読書感想文(『逆転の仕事論』堀江 貴文)
先週、読みたかった以下の本を買って読んでみました。
イノベータ-8人が、仕事論を述べて、それに関して堀江さんがコメントするタイプの本。
どの方も、試行錯誤しながら、自分の本当に好きなことをされていました。
こんな世の中との関わり方、素敵です!
その中でも、僕が特に感銘を受けたのは、何かと話題になった岡田斗司夫さんの以下の部分。
どうして世の一般人は、常識や倫理を大事にしたがるんでしょうか。江戸時代ぐらいに出来上がった、貧しい民衆のための相互ルールだったと思うんですけど、そのせいでどれだけの人が苦しんだか。
(中略)
道徳というものは時代の流れと共に、迷信になります。特に近年はネットの発達で、迷信化のスピードが上がっている。かつての道徳、常識や倫理観は、人がより良く生きていくための足枷になっています。
道徳は、時代の流れと共に迷信になる。
目から鱗の言葉でした。
道徳というか常識というか、そういう社会の雰囲気みたいなものが、世の中を覆っていると感じます。
例えば、
周りの人とは仲良くして、
仕事を頑張って、
適度に遊び、
結婚して、
子どもを作って、
家を買って、
また仕事を頑張る
みたいな。
もちろん、僕たちの先輩たちの多数派で、幸せなことを経験してきたかもしれません。
でも、時代は変わっています。
そんな生き方なんて、頑張っても一部の人しかできません。
会社だけを頼って仕事を頑張ったり、長期の住宅ローンを組むなんて、相当リスキーです。
そんな時代なのに、旧来の価値観はそのままで、何となくそれが幸せなんだみたいな雰囲気。
それに縛られて、大して能力のない人が挑戦してもうまくいかないし、辛いだけ。
岡田さんのいう足枷になっています。
僕は、仕事でボロボロになりました。
その結果、常識を疑うこと、レールから外れることを認識しました。
当時は辛かったし、うつにもなりかけましたが、今ではよかったと思っています。
僕の場合は、ブログやTwitterで今を楽しみながら、節約と投資に励み、37歳でのセミリタイアを目指すという目標にたどり着きました。
常識なんて全くあてにならないものと意識して、徹底的に自分に向き合って、生き方を探るのがいいと思います。
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