桐朋生物部のブログ

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海水魚採集in外房

お久しぶりです。最近投稿できていなかったので、今回は現魚類班長が個人的に行った海水採集について書きます。

 

向かったポイントは前回のブログで書いたのと同様の外房のポイントです。この頃急に涼しくなってきたので水温を心配しつつポイントに向かいます。

現地の天気はとても良く、絶好の海日和です。

 

早速、潜っていくと透明度こそ悪いものの、多くのチョウチョウウオ類やツノダシなどを見かけます。チョウチョは種類ごとの数でいうと「トゲ>ナミ=フウライ>アケボノ」

という感じでしょうか。上記の種類は沢山おり、その他のチョウも偶に見るのですが、個人的になぜか今年はチョウハンを全く見ていません。偶然でしょうか。また、依然としてヤッコもあまり見ませんね。

 

また、チョウチョウウオ類の群れを追いかけていると、その中に珍しい魚が。

ヒレナガハギです!沖縄ではよく見かけますが、関東では初めて見ることができました。この時はさえており、海藻に隠れようとしたところを一発でキャッチ。それにしても、こんなサンゴも何もない磯に何故?

 

また、そのままほかの魚を探していると、これまた関東の磯では珍しいトゲトゲの魚が!泳ぐのは遅いため、しっかりキャッチ。

可愛いハリセンボンでした!関東の磯とは珍しい...(現在は水槽にて飼育中。クリルをよく食べます。)

 

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最終的な成果はこんな感じでした(+ハリセンボン)。今年はそこまで魚自体多くないので、二時間ほどの成果としては十分かなと思います。その後、お気に入りのハチミツ工房に寄ってから帰宅しました。

 今年はあと2、3回は海に行きたいと思うので、気が向いたらまた更新していこうと思います。ということで、最後まで閲覧ありがとうございました!

 

 

 

9月7日「海水魚観察in外房」

本日は、高校生の魚類班員で外房の新規の磯に行ってきました!

 

東京駅から「特急わかしお」に乗り、最寄りの鴨川近郊の駅に到着。

 

最終目標となる種類を確認しながら現地へと向かいます

 

到着したのは何の変哲もない小さな磯。

二日前の台風の影響を心配していましたが、濁りはあるものの、天候は良好でうねりもほぼ無く、良い潜り日和となりました!

 

海の中は非常に多くの魚がおり、死滅魚の中でもトゲ・ナミ・フウライチョウチョウウオなどは数多く確認できました。(その一方、ヤッコ類は全く見つかりませんでした...)

 また、海中はイソギンチャクが多く、クマノミは居なかったものの、ミツボシクロスズメダイなどは多く観察することができました。

 

結果的にはアケボノ・トゲ・ナミ・フウライチョウチョウウオ、ミナミハコフグ、ミツボシクロスズメダイなどを観察できました。

(この他にも数多くの個体を採集・観察することが出来ました。)

 

また、他の魚を見つけて泳いでいた際に付いてきたウツボも一時的に捕まえて観察に協力して貰いましたm(_ _"m)

 

 

その他にはウミスズメなども観察することができました!(雑な写真ですいません...)

 

 

今年は大蛇行の終了もあってか渋そうな採集報告が多いですが、最低限の成果が上がり、部員も各々楽しめていたようでホッとしました、

 

それではまた!

 

 

タナゴ採集in埼玉

こんにちは!今日は淡水魚班の活動の一環として、埼玉県の用水路でガサガサをしてきました。

 

9時に最寄り駅に集合。

その後、部員同士で談笑しながら現地へ歩いていきます~

 

やって来たのはこんな感じの所。よくある用水路です。※画像はネットのフリー画像を引用

 

各々が水草や、泥の体積している所、陰になっている部分などでガサガサしていきます。

 

↑今回採集できたタナゴ達(タイリクバラタナゴとカネヒラ)。

これらの種類はこのほかにも多く見られました。

 

最終的な成果:

・オイカワ

・カネヒラ

・カマツカ

・カワヨシノボリ

・タイリクバラタナゴ

・ニゴイ

・モツゴ

(五十音順)

 

最後にリリースする魚と持ち帰る魚を選別したら最寄り駅で解散です。

 

最後まで閲覧ありがとうございました!

7月23日、多摩川魚類採集

本日は夏休み二度目となる多摩川水系の魚類調査として、先日とは別の調査地にて魚類調査を行いました。

 

↓多摩川水系の大河川、本流の様子。

実際には、下のような本流とは別れている部分で調査を行いました。

 

↑今回、調査を行った箇所。

 

ガサガサしていくと、大小様々な魚が入っていきます!

