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HOME   »   日本解体阻止  »  再び踏み絵を踏まされる前原、長島、細野、そして危険な野田
       
前原誠司、長島昭久、野田佳彦、細野豪志は、野党再編でも「排除」しなければならない。
彼らは「傀儡」であり、覚悟のない議員は有害物質である。
彼らには自民党に行っていただきましょう。
もはや、野党の数合わせは必要ない。
国民が、野党の正論を受けて、それを広げていくことの方が波及効果は大きい。
公明党はクズの吹き溜まりということでよし。維新は間もなく消滅する。


「人(の)間」から「サル」に退行的進化する日本人

今度の選挙で、もっとも印象的な光景は、ある大学生が歩道橋の上で安倍の街頭演説を聴きながら、コンビニ弁当を食べていたシーンだった。

テレビ報道の記者が、この男子大学生にインタビューすると、彼はこう答えた。
「北朝鮮から日本を守ってくれるのは安倍さんしかいない」と・・・

このシーンを見たとき、私は、この国が完全に終わったと悟った。
同時に、「70年戦争周期説」が頭をよぎった。

まさに、ピーター・ドラッカーの「すでに起こっている未来」を見たような思いだ。

安倍政権の支持層は、驚いたことに20歳代、30歳代だ。
そして、40歳代は、我が子は戦場に行くことなど「ありえない」と信じ込んでいる。特に男親がそうだ。

戦争とは、いくら政治家が防ごうとしても、それをやりたい人間が引き起こすものだ。
戦争体験を持つ歴史の生き証人がことごとくこの世を去ったときに、「彼ら」は再び戦争を起こす。

学歴詐称の安倍晋三が、新卒で入った神戸製鋼所で品質検査データの改ざん問題が発覚した。
安倍晋三という男の不義・不正を象徴するような事件だ。

日銀が、さっそく神戸製鋼所の社債を引き受けて倒産リスクを引き受けたか。
安倍ジョンイル様がお勤めなされた会社を上場廃止にできないからね。

凄まじいモラルハザードだ。こんな国が、まだあったのか。

神戸製鋼所の暗部は、まだ氷山の一角も見えていない。
これから、核心部分が晒される。悪材料出尽くしまでは、まだ1年近くかかりそうだ。

その男が、いよいよ国民を無駄死にさせようとしているのだ。
そのとき、このひ弱な大学生では、戦場で使い物にならないから、結局、律儀に働いてきた若者が犠牲になる。

この大学生は、石破茂の「徴兵制発言・軍法会議発言」に始まって、他の自民党議員も、「国民に主権があること自体がおかしい」と憲法に明確に違反する発言を繰り返したことを知らないのだろうか。

石破茂はまた、「安心な原発をつくることは日本の責務だ」と言っていた男だ。
安心は個人の問題。安全は客観的。

この男は、2012年12月、民主党から政権を奪還した時、高揚感からか、自民党の議員の中で、もっともとんでもないことを言っていた狂人である。

ところが、この国の人々の間では、すでになかったことになっているのだ。
石破茂は、気配を消す隠遁の術を心得ているのかも知れない。

彼は、「基本的人権の縮小」を主張し、その上、「天皇陛下の皇軍に参加しないのは非国民だ」とでも言い出しかねない安倍政権の狂気に賛成票を投じるべきだ、と言うのだ。

何より、「森友・加計学園疑獄」が解明されることによって逮捕を免れたいという一心で解散に踏み切ったことは世界中に知れ渡っている。

しかし、それでも「自民党なら、なんとかしてくれる」と考えている有権者が、少なくとも国民の20%強いたということだ。

とことん、凶悪犯罪ばかりを働いておきながら、「北朝鮮から日本を守る!」とのたまう政治家に人生を委ねようなどと、日本人はとうとう狂ったか、と言われても仕方がない。

実際に海外のメディアでは、そのように書かれている。

もう言っていることが支離滅裂、でたらめの嘘だらけ、違法、国際社会からも非難轟々・・・これで、「票だけは自民党へ」といったところで、ますます子供を持つお母さん方の嫌悪感は増すばかりだ。

しかし、その若いお母さん方も、「悪魔の祝祭」であるハロウィン・コンテストで一等賞を取ろうと、幼い我が子にこぞって化け物や幽霊の仮装をさせて喜んでいるのだから、まさしく「世も末」である。

