ギャンブルと投資の違い
NISAが始まって1年半が経ちますが、口座の保有率は20%そこそこだそうです。
(参考)http://moneyzine.jp/article/detail/213503
投資の話が出たときに「でも損することもあるんでしょ?だから怖くて嫌」という意見をよく聞きます。
一般的に投資のイメージって、ギャンブルとさほど変わらないのかもしれません。
儲かることもあるけど、損するかもしれない。
だから嫌。
そもそも余裕資金がないって人もいるでしょうが、上記が投資を敬遠する理由の1つでしょう。
確かに、投資は宝くじ、競馬、競艇と同じように損する可能性はあります。
長期分散投資をしても、当然元本割れするリスクは否定しません。
しかし、もう1歩踏み込んで期待値を考えてほしいと思います。
期待値とは、ギャンブルで言うと、掛け金に対して回収できる見込みの金額のこと。
例えば、100円で宝くじを買ったとすると、期待値は50円以下。
競馬でも75円くらいでしょう。
一方で、世界の人口増加と資本主義の発展によって、世界中の株に分散投資した場合の期待値は、元本を超えることが確からしいと僕は考えています。
ギャンブルの期待値は元本を下回ることが確実ですが、投資のそれは元本を上回ると考えることができる。
この期待値の差こそが、僕がギャンブルはしないけど、投資はする理由。
期待値は、高校1年生の数学ⅠAで習う(僕が高校生の時は)のですが、高校生なんてロクに勉強をしていません。
大学進学を希望する人でも、私立文系を受験する人は受験科目に数学がありません。
だから、期待値の基本的な考え方を理解していない人が多いと思うのです。
損をする可能性だけに注目すれば、投資もギャンブルも同じ。
しかし、期待値を考えれば、そこには全く違う世界が広がっています。
ただ、多くの人は期待値の概念がないため、可能性だけを見て、同列に考える。
さすがに高校受験の時は、多少なりは勉強するでしょう。
期待値を中学の必須科目して、各人が適切なリスク把握できるようになることが望ましいと思っています。
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