特に、小さなオヤニラミが多く見つけられたほか、ジュズカケハゼや、15cm強のアユなど、多くの魚を確認することができました~~

 

↑今回、多く確認されたオヤニラミ。何気に見られるのは稀な魚な気がする。

(この写真はその中でも8cmほどの個体)

 

↑今回確認されたジュズカケハゼ

 

その他にも、ムギツク、ギバチなど...

今回も数多くの魚を確認することができました!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

それではまた~

7月12日、多摩川淡水魚調査

お久しぶりです。かれこれ一か月振りの投稿です。これからも月一以上の頻度で何かしら更新していきたいと思います!

 

さて、今日は魚類班でかれこれ10年以上は定点調査を行っている、多摩川水系のポイントで魚類調査を行いました。

 

~~ 9時ごろに現地近くの駅で集合し、10時ごろに現着。調査をおこないました。~~

↑調査地点は前日の雨で増水しています。

しばらく歩いて、よさげな場所を発見しました!

↑主に調査でガサガサした地点。

水草をガサガサしているT君。その他10人ほどの部員が黙々と止水になっている部分の水草や、瀬になっている部分の浮石など、多くの箇所をガサガサし、生息している生き物を記録していきます。

ガサガサすると東京とは思えないほど非常に多くの魚が入ります♪

(↑これはやらせ写真です…)

↑特にきれいだった婚姻色、追星の出たカワムツ。今回は非常に多くのカワムツが観察されました。

 

最終的には、ウグイ、カワムツ、タカハヤ、カジカ、ホトケドジョウ... 全部で80匹以上の魚を観察することが出来ました!

↑観察された魚の一部

3cm以上の魚を記録し、その後一部を部室に持ち帰って飼育。その他は全て元居た支流にリリースし、調査地点の最寄り駅にて解散しました。

 

最後まで御覧くださりありがとうございました!

魚類・水生昆虫・サンショウウオ採集in埼玉

先日、魚類班・昆虫班で埼玉県某所に採集に行ってきました!

 

放課後に部室に集まり、学校を出発。談笑しながら現地へ~~

 

まずは、川にて魚類を採集します。雨の後だからか川は濁りまくりで川からは無数のアメリカザリガニが、、、

数百匹はいるでしょうか...この川の未来が思いやられます(泣)

 

諦めてきたその時、岩をひっくり返すと背・尻ヒレが真っ赤で美しい魚が、、、

↑婚姻色のきれいなオスのヤリタナゴです!東北や新潟まで行けば多く生息している魚ですが、埼玉では絶滅危惧ⅠA類でとても貴重な魚です。

 

 

その後、近くの池などで水生昆虫を探します。

最終的には、コオイムシ、コガムシ、ヒメガムシ、コシマゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、ホソセスジゲンゴロウを採集することができました。

 

↑水中にいるコオイムシ。コオイムシも埼玉では絶滅危惧ⅠA類ですが多くの個体を見ることができました!(基本全てリリースします。)

 

↑コシマゲンゴロウ

 

↑部員が池の近くでカエルなどを採っている様子。

 

また、まさかのトウキョウサンショウウオの幼生にも出会うことができました!

 

↑トウキョウサンショウウオの幼生。かなりの数の幼生がおり、大小様々見られました。

 トウキョウサンショウウオも、近くの川にて大量発生しているザリガニに食われないことを願ってリリースします。

 

 

最後に、採集成果を一つの容器にまとめました。埼玉とは思えない豪華なメンツです!

 

 

 

その後、夕方17時頃には現地を出発。それぞれ帰路につきました。

 

 

最後に宣伝させてください(o*。_。)o

2025年6月7日・8日に我が校の文化祭、桐朋祭が行われます!生物部も展示を行うのでぜひぜひお越しください<(_ _)>(今回登場した生き物も一部展示する予定です。)

 

 

 

 

 

 

 

2025年度石垣採集旅行②淡水魚・両生類・爬虫類編

注)このブログは前回の「2025年度石垣採集旅行①海水編、③鳥類編」の続きです

 

さて、石垣有志旅行二つ目のブログとしてここでは現地で採集・観察できた「淡水魚、両生類、爬虫類」を紹介します!

 

〇淡水魚

 まずは淡水魚です。淡水魚は主に下のようなマングローブの汽水地帯で採集をおこないました。※マングローブ林の多くは保全地域であり、採集禁止な場所も多いのでもし、採集を行う際は十分に気を付けてください。詳しくは石垣市や沖縄県のホームページに記載があると思います)

 

↑このような場所で環境の保全に注意しながら採集しました。

 

結果としては主に以下のような種類が採集できました!

