未来予報官、ジェラルド・セレンテは、毎年、この時期になると翌年の予測を出します。
彼の主宰するTrends Research International は有料サイトですが、この記事は、クライアント・サービスの一環としてネットで公開しているようです。
以下、日本語訳。
ジェラルド・セレンテの2012年の悲観的予測
Gerald Celente’s Dire Predictions For 2012
2011年12月21日 The Trends Journal by Gerald Celente
トレンズ・リサーチ・インターナショナルのジェラルド・セレンテは、不穏なことが起こる前に、それらについて予言することが決まりになっています。
彼は、2012年に起こるであろう、私たちが見たくないようなことを12個選んで、メールで知らせてくれました。
(ここからはセレンテの一人称で書かれてあります)
ひとつの大きなトレンドが、地平線上にぼんやり現われています。
それが打ち付けられるとき、世界中に衝撃を与えることになるだろうと予測しています。
それは誇張ではありません!
我々の調査では、政府の最高レベルで、このメガトレンドについて真剣に議論されていることが明らかとなったのです。
それは次のようなものです。
1)経済戒厳令(Economic Martial Law):
経済情勢、地政学的な条件から、中央銀行と世界政府(まだ表立って出てきていないが)は、しかるべき時に経済戒厳令を布く計画を持っています。
経済戒厳令の次の段階では、軍事戒厳令が布かれる可能性があります。
2)アメリカは戦場(Battlefield America):
大統領のペンの一筆で、国防権限法(the National Defense Authorization Act=NDAA)の最初のバージョンから、(不要な)文言が取り外され、大統領権限によって、大統領自身が裁判官、陪審員および死刑執行人として働くことができるように承認されてしまいました。
市民のみなさん!戦場「アメリカ」へようこそ!
国防権限法、あるいは国防認可法
3)「the Occtupy」の侵略(Invasion of the Occtupy):
15年前、ジェラルド・セレンテは、彼の書いた「Trends 2000」という本の中で、新千年紀の最初の頃に、ウォールストリートに対する抗議運動が牽引されるように起こり、国中に広がるだろう、と予言しています。
“Occupy”は、今、私たちです。それは、過去のものではないのです。
4)クライマックスの時(Climax Time):
カード会社は倒産し、2012年には、長年の鬱積によって、今にも暴発しそうになっている社会経済的・地政学的なトレンドの多くが頂点に達することでしょう。
そのトレンドのいくつかは、ビッグバンを伴って押し寄せるでしょう。
その他のことは、ビッグバンほどではないにしても、やはり押し寄せてきます。
これは、もはや必然です。
用意はいいですか?
次の世界は、どんなでしょう?
5)テクノクラートが後を引き継ぐ(Technocrat Takeover):
「民主主義は死んだ。テクノクラートが長らえますように!」。
イタリアとギリシャで立て続けに起こった2つの金融クーデターによって、選挙を経ずして二人の人物が国家元首として就任しました。
主流メディアのどこも、その固有名詞が示すものによる「国家と企業の合併」について取り上げていません。
その固有名詞は、ファシズム!
また、ある固有名詞が示すものによる「テクノクラート」についても触れていません。
その固有名詞は、バンカー(銀行家)!
テクノクラートが舵を取っている(世界を動かす実権を持っている)から、舵のない船(カオスの中に置かれた世界)が安全に導かれるというのでしょうか?
6)送り返せ!送り返せ!(Repatriate! Repatriate!):
世界をグローバリゼーションに売り渡すためには、小さいとはいっても、財政的、政治的に非常に強力なグループを必要としました。
そして、世界をグローバリゼーションに売り渡さないようにするには、社会的、有機的な連携を持った市民による大きな運動を必要としました。
“Repatriate! Repatriate!” は、多くの人々の創造的な本能を、多国籍企業の抑圧的な独占に立ち向かわせることになるでしょう。
7)妄想からの離脱(Secession Obsession):
政変の風は、チュニジアからロシアまでの間のどこにでも吹いています。
そこでは、以前には考えもしなかったような政治的選択肢が考えられており、そうした政治の新しい風が、開け放たれた窓から入ってきているのです。
それは、権力を根本から分散すること、インターネットを基本とした直接民主主義、離脱、そして国家の平和的な解散です。
新しい世界の「混乱」という可能性を示しながら。
8)避難所(Safe Havens):
切迫した経済・社会崩壊の兆候が、いよいよ明白になるとともに、新千年紀のサバイバリストの群集は、崩壊によって生じる混乱を、どうやって回避するか、その方法を捜し求めるようになるか、あるいは、すでにそうしていることでしょう。
それらの“オントレンド”は、すでに、ジェラルド・セレンテの3G、つまり「ゴールド、ガン、ゲイトウェイ(逃避)」計画を実行に移すべく、段取りを組んでいます。
9)ビッグ・ブラザー・インターネット:
次の年(2012年)は、インターネットの自由の「終りの始まり」の年になるでしょう。
政府と人々との間には、戦いが起こる。
政府は、インターネット・ユーザーに、ネット空間を“航行”するための運転免許証、あるいは健康証明書のようなものを提示するよう求めるので、そのための新しい認証技術に関する立法を提案するでしょう。
一般の人々にとって、それは、自由がどれくらい狭められるのか、また、政府のコントロールのレベルがどれほどかを示すことになるでしょう。
10)「直接民主主義」対「偽りの民主主義(Direct vs. Faux Democracy)」:
世界の隅々で、反抗的な民衆は、“代わり映えのしない政治“に辟易させられ、変化を求めていることを明らかにしました。
どの政府も、民主主義、独裁政治、君主制、社会主義、共産主義などの形式を取っています。
唯一、実行可能な解決策は、党人派の手から投票を取り返し、直接民主主義を打ち立てることです。
なぜスイスには、それができて、他の国にはできないのでしょう?
