
仏LVMHグループとみられる法人が5月に取得した東京・銀座のアバクロ旗艦店。本誌の取材による推定取引価格は400億円超で、単純に土地1坪あたりに換算すると5億5700万円を上回ります。この価格については、相場とかけ離れた特異な額との見方が大半ですが、銀座の物件価格は高騰を続けており、その取引は常に不動産関係者の耳目を集めています。
日経不動産マーケット情報2024年11月号の特集では、最近1年間の銀座エリアの取引や開発の動向をお伝えしています。直近では丸源ビルをはじめとする築古ビルの売買が目立ち、ホテル開発の動きも活発化。今後、銀座の街がどう変わっていくのか。ぜひ誌面でご確認ください。
売買レポートでは、上記のアバクロ旗艦店の取引を筆頭に、旧ジャニーズ事務所本社ビル、海浜幕張のワールドビジネスガーデンなどの大型取引を収録。これらを含む取引事例119件を一覧表にまとめています。
このほか、不動産投資商品「みんなで大家さん」をめぐるトラブルも、3号連続で掲載。11月号では、本誌の独自調査で入手した成田プロジェクトの鑑定評価書の中身を詳報しています。運営元の依頼で作成された鑑定評価書の評価額は、最大で相場の100倍を超え、不動産鑑定業の信頼に関わるとの声も上がっています。やや専門的な内容ですが、記事は近日中に、本誌ウェブサイトでの無料一般公開も予定しています。
東京都心の大規模オフィスビル開発計画については、6月10日発行のCD-ROM「これからできる大規模オフィスビル調査データ2024」で販売中。 2002年の創刊以来の取引データは「ディールサーチ」で提供中。REITの運用実績データなども収録しています。また、東京都心のオフィスビル約3000棟のテナント情報については「オフィスビルデータベース」で提供しています。併せての利用をご検討ください。