2019年 05月 03日
SHOWA ONLY
いわゆるネットオークションでの鉄則として学んだことです。
タムキューの写りがなかなか気に入ったので、<NikonAi>や<Yashica/ CONTAX>用など未だないAdaptall2もあればいいな、とふと思ったのでした。
尤も、どうしても必要というモノでもないので、気楽に探していると...
...単体でもさほど高くないとはいうものの、いろんなモノの現相場からすれば、なんとも微妙な価格というほかないものばかりがズラズラと出てきます。
ところが冒頭の標語を頭に再度見直してみれば「なるほど、なるほど」と。
で、<Nikkor Ai>用Adaptall2付の<TAMRON 80~210mm F3.8~4 (103A)>を100円で入手したというわけです。
f5.6 Auto FUJICOLOR100記録用
今となっては、とりわけズームを好まない私でなくても、ほとんどが見向きもしないレンズとしてごく当り前の価格かもしれません。
否、送料を考えればこれすら二の足を踏むからの現状ともいえるでしょう。
それでもカメラを齧ったことがある私たちの年代なら、何処かに記憶が引っ掛っているレンズではあります。
比較的コンパクトでとてもよく写り、そして「かなり寄れる」のが大きなウリのズームで、しかも非純正ならではの低価格として、実際にこのカテゴリーではとても良く売れたレンズでした。
そんなわけで、これまでも意図せず転がり込んできて、そのままいい加減に転がっている他のレンズメーカ製ズームに対するのとは全く違った気持で私も受け入れたのであります。
折しも「寄れる標準」で撮り進んでいるフィルムが入った<BC3>の最後の数コマで使ってみた次第です。
PRAKTICA-B用としては、既に専用(SIGMA製)の70~210mmズームはありますが、写りとしてはこっちの方が使い道がありそうに思いました。
ただ、どうしてもTAMRON製レンズのデザインが好きになれないんですね。
とまれ、そんなこんなも今となっては全てが愉しみの一つになるようで...想えば、フィルム及びカメラに関しては「昭和」で決まりで、「令和」は無論「平成」もほとんどないような世界なんだと。
f5.6 Auto FUJICOLOR100記録用