11)代替エネルギー2012(Alternative Energy 2012):
福島の雲の下でさえ、原子力の利用は、ウラニウムより著しく安全な燃料と、稼動コストや建設期間が低減・短縮された小型原子炉の導入によって、再び力を取り戻そうとしています。
(管理人:
これは、どういう意味でしょう。セレンテは、日本がこれだけの原発事故に見舞われても、小型原子炉の導入を検討している人々がいる、書いているのです)
さらに洗浄剤が新しく作れるのではないか、天然資源から蒸留抽出した(競争価格に基づいている)液体燃料ができるのではないかなどを調査・研究するプロジェクトが進行しています。
12)スタイルで外出する(Going Out in Style):
2012年以降の寒々とした世界では、“手頃な洗練さ”というコンセプトが、製品、流行、音楽、美術および娯楽といったすべてのレベルにおいて、直接吹き込まれることになるでしょう。
米国ビジネスは、賢明にも、それに気がついて、かつてのアメリカがそうであったように、旧時代の品質に対する眠っていたニーズを刺激するでしょう。
(以上、セレンテの2012年の12のトレンド)
--------------------------------------------------------------
ここから管理人:
セレンテが2008年に出していた未来予測、そして2011年の未来予測は、こちらの記事にあります。
ときに、暗示的な表現を使っていますが、解釈する人によって、いろいろな意味に取れるというものではありません。
また、明確なタイムラインは出していないものの、「2011年の中頃」というように期間を絞り込んだ表現をすることもあります。
そして、今になって検証できるのですが、大方は「的中」しています。
セレンテは、これを forecast(予報する)と言っていますが、これは紛れもなく「限りなく的中率の高い予言」です。
セレンテの情報筋には、グローバリストのアジェンダに詳しい、その筋の人間がいること確かでしょう。
そして、セレンテの表現を見て、どうもホロスコープなども使っているらしい、と思えてきます。
Occupy Wall Street!は、米国に広がっています。
(背後には、ジョージ・ソロスのようなグローバリストがいます)
これは学生などの若者が中心となって引き起こされたものです。
セレンテによれば、次は、中産階級による革命に発展することになっています。
そのときの掛け声は、
Repatriate! Repatriate!
なのでしょうか。
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彼の主宰するTrends Research International は有料サイトですが、この記事は、クライアント・サービスの一環としてネットで公開しているようです。
以下、日本語訳。
ジェラルド・セレンテの2012年の悲観的予測
Gerald Celente’s Dire Predictions For 2012
2011年12月21日 The Trends Journal by Gerald Celente
トレンズ・リサーチ・インターナショナルのジェラルド・セレンテは、不穏なことが起こる前に、それらについて予言することが決まりになっています。
彼は、2012年に起こるであろう、私たちが見たくないようなことを12個選んで、メールで知らせてくれました。
(ここからはセレンテの一人称で書かれてあります)
ひとつの大きなトレンドが、地平線上にぼんやり現われています。
それが打ち付けられるとき、世界中に衝撃を与えることになるだろうと予測しています。
それは誇張ではありません!
