超メモ帳(Web式)@復活

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インド映画の「RRR」を観てきたけど凄かった。

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インド映画の「RRR」を観てきたけど凄かった。


昨日の夜は映画館に行ってきて「RRR」を観てきた。


rrr-movie.jp


この「RRR」は「バーフバリ」の監督であるS.Sラージャマウリ氏の新たな新作であるけど、なんかなんか凄かった。僕はインド映画というのは記憶にある限りでは「バーフバリ」を観ただけで他の作品を見たことないんだけど、なんか凄いとしか言いようがない。


映画とかアニメとかをみる時はストーリにて色々とどんな事を考えたとか、画面の作りが印象的だったみたいな感想を書くことができるじゃないですか? もう、インド映画の場合は問答無用で音楽のノリとか細かいストーリをぶった斬って挿入されるダンスシーンとかのインパクトで推してくる作品作りをしてくるんですよ。邦画とか洋画であれば、作品全体のバランスを考えて、ここのシーンではどういう風な伏線を配置して、このシーンではこの音楽を入れながらキャラクターがこんな話をする、みたいな細々した映画理論みたいもので作品を作ったりする。インド映画は、敵だろうが味方だろうがみんないきなりノリノリで踊りまくって、原始的なビートのノリで、なんかよく分からないけど気持ちいい!という作品だったりするんです。インドではみんなで映画館で歌いながら観たりするらしいんで、ノリがいいシーンはもうひたすら観てて気持ちがいい。


しかし、このラージャマウリ監督の作品というのは人間の業だったり、宿命の対決みたいな、キャラクター同士の絡みを描くのがうまい。登場人物がどんなキャラクターなのかを伝わるエピソードをしっかりと構築した上で、それらのキャラクターを転がして物語を作るのが天才的に上手いんですよ。


今作ではビームとラーマという二人の主人公がいるんですけど、そのキャラクターは正反対の性格でありながら親友になってしまう。しかし、お互いが持ってる使命のために対立してしまい血みどろの戦いに発展する。だけど、最終的にはお互いの真意を理解しあって協力して真のラスボスを倒しにいくとかそういう展開ですよ。もう少年漫画の胸熱展開をこれでもかと胸焼けするぐらい徹底的にフィーチャーしてくる。


ブログでこうやって感想書いてますけど、この作品を言葉で表現し切ることってのはできないと思うんですよ。「バーフバリ」とか観た人だったらわかるかもしれないけど、とにかくど迫力のシーンをこれでもかとてんこ盛りにしてきてるんですね。ビームとラーマの属性を、それぞれ水と炎という風な感じで設定して、背景で水が吹き上がったり花火が乱れ飛ぶ中で中央に主人公たちが「ドーン」とポーズを決めてるシーンを決めコマに使ってくるんですよ。この作品に関してはサブスクに落ちてくるのを待つよりは映画館に行った方がいいと思います。画面と音楽の迫力の物量で押してくる作品なので、マッチョなインド人たちがきめっ決めの異次元な格闘戦をやってるのを大画面で見るだけでカタルシスがあると思います。


問題があるとしたら、この作品は多分、配給会社がマイナーなのか分かんないですけど、沖縄みたいな田舎では小さな単館でしかやってないし、上映期間も短いです。沖縄ではこういうマイナーな映画をやってるところで桜坂劇場ってところがあるんですけど、11月18日までしかやらないです。東京とかだったら設備も良いシネコン系の映画館でもやるかもしれないですけど、東京都以外ではマイナーな映画館でしかやってなさそうなので、それほど大画面とか音響設備が良い環境では見れないかもしれないですね。この作品は画面作りの迫力と、インド音楽のノリの良さがウリの作品なので非常に勿体無いです。


やー、僕は観にいく映画の情報などはアトロクのムービーウォッチメンを参考にしてたりするんですけど、ラージャマウリ監督の作品は面白いですね。インド映画って「ボリウッド作品」などと言われていて、今世界中から注目されてるらしいけど、インドという国は地方ごとに信じられてる宗教とか言語とかに違いがある異文化がたくさん集まった国家であるらしくて、インド映画もボリウッドというのはほんと一部の都市部だけの流行らしいです。また違う地方に行けば違う種類のインド映画が流行しているらしくて、インドという国の可能性というのは今から発掘されるのであろうなと期待している。


とりあえずまぁ、僕はインド映画をもうちょっと観てみたくなったので、来週あたりは「きっと、うまくいく」でも観てみようかなと思います。この映画も昔からいろんな人がおすすめしているのに、僕はいまだに観たことがなかったんですね。これもインド映画の特徴かもしれないですけど、3時間越えの作品とかが多いです。「RRR」も3時間越えだし「きっと、うまくいく」もそうです。どうも作品の途中にインターバルを置いて、休憩しながら見るのが向こうの文化であるようだし、映画館で見る人も飲み物を買わないなどの注意点も必要そうです。

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