仙台探訪記㊴
■晩翠草堂
仙台駅から青葉通りを西に1km程行ったところに、晩翠草(ばんすいそう)堂と言う古民家&庭園があります。
観光循環バス・るーぷるの停車駅でもあり、仙台の観光施設の1つとしての位置づけ。
近くには晩翠通りもあります。
晩翠と言うのは、仙台出身の英文学者・土井晩翠から来ています。
荒城の月の作詞家として知られており、その方の旧宅とのことです。
都市部の静寂で、ここだけ違った時間が流れているかのよう。
施設には、ボランティア?学芸員?の方がいて、土井晩翠のことを説明してくれます。
荒城の月と言えば、作曲家の滝廉太郎の曲として認識しており、土井晩翠は初耳でした。
晩翠通りは知っていましたが、人の名前から来ているとは知りません。
しかし、仙台市民なら土井晩翠を知らん人はいない有名人らしく。
一緒に言った彼女からも「え?知らんの?」ぐらいのリアクションでした。
ボランティアのおじさんの説明はその後も続き、土井晩翠と夏目漱石の関係などを熱心に語ってくれます。
ただ僕にそこまでの熱量はなく、正直そろそろ帰りたいと思い始めても、なかなか話が途切れません。
15分以上聞いたところで、「すいません、そろそろ・・・」と話を切って帰ってきました。
仙台市民として土井晩翠を覚えたことと、おじさんのマシンガントークのイメージが残りました。
■牛タン
牛タン専門店 司に行ってきました。
これまで牛タン屋は、何店舗か行ったことがあります。
全国展開している利休が最も有名でしょう。
それに比べて司は仙台市内に4店舗、ロサンゼルスに1店舗のみ。
しかし、「牛タンなら司が1番美味しい」との声はしばしば聞くので、満を持して訪れました。
定番の牛タン定食3枚6切を注文。
牛タンの価格も上昇しており2,332円の高級品です。
しかし、食べる価値がある。
一般的なペラペラの牛タンとは違い、厚切りジューシーで素晴らしい弾力。
ホロホロなった牛タンが入ったテールスープや麦飯も最高です。
まだ行っていない牛タン屋もあるので、仙台にいる間にあと2回ぐらいは行っておきたいです。
ちなみに、僕的に店舗間での牛タンの優劣はそこまで感じません。
この店が特に!ってのはなく、どこも同じくらい美味い。
なので1,500円前後で食べられる平日お得ランチがあるたんや善次郎が1番オススメですかね。
■パン
仙台のコッペパン専門店で柴田パンがあります。
ニュースで取り上げられていたり、駅ビルに催事出店していることもあって、仙台ではそこそこ有名なパン屋だと思います。
地下鉄で仙台駅から2駅の連坊(れんぼう)近くの店に行ってきました。
コッペパンの中に好きな具を挟んでもらうのですが、甘い系、惣菜系種類を多くて目移りしてしまいます。
迷った挙げ句、ずんだクリーム餅入り、あんマーガリン、照り焼きチキンを注文。
これは1000%ウマいやつ。
何と言うか、人の美味感覚をダイレクトに刺激してくるような味付け。
例えるなら、童顔・Fカップ・くびれのグラビアアイドルみたいで、興奮するに決まってるやんみたいな。
食べてる時の幸福感がハンパない。
■仙台駅
仙台市民になって数え切れないぐらい訪れている仙台駅。
そんなに行っているのに全然知らなかったのですが、駅の東西通路の5階にSKY GARDENなるスペースを見つけました。
そんなに広くはありませんが、ビルのオアシス的な感じ。
芝生があり、ちょっとした椅子とテーブルもあるのでコーヒーでも持って行って寛いでもいいかもしれません。
すぐには線路が通っているので電車を眺めることもできるし、仙台駅のビル群なども見えますね。
仙台生活も残り1年を切ったのですが、なるべく行き尽くしたいと思います。