 

・ヤエヤマノコギリハゼ      ・ゴマフエダイ


・クチサケハゼ           ・ヒゲワラスボ

 

・ミナミトビハゼ          ・ワモンフグ

 

・ヒメハゼ属の一種a

 

以上が淡水魚が淡水魚の成果の一部です。

 

 

続いてここからは両生類・爬虫類です!

 

 

〇両生類・爬虫類

両生類・爬虫類班のkimuraeです。海水魚班に付いていき、

西表・石垣島に行きましたので書いていきます。

 

初日

午前中に石垣島に到着。そのまま西表島に直行。

そのまま夜に採集へ

生き物を探しつつ、西表を歩いていると...

少し見えにくいですがサキシマハブです。

ハブなのでもちろん毒を持っており、頭が三角形なのが特徴的です。

 

生き物が見れなさすぎて、ハブが見れただけでも嬉しいです!

 

そのままヘビ探しをしていると

 

またハブだあ...

ハブしかいないんじゃないですかこの島。

そんなことを思い、両生類・爬虫類が見れずに西表島の宿に...

そのまま寝ようとしたところ、与那国島に向かった人たちから連絡が...

 

「サキシママダラ採れたよ」

う〜む、悔しい。こちらは2.3時間ほど歩いてハブしか見れなかったのに...

本当に悔しかったので同行してた後輩が風呂に入っているなか、一人で採集しに

 

あ、いた

サキシママダラいました。

八重山諸島ではハブと並んでよく見かけることができるサキシママダラです。

ユーラシア大陸や国内だと対馬にいる『アカマダラ』の固有亜種です。

かなりなんでも食べ、ロードキルされたカエルなどまで食べるため数がいるようです。

うん、目標達成。寝ます。

 

2日目

午前中は夜のための下見など

昼は海水魚班に付いて行く、付いて行く、着いて...

波が大荒れ、潜るのはやめとけと。

 

夜

なんか散々だけど探していきます。と

ヤエヤマセマルハコガメ

国の天然記念物です。

足元を見たら亀の甲羅があったため死体だと思ったら、顔ありますね。

初めて見ましたが模様が綺麗で美しいです。

 

ヘビが見たい。ヘビが...

そんななかいたのは、

オオハナサキガエルです。

ハナサキガエルから分かれた種です。西表島にはコガタハナサキガエルも生息していますが比べて大型化するのに加え生息域が広く見かけやすいようです。

 

満足かもしれないです。

帰り道に水辺を見かけました。

(カエルを見つけて採集しようとする後輩)

2日目は終わりです。

 

3日目

午前中、石垣島に帰る船が欠航しており島の反対まで行かなければならず、1時間の隙間時間ができました。後輩と別れて思い思いのことをしていると

サキシマキノボリトカゲです。

尾が長く切れづらいトカゲで名の通り木の枝先などによくいます。

そのまま石垣島に帰り、両生類・爬虫類班としては何もせず...

 

4日目

5日目は採集できないため実質最終日。

午前中はバスで1時間ほどかけカエルでも探しに...

昼にいるのか?ってぐらい何もいない。諦めつつ宿に戻ろうとしたが、バスが少なすぎる。

歩きで宿まで戻ろうとしたらなんか綺麗な場所が

すごい幻想的。これは夜行くしかないと思いながら宿に戻り夕飯。

夕飯は今まで適当に温めるだけで作れるのを食べていましたが最終日なのでカレーを。
そのままタクシーを使い昼に下見した場所でカエル探し。

・サキシマヌマガエル

・ヤエヤマヒメアマガエル

・ヤエヤマカジカガエル

などを採集(写真撮るの忘れてました)

タクシーなので遅くなっては行けないと思い宿に戻ると

別れて生き物見てたグループが何やらヘビを取ってきたと

サキシマバイカダ

樹上性のヘビで爬虫類を専食としておりシロマダラにとても近しい種です。

 

ええ、すげぇ。本当か疑うぐらい驚きました。

それも取った場所も木の上ではないとのこと。

後輩と木の上見たりしてヘビいないか探してたのがバカらしくなってきました。

 

まとめると他の班に比べ結構色々な種が見れ、後輩を連れて行くことで後輩育成もできたと感じますが、もっとヘビが見たかったです。

後輩もアオヘビが見たかったというし、またリベンジします。

 

以上八重山採集 両爬編でした。

 

 

最後に宣伝させてください(o*。_。)o

2025年6月7日・8日に我が校の文化祭、桐朋祭が行われます!生物部も展示を行うのでぜひぜひお越しください<(_ _)>(今回登場した生き物も一部展示する予定です。)

 

 

 

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