![](https://cdn-nfm.nikkeibp.co.jp/atcl/column/21/00001/00059/2408index.jpg?__scale=w:200,h:267&_sh=0ad0290c70)
7月上旬、JR渋谷駅近くではオフィスと商業施設の複合ビル「渋谷アクシュ」が開業しました。メインテナントは、人材サービスの「ビズリーチ」を傘下に持つビジョナル。そのほか、空き家再生のジェクトワン、資産運用コンサルティングの大和財託などの入居が決まっており、オフィスは満床での竣工。渋谷エリアの需要の強さを示しました。
企業の出社回帰などを背景に、オフィス賃料にも上昇の動きが出ています。日経不動産マーケット情報2024年8月号のオフィスビル成約賃料調査では、渋谷をはじめとする6つのエリアで上昇トレンドを示しました。四半期ごとに実施しているこの調査で、上昇トレンドのエリアが出るのは実に4年ぶりです。全エリアの成約水準データは、ウェブサイトでもご覧になれます。
2024年8月号には、2024年上半期(1月~6月)の「売買事例分析」も掲載しています。1月~3月の売買高は、四半期の数字ではこの10年来の最高額。REITの資産入れ替えや事業会社による資産売却、再開発に伴う土地取引などが押し上げました。4月~6月はその反動もあってやや低調なものの、ホテルや住宅ポートフォリオなどの取引が下支えしています。記事では、話題の大型取引のほか、オフィスビルの推定利回りなどを載せています。市場動向を把握する材料としてご一読ください。
このほか、東京都心の大規模オフィスビル開発計画については、6月10日発行のCD-ROM「これからできる大規模オフィスビル調査データ2024」で販売中。2002年の創刊以来の取引データは「ディールサーチ」に収録しています。また、東京都心のオフィスビル約3000棟のテナント情報については「オフィスビルデータベース」で提供しています。併せての利用をご検討ください。