在職時に絶対言わないようにしていた一言
まだ仕事をしていた時のこと。
日曜日に休日出勤で宮崎に出張に行き、かなり夜が遅くなりました。
備品を持っていたので、夜11時に事務所へ戻り、家に帰ったら0時近く。
それでも明日は普通に出勤。
日曜日の夜11時に誰もいない暗い事務所へ行って、次の日も9時前には出勤。
僕は何をやってんだろ・・・という気持ちになりました。
その話を先輩(40代前半)にしたところ、「いやいや、仕事だから」とあっさり言われました。
在職時、この言葉をよく聞きました。
辛い仕事、理不尽な仕事をやっている(やらされている)人が、言っていたように思います。
僕はこの「仕事だから」、「仕事ですから」という言葉が大嫌いで、絶対に言わないようにしていました。
これを言ったらおしまいだ、という感覚がありました。
言ってる本人たちは、大変な状況でもグッと我慢して、粛々と仕事をするカッコよさを感じているのかもしれません。
でもこの美徳は、大変危険!
過労死、パワハラ、サービス残業・・・
様々な労働問題が、話題になっています。
社会全体、経営者、上司にも問題があるんでしょうが。
僕は、「仕事だから」で疑問を持たずに納得しようとする本人の姿勢にも大きな原因があると思っています。
下手な物分りのよさというか、下手なやせ我慢というか。
完全にリミッターがバグっています。
断ることができずに、どんどんストレス、不満、疲れをどんどん溜め込んでしまい、それでも何も言わない。
そしてある日限界を迎えて、とうとう爆発。
マジの病気になってしまったり、「パワハラされている」「有休や残業申請ができない雰囲気になっている」とか突然言い出す。
もちろん我慢することは必要。
ただもう少し早い段階で、自分の感情に正直になって、嫌なものは嫌、無理なものは無理と言っていれば・・・
そしたらここまでの大事にならずに、本人も上司も会社も不幸にはならなかったケースが多々あるでしょう。
こんなこと、「仕事だから」がカッコいいと思っている人に言っても、分かってもらえません。
バカにされるか、説教されるか、最悪洗脳されるかもしれません。
我々にできることは、そうした危険思想の持ち主とは距離を置くことです。
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