日本の有権者は、白痴レベルをとっくに超えており、もはや「人」とさえ言えず、「サル」以下に成り下がってしまった。

どうも、こうしたお母さん方、おばさんたちは、進次郎が何を言っているのか理解できないようだ。

進次郎が、「年金の自主的返納」を言い、いよいよ「75歳年金支給開始計画」を実行に移す段取りに入っており、給食費も払えず、おなかをすかしている子供たちのために、こども保険の提唱まで言い出したところをみると、自公は本格的に「1億2千万人・完全奴隷化計画」に着手したということだ。

安倍晋三は、「消えた年金問題」について「最後のおひとりまで年金をお支払いします!」と言いながら、その後は完全にスッポカシ。さらには、年金指針で「精神障害者ら7.9万人、受給減額・停止」を具体的に検討するなど、社会的弱者に徹底した攻撃を加える冷酷な政権であることは明らかだ。

あなた方は、自分が正常だと思っているのだろうか。
というのは、あなた方は、進次郎が提唱する「75歳金支給開始計画」に異を唱えているからだ。

これが、国民の非難を焚き付けて、年金制度を自ら破壊しようという計画であると、なぜ気が付かないのだろう。
「サル」だからだ。

「75歳から支給」ということは、年金を破壊する、と言っていることと同じである。

つまり、不平不満どころの話ではなく、いよいよ生命さえ危うくなるかも、と国民を追い込んで、年金制度を諦めさせようという魂胆があるのである。

そして、国民の前には狭められた選択肢が提供され、「大増税か、ベーシック・インカムを選ぶか」二者択一を迫るのだ。
結局、「サル」たちは、ユニバーサル・ベーシック・インカムの導入を嬉々として受け入れるだろう。

その結果、30%の国民が廃人同様の完全思考欠如の「サル」と化し、30%が終末の予感におびえ、30%が経済的徴兵制の足音を聞くことになるだろう。

もちろんの残り10%の比較的経済的にゆとりのある人々も、いつ資産を没収されるのか戦々恐々として日々を送ることになる。
そして、それは時間の問題であると悟ることになる。

もっとも破壊力の大きな爆弾は、人口減少時限爆弾である。
どの国でも、人口減少が顕在化しつつある。

アメリカの年齢別人口分布は、それでも寸胴型に近いので未来がないとは言えない。

日本の場合、おそらく世界でもっとも深刻な事態に追い込まれるだろう。
それは、一度、失敗してしまうと二度と這い上がれない世界だ。

世界中の市場が縮小し、購買力が減少していくプロセスにいよいよ入る。

過剰な生産設備が設備投資を減らすと同時に、企業は、新しい市場として人工知能によるオートメーション化に活路を見出す他はなくなる。
それが、逆に労働者の首を絞めることになり、最終的には、必要な生産以外の仕事が消滅する。

仕事がなくなるのだ。

一攫千金を夢見てベンチャーを立ち上げようとしてもマーケットが創造されないという事態が起こる。

人生の起死回生の機会は奪われる。

それどころか、まるでカースト制度のように、持たざる者は、孫子の代にわたって貧困に苦しめられるようになる。

その結果、技術力のある国の国民は、海外に出て仕事をせざるを得なくなる。
そうでない国の国民は苦難を強いられる。

こうして国境と国籍の意味が希薄化していくのである。
国境とは、もはや、人々をますます貧困にする牢獄と化すのである。

必然的に、グローバリズムを受け入れざるを得なくなる。
それは、資源を持たず、技術力と高い教育がある日本のような国では、いっそう顕著に現れる。

人材派遣業はグローバルに拡大していくのである。

こうしたことを、日本の若者は気づいていない。
自分たちの世代だけは、何とか文化的な生活ができると思い込んでいる。

そうはならない。このことだけは確信できる。

廃人の後に待っているのはトランス・ヒューマニズムの“半身半霊”

今、世界は、唯物主義の無神論者たちによって支配されようとしている。

もっとも数百年前から、私たちは、すでに支配されているのだが、今度の「新しい支配」は、使いたくない言葉をもって表現するなら、「人類のパラダイムの大転換」だ。

人類が「別のもの」に退行的進化しようとしているのである。

人類は、そのプロセスを踏むために、いったんは「サル」に退行する必要がある。
人間が何の痛痒も感じられないほど鈍感にならなければ、「別のもの」に進化することはできないからである。それほど大きな痛みを伴うからである。

