年末彼女と過ごした
小樽旅行が終わり、僕は彼女を部屋へといざなった。
12月30日のことである。
鍵を開けて、一緒に部屋の中に入る。
以前ならこらえきれずに、玄関先ですぐに迫っていた。
しかし僕は少し成長した。
余裕を見せたふりをして、触れることはせずにソファーまで行く。
座って一呼吸付く。
ここでとうとう堤防が決壊した。
まずそっとキスをする。
2度目は強く。
彼女も舌を絡ませてくる。
僕は後ろに回って、胸を揉んだ。
そして先端部分を弄ぶ。
それと前後して、彼女の息遣いが荒くなっていく。
次は体位を変えて、膝枕をしてもらう。
頭を撫でてもらい優しい声を掛けてくれる。
緑のスカートに顔を押し付ける。
膝丈のスカートの中には、黒のストッキング。
僕はスカートの中のユートピアに顔を突っ込んだ。
彼女からは「キャー」という声。
僕はお構いなしに、心ゆくまで楽園内の探索を楽しんだ。
このまま行くところまで行きたかったが、時間はたっぷりある。
一時中断して、テレビを見ながら、お土産に買ったお菓子を食べる。
その次はお風呂。
風呂場が狭いので、別々に入ることになった。
まずは僕から。
服を脱いで、これ見よがしに地面と垂直になるぐらいまで反り立ったモノを見せつける。
彼女がそれにぱくついてきた。
半透明の粘り気のある液体を舐めながら、レロレロしてもらう。
お互いにシャワーをして、夜10時。
とうとう2人で布団の中に潜り込んだ。
明るいのが嫌だと言う彼女。
手元の電球にタオルを巻いて、ガムテープで止める。
絶妙の暗さになった。
服を剥ぎ取ると、ピンクの下着が顕になった。
ぎこちない手付きで、それも取り外し、授乳タイムが始まった。
もうずっとこうしていたい。
今度は攻守交代。
僕が全部脱がされて、手と口で刺激してくる。
時に優しく、時に激しく、小気味良い捌きで、興奮が高まってくる。
どれぐらいそうしていただろう。
阿吽の呼吸で最後のステップへ行く時だと認識した。
隠しておいた袋を破って装着する。
上に乗って、蜜壺へと入っていく。
分け入っていく最中に彼女は絶叫した。
僕は集中して、腰を前後に振る。
しかし今回も、成功することは出来なかった。
惜しいこともなく、頂までには随分距離がある。
1合目ぐらいで、正直達成できる気がしないが・・・
それでも彼女は、優しくよしよししてくれた。
電気を消して、シングルの布団の中、2人で生まれたままの姿で眠りにつく。
布団の中は狭いが、最高に暖かかった。
33年間何もなく、職もなくなった僕。
ところが年末に横に女性。
1年前からだと信じられない現実を過ごしている。
その幸福感、戸惑い、充実感、違和感・・・
様々な感情が渦巻いて、結局僕はほとんど眠ることが出来なかった。
朝2人でソファーに並び、一緒にパンを食べる。
最後に毛布にくるまってモゾモゾして、とうとう出発の時間。
彼女は着替えて、髪を整え、化粧をする。
僕が独占していた1匹のメスから、社会人の女性への次第に戻っていく。
僕は1人哀愁を感じながら、一緒に新千歳行きのバス停へと向かった。
来年の再会を約束して、彼女はバスへと乗り込んだ。
4月に彼女と出会い、約半月で交際へと発展。
5月・6月・10月に会い、年末まで会った。
これまで完全停止していた恋愛が一気に動き出した、激動の信じられない1年だった。
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