読書感想文(『学校では教えてくれないお金の授業』 山崎 元)
ゴールデンウイーク中に、図書館で借りて以下の本を読みました。
僕は、山崎さんのファンなので著書はかなり読んできました。
どの本にも共通の部分があり、復習的な意味もあります。
しかし、毎回毎回新たに気づかされる部分もあって、大変勉強になります。
今回、心に残ったのは以下の点です。
私たち現代人が「幸せ」を感じるためには、健康、知識、人間関係、さらに経済力のそれぞれが必要なのでしょう。
健康に問題があったり、無知であること、あるいは友達がいないこと(あるいは、モテないこと)をお金で解決するのは、不可能な場合がありますし、それが可能だとしても、多くの場合、ひどく高くつくケースがあります。
経済力も含めて、幸せに関わる主な要素は、1つが完全に欠けると、A×B×C×D×・・・の掛け算の結果がゼロになるような要領で、幸福感をゼロにしてしまう影響力があります。
生身の人間の人生には、バランスが必要です。「お金は幸せに関わる要素の1つである。ただし、それ以上でもそれ以下でもない」ということを、感覚として身につけることが、お金との理想的な付き合い方につながるのではないでしょうか。
特に、「お金は幸せに関わる要素の1つ」という部分が重要です。
僕は、早期セミリタイアという人生の目標のために、四六時中お金のことを考えています。
反面、人間関係や仕事は軽視しているというか、諦め、逃げの姿勢を取っています。
今回のこの言葉は、よく胸に刻んでおかないといけません。
僕がなぜ早期セミリタイアしたいかと言えば、それが幸せだと思うから。
仕事の苦手な僕が、常に劣等感を抱えながら、会社で闘っていくのは本当に辛い。
また、単純に毎日決まった時間に起きて、能力以上のことを求められ、ストレスを感じる会社から逃げたいってのもあります。
そしてセミリタイア自体が目的なのではなく、幸せになるためにセミリタイアが必要だと思っており、そのためにお金を必死で貯めているのです。
あくまでお金の貯めるのは、幸せを掴むためのアプローチ方法であり、絶対に正しい方法だとは思っていけません。
そして、山崎さんの主張では、
健康×知識×人間関係×経済力=幸せの総量
とのこと。
現状僕は、経済力にかなり重きを置いており、知識や人間関係が疎かになっています。
自分の能力で、10ポイント得られるとして、
1つのことに偏って、9×1だと9にしかなりません。
しかし、5×5だと25になります。
もっと言うと、仮に全体が8ポイントでも4×4なら16。
配分次第では、能力の無さを補うことができます。
山崎さんのいうバランスとは、そういうことなのでしょう。
僕は普段からブログで、ダメサラリーマン、コミュ障などと連呼しています。
確かに、人と同じようにやっているつもりでも、仕事はダメだし、飲み会では変な空気になるので、これは事実です。
しかし、苦手だから諦めて1のままだと、他のことをいくら頑張っても、幸せの相乗効果が得られません。
ダメサラリーマン、コミュ障と自分を慰めていても、いいことなんかありません。
だから、苦手な分野についても少しずつ挑戦していこうと思う。
合コンにだって行くし、仕事だって何か楽しみを見つけるように努力しないといけない。
正直経済力は結構いいかんじなので、苦手分野さえ少しでも向上すれば、一気に幸せの総量が上がるんじゃないかと、ワクワクしています。
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