何かの宗教書の中で、「半神半霊」という言葉を見つけた。
ニューエイジに洗脳されて、とうとう頭がイカレてしまった人々が言っている、アセンショ~ンの末の昇華のことではない。

第一、アセンショ~ンなどは、ニューエイジが創りだした詐欺であり、存在しない。

それは、「トランス・ヒューマン」のことだ。

そう、去年の米大統領選のときに、ゾルタン・イシュトヴァン(Zoltan Istvan)という男が、自ら立ち上げた超零細政党「トランス・ヒューマニスト党(Transhumanist Party)」がそれだ。

グローバリストでフリーメーソンのミチオ・カクが、「わくわくする」と言っている人と機械の融合=“サイボーグ主義”のことである。

(明らかに少し頭がイカレテいる)イーロン・マスクが、「人類が人工知能に支配されないために、人間そのものに人工知能を埋め込まなければならない」と言っているアレだ。

レイ・カーツウァイルが言っているように、トランス・ヒューマニズムとは、(世界でもっとも有名な秘密結社の研究機関で進められている)「人間の機械化」のことであるが、それを推進しようとしている若者たちが、アメリカには大勢いるということである。

カーツウァイルが言っていることは、on got like transhumanizm だ。「トランス・ヒューマニズムのような神」。

注意しなければならないのは、「God」ではなく小文字の「god」であること。
それは、「神」ではなく、「サタン」を意味する言葉である。知識として知っておくことが大切だ。

だから、カーツウァイルは正直なのだ。
彼は、「未来の人類は、トランス・ヒューマニズム信仰、つまり、サタン信仰になっているだろう」と言っているのだから。

ゾルタン・イシュトヴァンは、民主党にも共和党にも属していない無神論者だ。

無神論者の言う「神」とは、テクノロジーのことである。
なぜなら、彼らは自然の一部ではなく、彼らこそがテクノロジーの力で地球を支配できる「神々である」と本気で考えているのだから・・・

だから、彼らの言う「半身半霊」の意味は、半分が機械で、心・魂、つまり「霊」は機械ということになる。

それは、下の動画が端的に説明しているように、「インテリジェンスを人間の脳に入れたり出したり自由自在にできる」ことを言う。

要するに、こういうことだ。(画像クリックで、ゾルタン・イシュトヴァン)

201710-13.jpg

すでに、人間の記憶を入れ替えるテクノロジーは完成している。
まるでメモリーカードを入れ替えするように、悲しい記憶を楽しい記憶にすり替えてしまえば、みんなハッピー!というわけだ。

それを、無神論者以外は、廃人同様の末期的症状という。

この考えの源泉は、グノーシス主義から来ている。
「神は間違ったものを創り続けた。であるから、この世界のすべては悪である。そうであるなら、我々がテクノロジーによって世界を善に創りかえるのだ」と言っているのである。

今、世界で実際に、もの凄いスピードで開発が進められているのが、このトランス・ヒューマニズムのコンセプトに沿ったテクノロジーである。
この世界こそが、「ツァイトガイスト」の世界であり、スライヴ (THRIVE)の世界である。

「スライブ」のような危険な動画を観るように勧めている日本人が多くいるが、「ツァイトガイスト」も「スライヴ (THRIVE)」も、出所は同じである。

これらの制作者は、「旧世界の支配的な秩序を破壊して、人間が幸福になるための新しい秩序を打ち立てよう!」と言っているが、その新しい秩序こそが、オバマの閣僚たちが公式の場で言っていた新世界秩序(ニュー・ワールド・オーダー)のことである。

こんなものを観るように勧めて、無辜の日本人を完全奴隷制度に引き込もうとしている日本人は完全に憑依されているのだ。

それは、ユニバーサル・ベーシック・インカム・・・まさにその世界である。

こうしたことは、ヨーロッパのメディアでは、まだ少ないが、アメリカの主流メディアは数年前から報じている。
SFではない。紛れもない事実であり、現在進行形で進められているのだ。

