クラウドコンピューティング
ネットワークを介して使うよ
データを外部に置くよ
具体的な定義付けは人によって違うよ
簡単に書くよ
クラウドコンピューティング(英:cloud computing)とは
もともとは「ネットワークを中心に据えたコンピュータの利用形態」的な意味だけど、言う人によって意味が違ったり、よく分からないまま使っていたりする用語
です。
無理やり定義づけるとしたら
外部にデータを置いて、ネットワークを介して利用する形態になっているサービスとかシステムとかを、ふんわりと定義したもの
ですかね。
詳しく書くよ
まずは「クラウドコンピューティング」という用語が出てきたときの、一番確実な対処法を書いておきましょう。
「クラウドコンピューティング」や「クラウド」と言った本人に「クラウドコンピューティングって、どういう意味の用語ですか?」と聞いてみてください。
そこで相手が「あうあう(^A^;)」となるようであれば、まともに相手をする必要はありません。
専門家ぶりたいだけのド素人です。
きっと言った本人も、よく分かっていないのでしょう。
小難しい雰囲気の用語を口にすることによって、あなたを煙に巻こうとしているだけです。
警戒してください。
もし「これこれ、こういう意味だよ~」と頑張って説明してくれたのであれば、その人はそういう意味で使っているのでしょう。
本来の意味がどうかを気にする必要はありません。
「クラウドコンピューティング」という用語は、用語の持つ本来の意味を探すよりも「相手がどのような意図で使っているか」を考えた方が現実的です。
その用語を使っている人自身が本来の意味を知っているか怪しいからです。
誤解を恐れずに言えば「クラウドコンピューティング」という用語に共通した定義なんてありません。
分かったような分からないような用語の代表格です。
もちろん、はじめて「クラウドコンピューティング」と言った人は、用語の意味を定義づけたはずですけどね。
その定義を理解して、その定義の通りに使っている人は、ほとんどいないと思います。
強いて挙げれば
1.ネットワークを介して使う
2.データを外部に置く
くらいは共通認識でしょうか。
そもそもの話として、クラウドコンピューティングっぽいサービスや考え方は従来からありました。
技術が追い付かなくて実現できない部分もありましたけどね。
新しい技術ですら、ありません。
一時期「すごいのが出てきたよ!これからはクラウドの時代だよ!」みたいに騒ぐ人もいましたが、前からあったものに新しい名前を付けただけだと私は解釈しています。
例えば、昔からあるサービス形態のレンタルサーバーだって、クラウドコンピューティングと呼べそうです。
1.ネットワークを介して使う
2.データを外部に置く
形で借りるコンピュータですからね。
また「おまえ、意味が分かって言ってるの?」な人ほど新しくて万能な技術のように説明をしますが、もちろんデメリットもあります。
1.ネットワークを介して使う
2.データを外部に置く
が、そのままデメリットです。
1.ネットワークにつながらないと何もできなくなる
2.データを外に置くから機密保持上、問題になりうる
なリスクは押さえておいてください。
一言でまとめるよ
まぁ「クラウドコンピューティング」って単語が出てきたら「データを外部に置いて、ネットワーク経由で使う形態なんだな~」と、お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「cloud(クラウド)」の意味は「雲」とか「雲状のもの」とかです。
「computing(コンピューティング)」は、今回は「コンピュータを使うこと」と解釈してください。
何となくくっつけると
雲っぽい、コンピュータの使い方
となります。