我々の調査では、政府の最高レベルで、このメガトレンドについて真剣に議論されていることが明らかとなったのです。
それは次のようなものです。
1)経済戒厳令(Economic Martial Law):
経済情勢、地政学的な条件から、中央銀行と世界政府(まだ表立って出てきていないが)は、しかるべき時に経済戒厳令を布く計画を持っています。
経済戒厳令の次の段階では、軍事戒厳令が布かれる可能性があります。
2)アメリカは戦場(Battlefield America):
大統領のペンの一筆で、国防権限法(the National Defense Authorization Act=NDAA)の最初のバージョンから、(不要な)文言が取り外され、大統領権限によって、大統領自身が裁判官、陪審員および死刑執行人として働くことができるように承認されてしまいました。
市民のみなさん!戦場「アメリカ」へようこそ!
国防権限法、あるいは国防認可法
国防権限法(the National Defense Authorization Act=NDAA)(「国防認可法」でも検索して調べてください)
「軍がテロ容疑者とみなす誰でもを、世界中のどこでも、罪状も裁判もなしで投獄する権利を軍に与える条項があります。同法案は事実上、軍が“戦場”とみなす定義を、世界中のどこでも、たとえ米国内であっても拡大するというものです」。
ソース:Democracy Now!
Authorization:「公認する、お墨付きを与える」という意味から、国防認可法、あるいは国防授権法とも訳す事ができます。
本サイトでは、より強い表現の国防権限法とします。
軍が、「ここは戦場だ」と認めてしまえば、わずかでも疑わしい行動をした人間はテロリスト(国家へ反逆する者)と決め付けられて、裁判も受けることもできず、そのまま拘留され、最悪は何年も何十年も強制収容所から出ることができないというもの。
軍に、そうした権限を授ける(そうした行為を好きにやってもいいよ、というお墨付きを)のに必要なことは、大統領のサインひとつです。
軍は「戦場」の定義を、拡大解釈していけば、その国は収容所国家になってしまいます。
その強制収容所として使われる施設のひとつが、FEMA収容所です。FEMA収容所は米国だけでなく、オーストラリアにもできているようです。
「軍がテロ容疑者とみなす誰でもを、世界中のどこでも、罪状も裁判もなしで投獄する権利を軍に与える条項があります。同法案は事実上、軍が“戦場”とみなす定義を、世界中のどこでも、たとえ米国内であっても拡大するというものです」。
ソース:Democracy Now!
Authorization:「公認する、お墨付きを与える」という意味から、国防認可法、あるいは国防授権法とも訳す事ができます。
本サイトでは、より強い表現の国防権限法とします。
軍が、「ここは戦場だ」と認めてしまえば、わずかでも疑わしい行動をした人間はテロリスト(国家へ反逆する者)と決め付けられて、裁判も受けることもできず、そのまま拘留され、最悪は何年も何十年も強制収容所から出ることができないというもの。
軍に、そうした権限を授ける(そうした行為を好きにやってもいいよ、というお墨付きを)のに必要なことは、大統領のサインひとつです。
軍は「戦場」の定義を、拡大解釈していけば、その国は収容所国家になってしまいます。
その強制収容所として使われる施設のひとつが、FEMA収容所です。FEMA収容所は米国だけでなく、オーストラリアにもできているようです。
3)「the Occtupy」の侵略(Invasion of the Occtupy):
15年前、ジェラルド・セレンテは、彼の書いた「Trends 2000」という本の中で、新千年紀の最初の頃に、ウォールストリートに対する抗議運動が牽引されるように起こり、国中に広がるだろう、と予言しています。
“Occupy”は、今、私たちです。それは、過去のものではないのです。
4)クライマックスの時(Climax Time):
カード会社は倒産し、2012年には、長年の鬱積によって、今にも暴発しそうになっている社会経済的・地政学的なトレンドの多くが頂点に達することでしょう。
そのトレンドのいくつかは、ビッグバンを伴って押し寄せるでしょう。
その他のことは、ビッグバンほどではないにしても、やはり押し寄せてきます。
これは、もはや必然です。
用意はいいですか?
次の世界は、どんなでしょう?
5)テクノクラートが後を引き継ぐ(Technocrat Takeover):
「民主主義は死んだ。テクノクラートが長らえますように!」。
イタリアとギリシャで立て続けに起こった2つの金融クーデターによって、選挙を経ずして二人の人物が国家元首として就任しました。
主流メディアのどこも、その固有名詞が示すものによる「国家と企業の合併」について取り上げていません。
その固有名詞は、ファシズム!
また、ある固有名詞が示すものによる「テクノクラート」についても触れていません。
その固有名詞は、バンカー(銀行家)!
テクノクラートが舵を取っている(世界を動かす実権を持っている)から、舵のない船(カオスの中に置かれた世界)が安全に導かれるというのでしょうか?