日本のメディアの検閲と自粛が効いているせいか、完全に「サル化」してしまった日本人に「機械との融合」といったところで意味が分からないかもしれない。

人を不安にして楽しもうという趣味は私にはない。だから今まで控え目に書いてきた。精神的に弱い日本人にとってはショックが大きすぎる。

小池百合子総理の芽など、最初からありえない

さて、以上の話を踏まえながら、この選挙の意味を知っておきたい。

どのテレビ局のニュース・バラエティーも、この選挙の争点が何なのか、いまだに明確にすることができない。

日本の主婦相手のニュース・バラエティーの司会者たちは、タレント内科医に、北朝鮮の核開発・核ミサイル問題の落としどころ訊いたり、福島地第一原発の廃炉問題に絡む放射線に関するコメントを求めたり、ついさっきまで裸同然の格好をしてグルメ番組に出ていたお笑い芸人に、野党の混乱を解説させようとしている。

いったい、スポンサーの顔色を窺って生涯を送る彼らが、何を知っており、どんな見解を持っているというのだ。

私には、井戸端会議のしゃべり場に集まって、互いの“無知比べ”にせいを出しながら、あるいは、互いの反知性を相憐れみながら、ささやかな暖を取っているだけの凡俗にしか見えない。

では、政治ジャーナリスト、経済評論家たちは、どうか。

もっと酷い。

テレビ番組のレギュラーコメンテーターたちの周囲には、死んだ知性から放たれる腐臭が漂っている。彼らは、すでに脳内ゾンビ状態だ。

では、有権者はどうだ。

こちらも、何十年もの間、完全思考停止状態にあるせいか、自立思考力が壊死して再生不能なまで腐敗が進んでいる。日本の有権者は、精神的にすでに死んでいるのだ。

これから、精神の大量死を迎える時代に、せめても、墓標をあてがわれるだけ幸運だと考えなければならない。

こうした人々が何を考えようとも、その思考の枠組みは、ワシントンD.C.のソフトパワーの牧柵の外に出ることがない以上、何一つ、本当のことなど分からない。

これが、米国の人々を乞食同然の貧困に陥れ、近づく「奴隷狩りの獲物」にしてしまう主な原因であるが、米国人よりもっと深刻なのは日本人の洗脳である。それは、やがて人々の命を奪うだろう。

肝心なことは、ドラッガーが言ったように、日本の政治家や有識者、国民が見ている現実は、すでに過去のものだということだ。彼らは過去しか見えない盲目状態に置かれている。実際には何も見えていない。

だから決論を言えば、今までのやり方を続けるなら、日本は恐らく消滅してしまうだろうということ。

このことについては、3.11原発事故の前から一貫して書き続けてきたが、どうも、ひとつずつ現実になっていく。

さて、そろそろ書き飽きてきたので、この選挙については、自分のメモ代わりに、ポイントと要点だけ抽出しておきたい。

1)
この選挙は、日本の憲政史上、はじめて「グローバリズム」と「反グローバリズム」が剥き出しにされた選挙である。

「グローバリズム」とは、一言で言えば「世界政府主義」のこと。

ここで注意しなければならないことは、「反グローバリズム」を、都合よく、国家主義とか、民族主義とか、国粋主義とか復古主義とかエキセントリック右翼とか、少し柔らかい表現であれば、ポピュリズムとか、勝手に解釈してはならない、ということ。シンプルな構造を複雑にしてしまうからだ。

10年以内に、右翼という言葉も左翼という言葉も、ほとんど使われなくなる時代が来るだろう。
むしろ、前述した「トランス・ヒューマン派」とか「シンギュラリティー派」とか、今までなかった言葉に置き換えられているだろう。

2)
有権者も論客も、「希望の党」が何者なのか、正体がつかめずにいる。

この選挙は、ありていに言えば、自民党内の保守本流を騙る清和政策研究会(旧・清和会)内部の異分子を排除するための選挙であった。

清和政策研究会(旧・清和会)は、売国政策によって政権を維持してきた似非(えせ)保守本流であるが、ワシントンD.C.のディープ・ステートにとっては、まだ利用価値があり、最後の搾りカスは残っている。

3)
自民党内の異分子とは、清和政策研究会(旧・清和会)の安倍晋三と彼の内閣である。

この選挙は、ワシントンD.C.のディープ・ステートが、安倍晋三という「狂人」にお引き取り願って、その代役を小池百合子に引き継がせようという選挙である。

もちろん、仕掛けたのは、ワシントンD.C.のディープ・ステートで、実行部隊は、日本側のカウンターパートである親CIAプロパガンダ機関である。

それは、都議選での小池圧勝というペテン地方選からスタートした。
CIAプロパガンダは、都議選での小池圧勝を国政での勝利に格上げしようと、果敢に、安倍晋三政権の体たらくをあげつらった。

