アクセスが伸びすぎないようにしている

今朝久しぶりに溝の口のヨガに参加して、そのとき「ヨガのことを調べると、いちいち出てくるブログの人」と紹介され、クラスの後も講師のかた（元エンジニア）とネット談義に花が咲いたので、今日はヨガ的SEOについて書いてみます。
わたしはよく、ブログを書いている人にこんなことを言われます。

　

「うちこちゃんはパソコンやインターネットに詳しいから、アクセスが伸ばせるんだよねぇ」

ちょっとばっくりした言われ方ですが、知人はそう思うでしょう。ちなみに検索の仕組みには少し詳しいかもしれませんが、パソコンには詳しくないです。
このブログでは、「ヨガの記事を書く」ことでテキストの実践研究を日々やっています。実践研究というのは、「ただアクセスを伸ばす」ことを目的とするのではなく、「余計なアクセスを増やさない」ということでもあります。ブログランキングへの参加をやめたり、痩せる系の話題に触れないのも同じ理由です。お悩み方面に親和性の高い検索ハイスコアワードも、本の引用時以外ではできるだけ避けています。
この心がけを文章にするなら、こんなかんじです。

　自発的に自身を見つめて考える人たちと、
　ヨガのよい面・きびしい面・深く楽しい面を共有して
　お互いの練習継続の励みにしましょう。

なんというか、最近のヨガは「おしゃれ念力スピリチュアル」な呪術ノリがあったり、「引き寄せ」みたいなことを感じるというか、「感じに行く」ような衝動と相性がいいみたいです。わたしのブログに親近感を抱いてくださるかたの中には、たとえばそのときの悩みが濃かったりすると、ちょっと強めのバイアスで「見つけた！」と思われたりすることもあるでしょう。
でも、その「引き寄せ」の正体のほとんどは「グーグルさん」です。

　偶然見つけた！　わたしって、ラッキー〜
　（いいえ。Googleさんの優れた技術による必然です）

　こんな答えが欲しかった！　強く願えば、やっぱり叶うんだわ☆　わたしって、ラッキー〜
　（願いが強くて検索ワード選びが上達すると、いいことがあるんですよ。Googleさんのおかげで）

「おもしろいブログを見つけた〜」と思ってくださるのはとても嬉しいのですが、「おもしろい」のボールは、実は検索する側の人とグーグルさんが持っている。というか、グーグルさんに感謝しまくりであります。
そして、

　検索で来る人が増えることと、
　リピーターさんと長くつきあえることは、
　まったく意味が違います。

ゆきずりのアクセス数だけに注力しようと思ったら、たぶんこんなことを書くのが手っ取り早いんです。

• クンダリニーの目覚めで、眠っていた本来の力を呼び覚ませますよあなたも。ってなことを、覇権欲のやり場を探し中の男性を想定して書く。
• ハートチャクラを開いて、内面からキラキラと輝けますよあなたも。ってなことを、承認相手探し中の女性を想定して書く。

きゃー！　むりー。わしキャラ的にむりー。
インターネットは、「ここに魂を売れば数字が稼げるよ！」というのがすごく可視化されている。
ヨガブログなんて割に合わないよ。ちょっと美人なら「ライフスタイル・コンサルタントでヨガもしてる人」のほうが絶対手っ取り早いって。

ん？！
今日の結論は「アクセスが少なくても、ほんとうに大切だと思うことをコツコツていねいに書けばいいんだよ」という方向に持っていくつもりだったんだけど…、おかしいなぁ。どこでこうなった。