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前の記事、

ヨウ素131 - 子供を放射性物質から守ってください

の追記です。


情報を受け取る側が勝手な解釈をすることによって、二次被害を誘発する

こういった事態においては、正しい情報であっても、それを受け取る側の勝手な解釈によって、「流言蜚語」となってしまい、かえって、パニックを誘発する原因になってしまいます。

管理人は、様子を見るために、記事をいったん中断しました。
やはり、間違った解釈をする人たちが、大勢いるようです。

まず、事実をしっかり踏まえましょう。

15日、東京都、神奈川県(その他の県は不明)で、大気中に、わずかとはいえ、放射性物質ヨウ素とセシウムを検出しました。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031500613
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110316/kng11031613430000-n1.htm

このことについては、専門家たちも、テレビのニュースで言っていたことです。
つまり、わずかかもしれないものの、核分裂が起こった可能性がある、ということです。

そして、お名前は出しませんが、一昨日の深夜、ある国立大学の大学院の教授が、「放射性物質・ヨウ素131は赤ちゃん、小さな子供には、とても危険」と、再三、注意を促していました。

にも関わらず、ニュース・キャスターは、それを三度とも無視したのです。
そして、その教授は二度とテレビに出なくなりました。
理由は、いろいろ考えられるでしょう。邪推は慎みたいところですが、これは事実です。

そして、福島原発の複数の原子炉、特に3号炉は、非常に危険な状態です。今現在も、「綱渡り状態」です。
作業員たちが、電源の復旧に命をかけています。
しかし、明日、あさって、いつ電源が復旧するか確実な見通しはありません。

テレビで報道されていることは、すべて「希望的観測」に過ぎないのです。
人間は、余裕のあるときは、「必要以上」に心配します。
今は、その逆で、「必要以上に楽観視」しようとしています。余裕がない証拠です。

結局、事態は読めない … これが正確なところです。


自主避難を始めている人たちがいます

実は、管理人のところには、実際に、家族そろって、東京から関西に避難している、という方々からメールを頂戴しています。
それらの内容については、受け取り方によっては、必要以上に不安を引き出すことにもなり、また、情報提供者の安全も考慮して、ここではご紹介しません。

ただ、その中の一つだけは、ご紹介したいと思います。グループで、赤ちゃん、ちいさな子供さんたちを避難させている方たちです。

以下の内容は、100%善意からのもので、「もし、このまま福島原発が終息に向かった場合」、逆に心無い人たちからパッシングを受ける危険性があるので、匿名にします。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

原子力発電の関係ですが、現在非常に危険な状態になっています。
私の親戚には、原子力発電の研究者がおり、現在の状況の危険性について、説明を受けました。

最悪の状況になるかどうかは、まだわかりませんが、なると大変なことになります。
今のところ、事態は確実に悪化しているそうです。 (17日の時点です)

この状況を受け、一昨日から昨日にかけ、赤ちゃんや、小さな子供さんをお持ちの方で、避難を希望されるご両親のご要望に沿って、子供たちだけ関西方面に退避させ、昨日無事に戻ってきました。

赤ちゃんや幼児、子供は、大人に比べ300倍以上の被爆量を受けるそうです。

年齢が若くなるほど、その被害は深刻なため、そのリスク回避の保険も兼ね、大変急ではありますが、ここにご連絡させていただきます。

………

子供さんを避難させたいとご希望の方に対しては、……検討しています。
あくまで個人的な意見ですが、念のため、この3連休、退避できる人は、退避してみて、月曜に戻ってもいいのではとも思っています。
無論何もなければよいのですが、何かあった場合は(~省略)

新幹線には、そのような親子連れが沢山みられたそうです。

ここまで、書いて、何も起らない可能性も、もちろんあります。
ですので、あくまで全ては、個人の判断と責任でお願いいたします。


【万一の際のアドバイス】
研究者の関係者からのアドバイス・・・一部を転送します。
http://www.stop-hamaoka.com/ehon/ehon.htmlここに危険の意味をまとめてあります。詳しくは、放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策ご覧くださいね。

原発から半径100km以上離れている方は、家にこもって放射性物質をやり過ごすことをお勧めします。部屋の中に1週間程度こもっても大丈夫な物資調達をはじめ、外気が室内に入ってこない工夫として、窓や換気扇の目張りなどを始めましょう。

原発から半径100km程度にお住いの方は、避難先を探すことをお勧めします。親戚友人知人など頼れる先をあたって、最低1週間程度の避難生活を覚悟して荷造りを始めましょう。
放射能は距離より寧ろ、風向きが重要だそうです。

北からの風には充分注意してください。(東北以南の場合)



管理人:安全のため、残念ながら、以上については一切お答えできません。

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

その情報は誰が書いているのですか

風向きが何より重要であること、大気中の放射能濃度を知る方法、個人でやる対策、各国政府の退避の「目安」については、すでに書いてきましたので、お読みください。

苫米地氏は自身のブログで、「全く不必要な国民の恐怖を煽る情報の拡散はやめて欲しい」と呼びかけれています。
http://www.tomabechi.jp/archives/51239062.html

特に、福島から遠く離れた東京などでは、それほど危険はない、ということです。
もちろん、常識の範囲内で、みなさんはご存知でしょう。

ただ、肝心なことは、苫米地氏は専門家とは程遠く、付け焼刃の知識で書いているに過ぎません。


さらに、彼は重要なことを書いていないのです。

放射性ヨウ素131が、これから大きく育っていく赤ちゃん、小さな子供にとって、とでも危険であることを。

彼は、成人について、一般論を書いているのです。

彼なりの「善意」によって…。


この記事は、前の記事の続きです。
そのタイトルを、もう一度お読みください。

「ヨウ素131 - 子供を放射性物質から守ってください」

私は、大人の健康被害について書いているのではありません。

どうか、大人が安心したいがために、自分の都合のいいように解釈しないように。
その大人の身勝手が、ご自分の子供さんを危険に晒すかも知れないのですから。
福島原発次第ですが、万全を期すのも、選択の一つです。

この記事は、その選択をする際の手立てになれば、という意味で書いています。

後は、福島原発の推移を見守るのもよし、準備をするのもよし、ボランティアとして参加する用意をするもよし、人それぞれ、自由です。
どんなときでも自分で決めることです。

しかし、政府の対応は酷いものです。これは、いくらなんでも酷すぎる。
やはり、空き缶内閣です。彼は、やはり無能です。
管理人は、蓮舫の芝居がかった振る舞いに気分を悪くしています。



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