それまでの安倍マンセー一色だった日本の新聞の論調は、手のひらを返したように、シンゾーを批判し始めた。
まるで、タブーが解かれたようだ。

4)
不思議なことは、小池百合子が6月1日に自民党に離党届を出していたにも関わらず、自民党は、これを受理せず「処分保留」のままにしたことだ。

若狭勝も同じで、小池より一日早い5月31日に離党届を出していた。

つまり、自民党の議員でありながら、安倍晋三政権に正面から反旗を翻した選挙だったということ。

両氏の離党届が受理されたのは、「都民ファーストの会」が圧勝した7月2日の翌日の7月3日だった。

しかし、離党届を受理しただけであって、自民党は小池百合子を除名処分にしていない。だから、いつでも自民党に復党できる。
今の「希望の党」の党首を続けていくとしてもだ。

こんなことがあり得るのか?

つまり、小池が自民党に戻ってきたくなれば、いつでも「ウェルカム」ということだ。

「希望の党」立ち上げのために、自民党とは完全に袂を分かつことになった小池だが、清和政策研究会(旧清和会)からは離脱していない。

あれだけ安倍・自民に対決姿勢を見せながら、自民党から除名もされず、自民党内の支配層である清和政策研究会(旧清和会)のメンバーのままなのだ。

それどころか、都議選でボロ負けしたにもかかわらず、安倍晋三は、改憲勢力に小池百合子を取り込もうとして、彼女にへりくだった態度さえ見せたのだ。

もう、なにをかいわんやだ。

5)
ワシントンD.C.のディープ・ステートに選ばれた小池百合子は、当初は、都知事の椅子を放り出して国選選挙に出る心づもりだった。

しかし、世論調査の結果は、70%以上の人々が、「石原慎太郎と同じように、また都政を放り出すのか」と小池国政選挙への出馬に明確に反対の意を示した。小池百合子の首班指名の線は消えた。

この間、若狭が「小池は今回、首相の座を見送るにしても次回は首相の座を狙う」と、うっかり口を滑らせてしまったから、都知事の身分のまま、「希望」代表を努めなければならなくなった。

そこで、ワシントンD.C.のディープ・ステートは、二つのシナリオを考えざるを得なくなった。

ひとつは、国内外のメディアを使って小池勝利のプロパガンダを展開し、一気に安倍の後釜として首相の座に就けた後、小池をコントロールしようということ。

もうひとつは、小池「希望」が失速した場合の別案。
このシナリオで、小池に与えらるミッションは、安倍おろし。彼女は、それも使い果してしまった。

希望の党の解体と野党再編で、再び「改憲」の踏み絵を踏まされる「希望・駆け込み組」

小池は、選挙後、「希望の党」の分裂が避けられないと悟って、「安倍政権打倒」を正面から叫ぶようになった。

これは、東京五輪で、ひと儲けを企んでいる森喜朗を除く清和政策研究会(旧清和会)の重鎮たちの合意である。
つまりは、ワシントンD.C.のディープ・ステートから与えられたミッションに違いない。

「安倍はダメだが、他の自民党の似非保守であれば誰が次期首相になっても良し」ということだ。

ワシントンD.C.のディープ・ステートの目的は、自衛隊の国軍化の後、米軍が主導する「世界政府軍」に組み込んでアジア版NATOを構築し、日米軍産複合体による軍事経済を興隆させることだから、見かけ上、日本国民の合意形成というプロセスが避けて通れない。

つまり、ワシントンD.C.は、憲法がいまだに何か理解できず、憲法解釈をゆがめてしまうバカでは、改憲はできないと諦めたのだ。

いずれにしても、安倍晋三の後釜を誰にしようか選別に入っているはずである。

前原誠司? それとも小沢一郎? なんと小池が口に出した公明党の山口那津男? 誰がなってもワシントンD.C.のディープ・ステートの路線は変更されない。

前原誠司、小沢一郎では、二人とも二大政党制を目指している国連中心主義のグローバリストだから、ワシントンD.C.のディープ・ステートにとっては、これほど都合の良い人選はないだろうが、すぐに国民の猛烈な批判が噴出して、再び野党の離合集散が繰り返されるだろう。