6)送り返せ!送り返せ!(Repatriate! Repatriate!):
世界をグローバリゼーションに売り渡すためには、小さいとはいっても、財政的、政治的に非常に強力なグループを必要としました。
そして、世界をグローバリゼーションに売り渡さないようにするには、社会的、有機的な連携を持った市民による大きな運動を必要としました。
“Repatriate! Repatriate!” は、多くの人々の創造的な本能を、多国籍企業の抑圧的な独占に立ち向かわせることになるでしょう。
7)妄想からの離脱(Secession Obsession):
政変の風は、チュニジアからロシアまでの間のどこにでも吹いています。
そこでは、以前には考えもしなかったような政治的選択肢が考えられており、そうした政治の新しい風が、開け放たれた窓から入ってきているのです。
それは、権力を根本から分散すること、インターネットを基本とした直接民主主義、離脱、そして国家の平和的な解散です。
新しい世界の「混乱」という可能性を示しながら。
8)避難所(Safe Havens):
切迫した経済・社会崩壊の兆候が、いよいよ明白になるとともに、新千年紀のサバイバリストの群集は、崩壊によって生じる混乱を、どうやって回避するか、その方法を捜し求めるようになるか、あるいは、すでにそうしていることでしょう。
それらの“オントレンド”は、すでに、ジェラルド・セレンテの3G、つまり「ゴールド、ガン、ゲイトウェイ(逃避)」計画を実行に移すべく、段取りを組んでいます。
9)ビッグ・ブラザー・インターネット:
次の年(2012年)は、インターネットの自由の「終りの始まり」の年になるでしょう。
政府と人々との間には、戦いが起こる。
政府は、インターネット・ユーザーに、ネット空間を“航行”するための運転免許証、あるいは健康証明書のようなものを提示するよう求めるので、そのための新しい認証技術に関する立法を提案するでしょう。
一般の人々にとって、それは、自由がどれくらい狭められるのか、また、政府のコントロールのレベルがどれほどかを示すことになるでしょう。
10)「直接民主主義」対「偽りの民主主義(Direct vs. Faux Democracy)」:
世界の隅々で、反抗的な民衆は、“代わり映えのしない政治“に辟易させられ、変化を求めていることを明らかにしました。
どの政府も、民主主義、独裁政治、君主制、社会主義、共産主義などの形式を取っています。
唯一、実行可能な解決策は、党人派の手から投票を取り返し、直接民主主義を打ち立てることです。
なぜスイスには、それができて、他の国にはできないのでしょう?
11)代替エネルギー2012(Alternative Energy 2012):
福島の雲の下でさえ、原子力の利用は、ウラニウムより著しく安全な燃料と、稼動コストや建設期間が低減・短縮された小型原子炉の導入によって、再び力を取り戻そうとしています。
(管理人:
これは、どういう意味でしょう。セレンテは、日本がこれだけの原発事故に見舞われても、小型原子炉の導入を検討している人々がいる、書いているのです)
さらに洗浄剤が新しく作れるのではないか、天然資源から蒸留抽出した(競争価格に基づいている)液体燃料ができるのではないかなどを調査・研究するプロジェクトが進行しています。
12)スタイルで外出する(Going Out in Style):
2012年以降の寒々とした世界では、“手頃な洗練さ”というコンセプトが、製品、流行、音楽、美術および娯楽といったすべてのレベルにおいて、直接吹き込まれることになるでしょう。
米国ビジネスは、賢明にも、それに気がついて、かつてのアメリカがそうであったように、旧時代の品質に対する眠っていたニーズを刺激するでしょう。
(以上、セレンテの2012年の12のトレンド)
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ここから管理人:
セレンテが2008年に出していた未来予測、そして2011年の未来予測は、こちらの記事にあります。
ときに、暗示的な表現を使っていますが、解釈する人によって、いろいろな意味に取れるというものではありません。
また、明確なタイムラインは出していないものの、「2011年の中頃」というように期間を絞り込んだ表現をすることもあります。
そして、今になって検証できるのですが、大方は「的中」しています。
セレンテは、これを forecast(予報する)と言っていますが、これは紛れもなく「限りなく的中率の高い予言」です。
セレンテの情報筋には、グローバリストのアジェンダに詳しい、その筋の人間がいること確かでしょう。
そして、セレンテの表現を見て、どうもホロスコープなども使っているらしい、と思えてきます。
Occupy Wall Street!は、米国に広がっています。
(背後には、ジョージ・ソロスのようなグローバリストがいます)
これは学生などの若者が中心となって引き起こされたものです。
セレンテによれば、次は、中産階級による革命に発展することになっています。
そのときの掛け声は、
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なのでしょうか。
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