「二兎を追うものは一兎をも得ず」の解釈
「二兎を追うものは一兎をも得ず」っていうことわざご存知ですよね?
2つを追っていると中途半端になり、結局どっちも手に入れることができない。
なので、1つに集中して頑張りなさい!
という解釈です。
しかし、医師で作家の故渡辺淳一は以下のように言いました。
渡辺さんの解釈では、兎を得られなかったのは、2兎も追っていたからではなく、2兎しか追っていなかったからです。二兎を追うものは一兎をも得ず。というのは、二兎しか追わないから駄目なんだ。四兎も五兎も追わなきゃ!
これは恋愛について語ったことみたいですが、すべてに当てはまります。
社会人になって多くの人の目標は、仕事を頑張り、幸せな家庭を作ること。
会社の飲み会に行っても、話題の大部分がこの2つで占められている。
仕事を頑張り成果を上げ、出世して安定した給与を得る。
そして、素敵な人と結婚して、子どもを作り、車を買い、郊外に一戸建てを建てる。
仕事中は仕事に、プライベートでは素敵な家庭を作るという各1兎を追いかけることに集中しています。
でも、厳しい時代にあってこれで成功できる人は、そう多くありません。
仕事はみんな頑張るので競争が激しいし、自由恋愛の時代においてはイケメン、チャラ男、できる男が美女を全部もっていく。
少なくても、社会不適用者にはかなり難しい。
僕も、仕事で失敗し、コミュ障・ブサイクなので女性とデートもしたことがありません。
このままだと、何も得られなくて、最悪で超つまらない人生。
生きている価値がないと言ってもいいでしょう。
でも、節約、資産運用、ブログなど上手くいっているものも出てきました。
資産は増え、ブログでは言いたいことを言って、多くの人と交流できています。
これは、さまざまなことに手を出してきた結果。
もちろん失敗したことも多い。
韓国語はリスニングが全然ダメで諦め気味だし、パソコン能力も一向に上達しない。
持久走のタイムも伸びないし、筋トレも壁にぶち当たっています。
僕は、バカで不器用でヘタレなので、上手くいくことは少ない。
そんな人こそ、1兎を追うのではなく、とにかく多くの兎を追っていくほうがいい。
そんだけ追っていれば、自分に合ったモノも少しは見つかって、人生の楽しみを得られるかもしれない。
まさに「下手な鉄砲数打ちゃ、当たる」的な考え。
だから、僕はこれからも興味を持ったことには、どんどん挑戦していこうと思います。
その好奇心やチャレンジ精神、フットワークの軽さは失わずにいきたい!
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