専門バカ
先日のドラフト会議の日。
会社で、「清宮くんは、どこのチームに行くんですかね?」とある女性社員から話を振られました。
僕は清宮が気になるのは当然、JR東日本の田嶋と履正社の安田にも注目していて、清宮を回避して、彼らを高確率or1本釣りするのが賢い選択だと思っていました。
特に戦力の劣る下位のチームは。
よって清宮に加えて、上記のような見解を話しました。
すると、タジマ?リセイシャ?ヤスダ?みたいな反応でした。
その方は、野球好きで他の人とよく野球の話をしていますし、球場にも行っているみたいです。
さらに清宮くんの話を振るぐらいですから、ドラフトにも注目しているのでしょう。
にも関わらず、田嶋や安田みたいな注目選手、履正社という高校野球の超名門校も知りません。
この例にあるように、僕はしばしば、多くの人の興味あるモノへの知識の浅さに驚かされることがあります。
野球が好きとか言っているのに、そんなことも知らないのか・・・
しかし、決してその人はバカで薄っぺらな人ではありません。
職場でお客さんから電話がかかってくると、資料を確認することもなく正確な知識をスムーズに答えています。
複雑な状況でも、理路整然と対応。
業務の制度変更なども、完璧に把握しています。
さらに、業界全体のこと、会社内部の様々な事情にも精通。
僕が、シドロモドロしているのとは雲泥の差です。
特定の分野だけは異常に詳しいのに、その他は何も知らない人のことを専門バカと言います。
典型例としては、研究者が専門分野以外のことは何も知らないみたいなイメージですが。
僕からしたら、会社の同僚の多くが専門バカです。
僕が好きな野球のことはもちろん、大して詳しくもない政治や経済についても、ニュースをちょっと見ていれば分かるようなことでもみんな知りません。
少し話をすると、すげー詳しい人みたいな扱いを受けます。
その他、芸能人のことや一般常識的なことも、僕は相当詳しいみたい。
この状況からして、多くの人が専門バカと言うわけではなく、僕が業務知識を知らなすぎで、余計なことを知りすぎなんでしょう。
結構なデキる人でもない限りは、求められる業務知識を頭に入れるともう他の知識を入れる余裕なんてないのかもしれません。
正社員で普通に働いていくということは、それほど業務知識を限界まで詰め込む必要があるってことでしょうか。
確かに、仕事の資料を家に持ち帰って読んでいる人もいるみたいです。
僕には、とてもそんな真似できません。
家で仕事の資料なんて絶対に読みたくないというか、読めません。
仕事以外にも、色々なことを知って楽しみたいと思います。
専門バカになんて、なりたくないし、なれないし。
逆立ちしたって、普通に働いていくのは無理そうですね。
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