ぞっとする話だが、小池が言った公明党の山口那津男の線でさえ可能性があるのだ。
自民党と公明党は、統一教会と創価カルトの違いはあるものの、ルーツは同じだからだ。

ところで、小泉進次郎が「民進出身議員らが選挙後に再結集する動きがあることを批判」。
立憲民主党が軸になることだけは、なんとか回避したいようだ。

言っておくが、まともな日本人であれば、小泉進次郎が、どれほど狂気の男で危険な政治家に育っていくか見抜いているはずだ。

また、高村正彦も、「希望に行った民進の人は、ひどすぎでは」とぶつぶつ言っている。

立憲民主による野党立て直しに過敏に反応する二人。

前原、小池、長島らによる民進党の解体劇が、こんなにスムーズにいったのも、ワシントンD.C.のディープ・ステートの心強い支援があったればこそだ。
しかし、行った先で、今度は淘汰されようとしている。

さてさて、まとめると、安倍晋三一派も、小池百合子も、同じ清和政策研究会という仲間であるという点では、まったく同じなのである。

ただ、如才ない小池百合子は、安倍晋三だけは信用できないと、今後も安倍晋三と組むことはないだろう。
だから、小池は、ともに改憲に向かって突き進むことのできる自公の政治家を慎重に見定めている。

だから、政党はそれほど関係ないのだ。

あるのは、ワシントンD.C.のディープ・ステートに徹底的に奉仕する「日本のグローバリスト」か、そうでないかの違いしかない。

「グローバリズム」という軸に沿って各党の動きを見て行かないと、ジャーナリストや有権者のように混乱を来すことになるのである。

改憲反対、もしくは慎重派の民進党議員は、「希望の党」から公認をもらうために、それまでの政治信条をあっさりと捨て去り、選挙後は選挙後で、「希望の党」の不安定さに乗じて、再び民進党、あるいは立憲に合流しようとしても、やはり改憲がネックになる。

前原に引き連れられて民進党を離脱し、あわてて「希望の党」に合流した議員たちは、二度、三度、踏み絵を踏まされることになるのだ。

なんとも気の毒だ。
でも、ご愁傷さまと言いたい。

要するに、「基本的人権があること自体がおかしい」とか、「公務員による暴力(拷問)を否定しない」とか、特定秘密保護法も共謀罪も、安倍自民など、まったく関係なしに、ワシントンD.C.の意向であるということが、完全にばれてしまったということなのである。

140億持ち逃げで[小池-前原]連合を死守するドス黒い野望

この選挙で敗退した責任は、明らかに党首である小池にある。

彼女が政治家である以前に、まともな人間であれば、前原・民進党代表との共闘関係をリセットするはずだ。
失敗したのだから。

しかし、小池は、「創業者としての責任があるので続投する」と理解不能なことを言い出した。こうなると完全な独裁者だ。

一方の重大戦犯である前原誠司はといえば、誰もが、即刻、民進党代表を辞任すると思いきや、「おりを見て」と辞任の意向を匂わせたものの、その時期についは明言しなかった。

民進党は、前原ひとりが残って、140億円に及ぶ政党交付金等々のもろもろの資金を管理しているという形になっている。

前原が、「おりを見て」というのは、明らかに、140億円のうち、できる限り多くの資金を、どうやって小池「希望の党」に移すことができるか、その方法を模索し、それを実行するための時間が欲しい、と言っているのである。

つまり、前原は、民進党の分裂・破壊に成功した後は、あわよくば140億円まるまる持ち逃げする算段だったということ。
それも、最初から、その計画に沿って民進党を「希望」に合流させたということなのである。

明らかに「詐欺」である。立派に刑事訴訟に該当する事案である。

前原は、選挙戦敗北後の記者会見で信じられないことを言い放った。

民進党代表については、「おりを見て辞める」。
そして、国会での議員活動は、「希望の党の会派として活動する」と言ったのである。

彼は今でも民進党代表である。

すべての議員を引き連れて「希望」に合流させようとしたとき、前原は「民進党に戻って来る議員のために、私一人でも民進党に残っていようと思う」と言った。

その民進党代表の前原が、国会では、民進党の議員としてではなく、「希望の党の会派として行動する」と言ったのだ。

意味が分かるだろうか?

