督をやったと聞いている。前に井上氏がどんな風に仕事をしているのかNHKのプロフェッショナル仕事の流儀でインタビューを聞いたことがあったけど、井上氏はすごい職人肌の作家であるなと感じた。こだわりの表現ができないのであれば連載を落とすぐらいに表現にこだわりまくる。彼は色々な作品を書いてきたけど、人間の本性を描き出すことにこだわりがあるようだ。どうも、昔に連載されたスラムダンクに関しては、少年誌でもあることから漫画タッチのデフォルメが多かったように思う。


今回観てきた映画では、スラムダンクの中での一番の盛り上がりのある試合である山王戦の試合を通じて、それぞれのキャラクターが抱えてるバックグラウンドを振り返りながら試合が進んでいく。そして、主人公がなぜか宮城リョータ先輩なのであるが、映画のストーリを見ていると彼が主人公である理由がよく分かった。家族を二人も失ってしまったことで壊れた家庭の中で、バスケットを通じてどのように彼が成長して家族の絆が再生していくかを描いたビルディングストーリなのだ。


なんか、リョータ先輩の家庭の話というのは思いっきり重たくて、これだけを主題にして作品を作ろうとしたら湿っぽい話になってたかもしれない。だけど、バスケの試合が激アツなのである。どう考えても絶望的な点差を湘北チームが追い上げていき、そして試合が決着する最後まで逆転に次ぐ逆転。また、作中で使われてる音楽もダサそうなのに逆に熱い楽曲をうまく使っており、物語をものすごく盛り上げてくれる。


「THE FIRST SLAM DUNK」は映画館で観てこそ盛り上がれる作品だと思う。バスケの試合の中でバッシュが床を擦る音、体がぶつかり合う音まで再現しているので本当に試合を見てるような感覚に陥る。井上さんは、キャラクターの掘り下げにしても、試合の再現にしてもこういうリアルというものを追求したかったんだなと思う。まぁ、注目度が高くてロングランしてるっぽいので、映画館で公開しているうちで観に行った方がいい。

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