「私は、140億円が欲しいので民進党の議員として席を置いておくが、心は、すでに民進党の議員ではなく、希望の党の議員になっているので、希望の党の議員として活動する」と言っているのである。

そして、旧民進党議員だけからでなく、世間も、これが詐欺であることに気が付いた今、前原はとうとう来週、辞任する意向を示した。

[小池-前原]による、日本叩き売りは、すんでのところで阻止されそうだ。

前原は、昨日、都内の講演会で、「結局、うまくいかなかった」と言った。

さてさて、分かるだろうか。言葉のニュアンスは大事なのだ。彼は「最初から計画があった」と白状したのである。

小池百合子が、どんな非難を浴びても代表を降りない理由は、ワシントンD.C.から与えられた命令に従っているからである。これは、200%確実なことである。

この小池・前原の二人は、日本の自衛隊と軍事予算、そして、軍事産業までをもそっくりワシントンD.C.に差し出そうとしているのである。

希望の党支援者は事実を捻じ曲げて、「前原は、民進党から希望への合流を望んでいたすべての議員が公認を得られるように、懸命になって小池百合子を説得していた」と言っているが事実ではない。デタラメ。

二人の間の芝居で、最初からリベラル排除のための表向きのセレモニーに過ぎないのだ。

何を、どこからそんなデマを持ってきたのか。希望の党の支援者の白痴ぶりは、もう破滅的である。

日本の衆院選のごたごたを、海外から細かくウォッチしている閲覧者がいる。

その海外の閲覧者からもメールが来ているが、「日本最後になるかもしれないリベラルを徹底的に破壊して、そのうえ140億の税金を奪い取ろうという、えげつない事件だよ」と言ってきている。

そして、この手口は、ワシントンD.C.を乗っ取ってしまったディープ・ステートが古くから使っている「システム」なんだと、天才的な彼は言う。

言われるまでもなく、前原、小池コンビによる公金横領であり、憲法違反の重大犯罪であり、れっきとした詐欺事件である。
少なくとも、この闇が白日の下に晒されたとき、前原誠司の両手に手錠がかけられることもありうる事件である。

いつもそう思うのだが、日本国内の人々より、海外にいる人たちのほうが、ずっと冷静かつ客観的に日本の政界の動きを見ているのだ。
そして、ほとんどの場合、彼らの見立てが正しいことが分かるのである。

なぜ、日本人だけが、いつも間違うのか。
「好き、嫌い」の子供じみた情緒で判断しているうちは、世界から子ども扱いされ続けるだろうね。






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世界の歴史をカネで動かす男たち
W.クレオン・スクーセン(著)、太田龍(翻訳)

スノーデン、監視社会の恐怖を語る 独占インタビュー全記録
小笠原みどり(著)

タックスヘイブンの闇 世界の富は盗まれている!
ニコラス・シャクソン (著)

原爆と秘密結社 元米陸軍情報将校が解明した真相
デビッド・J・ディオニシ (著)、平和教育協会 (翻訳)
デジタル通貨と人工知能
そろそろ、人工知能の真実を話そう 
ジャン=ガブリエル ガナシア (著)

デジタル・ゴールド──ビットコイン、その知られざる物語
ナサニエル・ポッパー(著)

人工知能と21世紀の資本主義
─サイバー空間と新自由主義
本山美彦 (著)

1984年 (まんがで読破 MD100) 
ジョージ・オーウェル (著)
日銀の謎
円の支配者 - 誰が日本経済を崩壊させたのか
リチャード・A.ヴェルナー(著)

中央銀行が終わる日:ビットコイ
ンと通貨の未来
岩村 充(著)
反グローバリズム

エコノミック・ヒットマン
途上国を食い物にするアメリカ
ジョン パーキンス (著)


世界を不幸にしたグロー
バリズムの正体
ジョセフ・E. スティグリッツ (著),

放射能被曝から守る

放射線はなぜわかりにくいのか―放射線の健康への影響、わかっていること、わからないこと
名取 春彦(著)

放射性セシウムが人体に与
える医学的生物学的影響: チェルノブイリ・原発事故被曝の病理データ
ユーリ・バンダジェフスキー著

低線量内部被曝の脅威―原子原子炉周辺の健康破壊と疫学的立証
ジェイ・マーティン グールド(著) Jay Martin Gould(原著) 肥田 舜太郎(翻訳), 齋藤紀(翻訳), 戸田清 (翻訳), 竹野内真理(翻訳)

終りのない惨劇
ミシェル・フェルネクス著 竹内雅文(翻訳)
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